老人の戯言

老人の経験、知識、見識も現在に貢献するものが多いのではないか。

システム的見地の欠如

2005-06-26 07:58:57 | Weblog
最近テレビなどで、国際情勢や日本の問題点を討論する番組が増えた事は好ましいが、何時も時間に追われ論点はすれ違い結論は出ず終わってしまう事の繰り返しである。
これは各自が自分の経験や置かれた立場からのみの発言に終始し、司会者もコメンテイターも見識不足の場合が多くリード仕切れないタレント上がりが多いからと思う。
昨晩もNHKで年金、少子化、外国労働者の移住の受け入れの可否等が話題になっていたが、お粗末その物である。
50年先に労働者が2千万人不足するから、2千万人移住するからで無く、現在の失業者5百万人近くも考慮し、1千万人は効率向上による自主努力、残りの5百万人は移住と言うようにしなければ、年金を貰えなくなるのも当然であり、女子の子育て年齢の従事者が40万人減っているのが問題とのデータも全体の失業者の数に比べれば10%にも満たない問題である。
小金持の老人には苦しみを分かつために、年金の辞退なども出たが、戦後苦労して今日を築き上げた老人が消費をしなくなれば、益々経済は不況に入り諸問題が大きく成る筈で、当面の為すべき事は小さな政府の実現による経費削減から始めなければ、誰も納得しないであろう。
欧米先進国のようにインフラが整備される前に日本の人口低下が始まったのが原因であるとの認識からスタートすべきである。
政府関係者が千人に2名しか削減が組合が強くて出来ないなどは持っての他で、民間なら20%以上削減しなければ減らした事にならないのである。国家が歳入の20倍近くの負債を負って、本当なら破産状況にあるのに認識の甘さは、これの負担を老人の財産が負債の倍くらいあるから何とか
なっている事を良く認識すべきである。
結論として全体像の把握無しに個別論議に終始する、勉強不足が折角の論争の場を不毛にしていりのである。また小泉首相自体がシステム的に考えを出さず、消費税導入なども論議の範囲で実施する気がないのも一因であろう。  juntaro

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2 コメント

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Unknown (Unknown)
2005-06-27 04:59:37
システム的なものの考え方は戦後一旦廃墟から日本が復興したときに、会社の組織やルールが未整備であり、当時営業でも,生産でも、技術でもお互いに枠を乗り越えて協力関係にあり、自然業際分野にも携わる事が出来たから、将来経営者として活動ができた。

現在の60歳前後の人は、高成長期に仕事をしたため、マニュアル通りに量をこなすのみで、原点に戻ってknow-whyを考えずに来たのが、国際化の進んだ今日通用しなくなり、分社をしても適当なリーダー不足で回帰現象すら起きている。政治の世界も同じ、二世,三世議員は苦労をした経験不足で、責任を果たせないのではないか。
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Unknown (Unknown)
2005-06-28 21:30:16
20年代年金のアンフェアーをやわらげる7つの提案について。

①20年代の負担を半分にせよとの事であるが、親の負担で社会に出て、これから恩返しするときに半分にするような事は親に対する甘えを払拭できないので反対。

②60-65才で収入のある人は年金併用で現在でも制約を受けている。この時代の人の活力に期待大なのに年金を負担せよとは問題。むしろこの間の年金額が少なくなお働いてもフルに貰えない制度を無くさねばならない。

③65才以上でも収入のある人は年金辞退せよとあるが、大いに消費して戴き景気を良くする方が波及効果大である。

④65-70才の年金を半額にせよとの事であるが、この年代が一番元気で消費も大、70過ぎては消費も減り、枕にお金を入れて寝ている事になりかねない。

⑤60-70才の就労機会を増大する事は賛成。

⑥相続財産を残すのは親に孝行した場合のみで、現在の風潮では財産を残す必要は無い。

⑦年金は3ヶ月以内に消費せよとの事であるが、前提として揺り篭まで国家が面倒をみる

保証が必要。

もっとシステム的に考えて提案する事を望む。
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