シャンテ サラのたわ言・戯れ言・ウンチクつれづれ記

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推定無罪と仮面の情事での悪女

2006年09月23日 | シネマ何だかんだ
写真上段は映画「推定無罪 」から〜左から DVD の表紙、スカッキ、ベデリア、フォード。 下段は映画「仮面の情事」から。
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「推定無罪 Presumed Innocent 」(1990年) は、パクラ Alan J. Pakula 監督/脚本、ピアソン脚本、トゥロー Scott Turow 原作、 ウィリアムズ John Williams /ウルフ Richard Wolf 音楽、フォード Harrison Ford 主演、その妻ベデリア Bonnie Bedelia、弁護士ジュリア Raul Julia、地方検事デネヒー Brian Dennehy、検事補スカッキ Greta Scacchi が共演したサスペンス映画。 予算 $20M、興収 $220M のヒット (何と予算の11倍)。
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推定無罪とは「何人も有罪と宣告されるまでは無罪と推定される (疑わしきは罰せず)」という立証責任の考え方に基づいた近代刑事法の基本原則である (Wikipedia)。
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映画の殆どは法廷でのやりとりとそれに関する場面なので、映画を観ただけでは解りづらいと想像しますが、原作は文庫本で2冊もあり、かなり冗長な感じがしないでもありません。 当然 脚本では大幅に省略して大筋だけを追いかけています。

フォード主演にしては (?) 活劇場面もなく、単調で退屈な法廷もの映画に華を添えるのが、同僚検事補が殺害される前の主人公とのラブシーンです (冒頭写真上左)。 主人公サビッチの妻役のベデリアよりも、同僚検事補スカッキの “妖艶な演技” が印象的でした。

DVD の表紙で使われるポスター写真は映画の中で記憶がないと思ったら、このシーンでは彼女は服を身に着けていないのですが、ポスターではなぜか服を着ています。 ポスター製作者もこの場面を気に入ったのですが、このままでは使えず “修正して服を着せた” のですね。
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「仮面の情事 Shattered 」(91年) も、ペーターゼン Wolfgang Petersen 監督/脚本、 ニーリー Richard Neely 原作、シルヴェストリ Alan Silvestri 音楽、ベレンジャー Tom Berenger 主演、スカッキ Greta Scacchi、ホスキンス Bob Hoskins が共演したサスペンス映画。
 
予算不明、興収 $12M (米のみ) の成績。 出来は良かったと思うのですが、ヒットしなかったのはベレンジャーとフォードの違いだけでしょうか? この主人公は謎解きをするだけで、ハラハラさせるシーンが少ないですから その違いもあると推測します。

「ダンは霧の山道を妻と運転中、崖下に転落 瀕死の重傷を負った。 無惨に潰れた顔は手術で元に戻ったが、失われた記憶は蘇らない。 ようやく退院したダンの前に立ちはだかる不可解な謎の数々 … 」(裏表紙から引用)。  原題 The Plastic Nightmare は、Plastic Surgery Nightmare (形成外科手術の悪夢) を略したものでしょう。

主人公ベレンジャーが妻のしかけを次々に暴いていくのですが、この映画でも、妻役スカッキの “悪女ぶり” がベレンジャーを食っていました … と、サスペンス映画での悪女スカッキを紹介したブログになりました。
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グレタ・スカッキ (Greta Scacchi 1960〜 ) は、イタリア出身の女優。 出生時の名前はグレタ・グラッコ (Greta Gracco)。 父親はイタリア人、母親はイギリス人。

イタリア・ミラノで生まれ、ロンドン、オーストラリアで育ち、18歳の時にロンドンの舞台に端役として出演しはじめる。 1982年にドイツ映画に出演。『熱砂の日』などのイギリス映画や『コカコーラ・キッド』といったオーストラリア映画に出演した後、ハリウッドに移った (Wikipedia)。

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以上


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