クロスバイクで元気

念願叶った定年退職の身は、先立つ物は細く時間は太くの狭間。
歩いて、自転車に乗って感じたことを、気ままに書き続けます。

『素心で彫れ』と指導される

2018年10月07日 16時54分33秒 | 美術展
『素心で彫れ』と指導されるそうです。
今日観に行った友人も出している篆刻のグループ展。
会場におみえになった当番の方お二人から篆刻についてお話を伺うことができました。

7、8cm四方ぐらいの大きさの石の面に漢字を4文字ほど左右逆に彫り、判子のように紙に押して表した篆刻。彫った文字の楷書体と共に展示してあります。
石は、中国産が多いとか。
「篆刻をする目的は何ですか?」
『分かり易く言えば篆刻は、書道と同じですね。文字の美しさを表現します』
『一般的には直方体に切り出した石に彫刻刀で彫ります』
『彫刻刀の刃の形は同じですが、大きさの違うものを何本か持っています』
『彫る前には、どういった文字を、どういった書体で、どういう体裁にするか構想を練って紙に書きだし、それを鏡に写して、石の方にデッサン書きします。後は只、力仕事で彫るだけです』
『先生からは、誤字だけはダメだと注意されますが、あとは自由。思うようにデッサンします』

会場には、杜甫の詩の一節を、グループ員が数文字ずつ順に彫った(分刻と言うようですが)篆刻作品も展示してあります。
会場中央のテーブルには、色々な素材を使って彫り出した篆刻作品も並べてあり、グループの楽しい活動の様子が見えてきます。

川平印会展は、名古屋市中区栄4丁目のギャラリー書泉で明日(10月8日)16時まで開催中です。

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