居並ぶ絵画から迫ってくる周波数の異なる美的感動が心地よい

４人の画家の作品が、それぞれの個を発散して並びます。
それぞれの画家が描きたいもの、この世に現わしたいものが描かれています。

絵画が、その美をもって、人々に快適さを与えてくれるものであるならば、居並ぶ絵画からまさにじっくりと迫ってくる周波数の異なる美的感動が心地よいものとなっています。

原賢二さん、建部弥希さん、富田伸介さん、山口峻司さんの４人の旭丘高校同窓生による 「 光鯱の会 洋画展 」 は、松坂屋名古屋店美術画廊で９月２日（火）まで開催中です。

稲熊兼さんが生み出す微妙な色の世界

『 １つの点、１本の線で、この世界をいつかは表したい。 』
画家稲熊兼さんは、自身の究極の目標、その熱い思いを淡々と語ります。

稲熊さんの作品は、何回も何回も塗り重ねられた絵の具が生み出す微妙な色の世界。
色は様々な形を為し、目の前に現れます。
１枚だけでも完成された世界を謳います。
２枚、３枚と組み合わせても、美しい世界に狂いは生じません。

『 偶然には頼りたくない。 』 と語る画家。
毎日精魂込めて１枚の作品を描き出し、究極の目標への道を歩みます。
まるで修行僧のようです。

「 稲熊兼展 Ｗｏｒｋｓ ｏｎ Ｐａｐｅｒ 」 は、名古屋市天白区弥生が岡の Ｇａｌｌｅｒｙ ｎｏｉｖｏｉ で、３１日（日）まで開催中です。

牧ゆかりさんが塗り込め、閉じ込める幽玄な光

４６枚の顔がギャラリーに並びます。
顔は大きさを揃えた幾群かのグループをなしています。

多くは、額を上辺に、逆三角形の直線で左右の頬を伝うとその先端には鋭利な顎。
２つの目と小さな赤い唇と、うっすらと描かれた直線の鼻梁。

そこに埋め込まれた女性の表情は幾多の瞬間を捉えます。
瞬きもせず、見つめ返す表情は、次に来る大きな揺らぎに備えているようです。

『 光が溶けている絵画を試みたいと思っている。 』 と言う画家牧ゆかりさん。

画家自身の移ろいゆく瞬間瞬間の心と体が４６枚 （ 正確には、事務スペースに飾られる３枚を合わせ４９枚 ） の画布に、幽玄な光となって塗り込められ、閉じ込められてるかのようです。

「 牧ゆかり展 溶けた光 」 は、日進市竹の山５丁目の ＧＡＬＬＥＲＹ Ｍ で９月２１日（日）まで開催中です。
（月、火曜は休廊）

旅で思うこと、いろいろと

一昨日、昨日は１泊２日の小旅行。
旅で思うことは、いらいらがいっぱいでスタートして。

ボックスシートの対面席の男子高校生はゲームに夢中で伸ばした脚を引っ込めないから、私は窮屈でかなわない。
全くの礼儀知らずかと思ったが、彼が降りる時に傘の先が私の靴に当たった瞬間、軽く会釈し詫びたからそうでもなさそう。

男子大学生二人はマナー知らず。
電車に乗り込む時、前に並んでる人を追い越して我先に入って行く。

ベンチシートで右隣に座った４０代のサラリーマン風男性。
腕を前後に動かす度に袖が触ってうっとおしい。
私は１０センチ左にズレるも、またまた触ってくるんだね。

ボックスシートの斜め右の席に座った年の頃は２０代後半の超別嬪さん。
やおら取り出した４センチもあろうかという大型本のタイトルは解剖学。
ぅーん解剖されてみたい。

対面のベンチシートの右端の６０代後半の写真愛好家。
ジーンズの左膝が破れ、かっこいい。

しかしまあ電車内はとにかく寒い。東海道線熱海以東と山手線。

行きたいバス停は○○三丁目、乗場はどこかなとバスターミナルをうろちょろ。
向こうから歩いてくるボランティアの小父さん２人に聞いても、 『 ぅ～～ん、知らないな。 』
出発待ちのバスの運転手さんに聞いても、 『 二丁目なら知ってるけど、三丁目は知らない。 』
やっとそれらしい乗り場を発見するも、掲示された路線図には、○○三丁目の記載がありません。
私の困った様子を見かねた女子高校生が、持ってるアイフォンで確認。
『 私の行く、□□高校の次のバス停ですから、ここから乗ればいいですよ。 』 と教えてくれました。
ぁぁ～～助かった、ありがとう。

おまけで、都内の電車。
一生懸命、携帯にメモってる時、画面がすっと消える場所があるんですね。
２、３回消えました。
故障かなと思ったけど、そうでもなさそう。

まだ８月なのに、彼岸花が咲きました

彼岸花が今日咲きました。
過去５年で最も早い開花です。
　２０１０年・・９月１７日
　２０１１年・・９月　５日
　２０１２年・・９月１０日
　２０１３年・・９月　７日

ここ数年猛暑続きですが、開花日は９月です。
でも今年は８月の今日２６日。

今年の大雨続きのせいか、例年より１週間以上も早くなっています。
一気に秋が本格化するのかな。