おはようございます。アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリングを行う ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
昨日(2月21日)は、継続的にお手伝いしている千葉県の某企業で幹部クラスを対象に
変革型勇気づけリーダーシップ研修
の初日を行ってきました。
この会社の社長は「アドラー・カンパニーを目指す!」と宣言されています。
それだけに私の意欲も高まります。
家に帰ると、Kさんからいただいた宇都宮餃子をカミさんが食卓に出してくれました。
やはり、うまい!
さて、本題です。
中央区立泰明小学校にこの春から「アルマーニの標準服」が導入されることについて新聞、雑誌、インターネットで話題になっています。
・制服代が高額であること(8万円ほどになる)
・校長が「制服の変更」を独断で決めたこと
・危機管理上の問題(いじめの懸念など)
などの問題があり、2月21日の讀賣新聞には、児童が登下校中に嫌がらせを受けた問題を巡り、中央区の教育委員会では、今後もこの事態が続けば、民間警備会社の警戒も検討中であることが報道されていました。
尾木ママも「矛盾も限界」高級制服導入の小学校に疑問 を呈し、「学校の常識は世間の非常識 教育委員会も強力な指導すべきではないでしょうか?! 困った校長ですね」とあきれたことがニュースに載っていました(2018年2月20日 20時33分 日刊スポーツ) 。
一方で、同校が歴史が長く知名度が高い小学校であることと、「入学条件(児童とその保護者が就学を希望する特認校の教育方針に賛同すること等)を受け入れた銀座在住者と、学区外の在中央区の希望者が抽選で就学できる特認校」である点から、「銀座住まいのセレブなら買えるでしょ」「教育方針に賛同している人が通ってるんだから問題ない」などの意見も出ています。
そう捉えると、校長が独断で決めたにせよ、アルマーニ制服のステータスを求めて子どもを入学させる中央区の家庭もあるし、逆に経済的負担の制服を嫌って今まで上の子を入学させていた家庭が同小学校を避けることもあり得ます。
私は、教育委員会の管理下にある校長が周囲に相談せず独断で決めたことを、ある種の勇気のある行動だとも思いますが、一方で、私学でない公立の数年で異動の確実な校長が教職員、PTA、教育員会に諮らず決めたことがどう影響を与えるか懸念する立場です。
また、教育の質でなくステータスで児童を集めようとする魂胆や制定手続きが民主的でないことが最大問題になりますが、皆さんはどうお考えでしょうか?
<お目休めコーナー>2月の花(22)
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