藤井聡 | |
講談社 |
まことこの人の本は、いつ読んでも威勢がよいし、
ですから今日では、地方の都市を豊かにしていくことは、その都市だけを益することではなくなったのだということができます。
つまり、都会も地方もすべてひっくるめた日本という国そのものを巨大地震から護るためにも、地方を豊かにしていくことが必要となっているのです。(P.180)
というのは、まったくもって戦略的に正しいと私は思う。
それに何より、「本書の印税を放棄し、講談社を通して震災復興のために役立てていただくことで合意した」なんて宣言は、誰にでも出来ることではない。
しかし、そのあまりの威勢のよさに、「どうなんだろう」と思わぬでもない。
とかなんとかいいつつ、また読んでしまうのだろうな私は(きっと)。