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松井ゆみ子のアイルランド・キッチン・ダイアリー「本邦初公開、私の台所」

2006-09-11 20:42:44 | 松井ゆみ子のキッチン・ダイアリー
 今住んでいるニューブリッジの家は、引っ越してきて早6年。マークが実家を売り払わなきゃならず、あわてて借りた仮住まいのはずが、すっかり居着いています。セミ・デタッチドといって、ふたつの家がドッキングした形。壁1枚でつながったとなりには、偶然マークの古い知人が住んでることが、貸借契約を終えた時点で判明し、世の中狭いよねーと大笑いでした。私たちの方の大家さんは、すごくいい人で、長居をしている理由のひとつ。毎年クリスマスには、ワインを持ってきてくれます。ふつうは店子が大家さんに、ご進物するんじゃないの? と思っていたのですが。

初公開。うちの台所です。黒っぽいところがオーブンで、料理中は足元があったかです。
 去年のクリスマス時期、私は東京に帰ってきていました。その後、春近くにニューブリッジに戻ると、マークが「大家さんのトニーから、ゆみこにプレゼントがきてるよ」といいます。それは、季節はずれのクリスマス用パッケージに包まれたワインでした。「この前のは、きっともうマークが飲んじゃっただろうから」と、あらためて持ってきてくれたクリスマス・ギフトだったのです。やさしいでしょう?

 2階建てで、階下にはキッチン&ダイニングルームと、暖炉(ガスですが)つきの居間。2階にはベッドルームが3つ。小さいながら、バドミントンができるくらいの庭もあるので、ふたり暮しには充分なスペースです。掃除はちょっとたいへん。

 台所で面白いのは、東京に帰ってきたときに初めて気づいたのですが、調理台の高さ。私には、ちょっと高くて、大きな鍋の中をかきまぜるときに、背伸びをしてしまいます。東京の実家に帰ってきたとき、今度は調理台が低く感じてびっくりしました。あ、トイレもよ。アイルランドから帰ってきてすぐは、腰掛けようとして、あやうく尻もちをつきそうになる感じ。私は身長160センチで、大きくはないけども小さいってほどでもありません。アイルランド人だって、北欧系の人たちに比べたら、それほど大きいってわけではないけれど、それでもアジア人にとっては、なにもかもが、ちょっとずつ大きいのよね。

 台所も、最初はスペースがいっぱいあって大喜びしたのですが、スペースに合わせてモノが散らかるってことに気づきました。ほら、大きなバッグを使うと荷物も増えちゃう、みたいな。

 気に入っているのは、台所の正面に大きな窓があること。以前住んでいたマークの実家も同じでした。食べ物は、自然光がいちばん、おいしそうに見せてくれるので、大事な光源です。私は写真を撮るときも、食べ物は自然光以外では撮りません。

 日照時間の長い夏場は、なるべく太陽が沈まないうちに夕食をとります。
 冬場は、キャンドルをたくさん灯した食卓で食事をします。やわらかい光は、料理をおいしく見せる大切な演出をしてくれますから。


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1 コメント

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素敵なキッチン! (rina)
2006-10-06 19:04:16
こんな素敵なキッチンで料理ができるなんていいですね~!!たくさんの料理はここが拠点なんですね。これからもおいしいアイリッシュディッシュ教えてくださ~い!!



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