今年のイースターの祝日は、3月31日。
少し早い設定なので、ラムもまだ育ってなくて小ぶりかな~
今朝の新聞に、日本でもイースターを広めようとしてるという記事がありました。
でもね、この国にありがちなことで、広めようとしているのはイースターの定義よりも、「イースターにはたまご」という形のみ・苦笑
なんでも、ハロウィーンの習慣がだいぶ根づいて、商売になっているらしい。
そのわりには「ケルト起源のお祭りごと」という点が、ちっとも広まっていかないのは、もどかしい限り。
たまごのカラに色づけしたり、絵を描いたりするイースターエッグづくりや、エッグハンティングなどをイベントとして定着させたり、イースター向けのたまご料理などを提案して、商戦に利用していくんだそうな。なんだかなぁ。
クリスチャンではないので、とやかく言うつもりはないのですが、アイルランドですごすようになってから、イースターはぐっと身近な祝祭と感じています。
それは、キリスト教の祭りごとというより、自然界への感謝をこめた祝日という点に共感するからです。
キリストの復活になぞらえていますが、きびしい冬が終わり、自然界に再び生命力がみなぎる、いわば「再生」の季節を祝うお祭りなのだと、アイルランドのような北国にいると強く実感できます。
エッグハンティングも、今や親があちこちに隠した卵をこどもが探し出すゲームと化していますが、もともとは、庭に放たれた鶏たちが生垣の下などに産み落とした卵をこどもたちが家のお手伝いとして集めたのが始まりと聞いています。
楽しい仕事だったにちがいありませんが。こどもの手は、小さくやわらかく、鶏卵をつかむのにちょうどいいのでしょう。
アイルランドなどのヨーロッパ北部では、卵は貴重です。
日本でもそうですが、卵が特産になっているのは南部域。
ヨーロッパでも、スペインはポルトガルでは卵を大量に使う料理がたくさんありますが、アイルランドで昔からある卵料理といえば、目玉焼きくらいのものです。
卵だけでなく、新年に生まれた家畜が、ぐんぐんと育ち始めるのも春。
冬場に乏しくなった「たんぱく源」が、豊かになる季節なのです。
とはいえ、異国から食文化が入ってくる経緯なんて、案外たわいもない事情からなのかもしれません。
そういえば、こどもの頃に色つきのカラの卵をときどき買ってもらったことがあったっけ。
茹でてあったのか、生だったのか忘れてしまいましたが、すごくヴィヴィッドな紫系の赤だの、ターコイズに近いブルーだのが確か半ダースのパックに入ってた。
あれは、イースターの頃だったのかしら??
追記:すっかり間抜けなタイミングのご報告になっちゃいましたけど、3月9日、10日に名古屋のアイリッシュパブ「シャムロック」でイベントを開催しました。
9日は、奈加靖子さんが特別ゲストでミニライヴをしてくれて。翌日は、コンサルティーナの服部紀子さんと、ギターの奥村さんがセッションしてくださいました。
参加してくださった方々、ありがとうございました!
名古屋って、こんなにノリのいい町とは知りませんでした。
味噌煮込みうどんに始まり、エビフリャアを食べ、味噌カツ丼でしめ、たぶん夏くらいに再訪できそうです。
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少し早い設定なので、ラムもまだ育ってなくて小ぶりかな~
アイルランドのイースターのごちそうは、なによりもまずラム。甘くておいしい。草の匂いがします。 |
でもね、この国にありがちなことで、広めようとしているのはイースターの定義よりも、「イースターにはたまご」という形のみ・苦笑
なんでも、ハロウィーンの習慣がだいぶ根づいて、商売になっているらしい。
そのわりには「ケルト起源のお祭りごと」という点が、ちっとも広まっていかないのは、もどかしい限り。
たまごのカラに色づけしたり、絵を描いたりするイースターエッグづくりや、エッグハンティングなどをイベントとして定着させたり、イースター向けのたまご料理などを提案して、商戦に利用していくんだそうな。なんだかなぁ。
クリスチャンではないので、とやかく言うつもりはないのですが、アイルランドですごすようになってから、イースターはぐっと身近な祝祭と感じています。
それは、キリスト教の祭りごとというより、自然界への感謝をこめた祝日という点に共感するからです。
キリストの復活になぞらえていますが、きびしい冬が終わり、自然界に再び生命力がみなぎる、いわば「再生」の季節を祝うお祭りなのだと、アイルランドのような北国にいると強く実感できます。
エッグハンティングも、今や親があちこちに隠した卵をこどもが探し出すゲームと化していますが、もともとは、庭に放たれた鶏たちが生垣の下などに産み落とした卵をこどもたちが家のお手伝いとして集めたのが始まりと聞いています。
楽しい仕事だったにちがいありませんが。こどもの手は、小さくやわらかく、鶏卵をつかむのにちょうどいいのでしょう。
アイルランドなどのヨーロッパ北部では、卵は貴重です。
日本でもそうですが、卵が特産になっているのは南部域。
ヨーロッパでも、スペインはポルトガルでは卵を大量に使う料理がたくさんありますが、アイルランドで昔からある卵料理といえば、目玉焼きくらいのものです。
卵だけでなく、新年に生まれた家畜が、ぐんぐんと育ち始めるのも春。
冬場に乏しくなった「たんぱく源」が、豊かになる季節なのです。
とはいえ、異国から食文化が入ってくる経緯なんて、案外たわいもない事情からなのかもしれません。
そういえば、こどもの頃に色つきのカラの卵をときどき買ってもらったことがあったっけ。
茹でてあったのか、生だったのか忘れてしまいましたが、すごくヴィヴィッドな紫系の赤だの、ターコイズに近いブルーだのが確か半ダースのパックに入ってた。
あれは、イースターの頃だったのかしら??
追記:すっかり間抜けなタイミングのご報告になっちゃいましたけど、3月9日、10日に名古屋のアイリッシュパブ「シャムロック」でイベントを開催しました。
9日は、奈加靖子さんが特別ゲストでミニライヴをしてくれて。翌日は、コンサルティーナの服部紀子さんと、ギターの奥村さんがセッションしてくださいました。
参加してくださった方々、ありがとうございました!
名古屋って、こんなにノリのいい町とは知りませんでした。
味噌煮込みうどんに始まり、エビフリャアを食べ、味噌カツ丼でしめ、たぶん夏くらいに再訪できそうです。
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