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松井ゆみ子のアイルランド・キッチン・ダイアリー「@ワイルド・アトランティックライフ」

2019-09-16 23:17:08 | 松井ゆみ子のキッチン・ダイアリー
 ご無沙汰ですみません。
 7月~8月にかけて、スライゴーのはずれで暮らしておりました。

スライゴーの家で最初に作った食事。雨で買い物を断念、前の住人が置いていった賞味期限ぎりぎりのトマト缶でつくったパスタソース。たまねぎとにんにく、前回の残りなのによく保ってくれました。寒いからね。今日び、学生さんでももうすこしマシなもん食べてると思う。でも、そこそこおいしかったのよ!
 家にwifiがないので、メールのチェックも1週間に1度程度。コンスタントに連絡とってる人には、いなくなる旨、事前に伝えていたこともあったからか、実はわたし、人気がないのか(笑)「どこにいるんですか??」の緊急メールもなく、今のわたしの生活には、メールもケータイもあんまり必要性がないのかも。

 あ、でもさすがにケータイは、ライフラインとして常備していました。それも滅多に使わなかったけど。

 今いちばん頻繁にメールのやりとりをしている「お弁当本」の編集者は、スライゴー隣県に住んでいるので頻繁に会っていたし。

 アイルランド北西部の暮らしは、中部域ニューブリッジとはだいぶ異なり、この国本来の自然の威力を感じることがしばしば。

 夏でも、寒さが湿気をともなって足元と背中から、じわじわ忍び寄ってきます。古い家はなおさら。外に出ると「今日は案外あったかかったんだ」と驚くことが多かったです。

 雨の日の多さも半端じゃなく、食料とワインの買い置きに感謝しつつ、家にこもる日々。大西洋から吹きつける風の音を聞き、大きく揺れる木々を眺め、毛布にくるまって過ごす夏を”新鮮”と言えるのは、恵まれているのかもしれませんね。

 このブログが更新される頃はまたスライゴーに行っています。
 9月の末と10月の初めの2回、アイルランドで初の料理イベントをしてきます。二人三脚している編集者シボーンの強いプッシュで、まずは「お寿司」。

 え~、もっと他のものを紹介したい。と思ったのですけど、まだまだアイルランドでは、食べたことはあっても作ったことのない人が多いはずなので、日本人としては教えてさしあげなくちゃの一品なんですよね~

 とはいえ、酢飯にお酢を使わず、レモンとはちみつを使ったり、具材に地元の燻製サバを使ったり、ここらしさ、わたしらしさは満載する予定です。

 お酢を使わないのは、小麦アレルギーあるいはグルテンフリー・ダイエット
をしている人がとても多いからなんです。

 ここで料理を紹介しようとするとき、意外な食材が懸念事項になっている場合があって、気をつけなきゃいけないことが多々。おまけにベジタリアンが主流になるような勢いで、制作中のお弁当本も「ベジタリアン・フレンドリー」のレシピを重視しています。

 わたしはかなりの肉好きでしたけど(20代は、ビールで焼肉3人前=もちろんカルビ!が給料後のご褒美)今は、いいお肉を週に1度程度。それも鶏肉かラム。野菜と魚が主の日々です。あえてそうしている、というより、そういう体質になってきている感じ。幸いマークも、お肉はたまに食べる方がおいしい(結局そこか?笑)と言って、プチ・ベジタリアン生活を好んでくれています。

 しかし、アイリッシュの多くは肉食。そして肉と一緒に野菜を摂らない人が多く、なんとかしてあげなくちゃと使命感でいっぱいです。

 な∼んてエラソーなこといいながら、昨日は地元カフェでワインにチップス(フライドポテト)ああ、もうサイコー!!

 食の奥義は深く、尽きることがないので、素晴らしい題材です。


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