一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

第80期C級1組順位戦10回戦の結果

2022-02-14 00:16:09 | 男性棋戦
8日にC級1組順位戦10回戦が行われた。
では、昇級候補とその成績を記しておこう。

③飯島栄治八段・6勝2敗→○都成・7勝2敗
⑦及川拓馬七段・7勝1敗→○青嶋・8勝1敗
⑧石井健太郎六段・6勝2敗→●片上・6勝3敗
⑭高橋道雄九段・6勝2敗→○宮本・7勝2敗
⑲宮本広志五段・6勝2敗→●高橋・6勝3敗
㉒門倉啓太五段・6勝2敗→●森下・6勝3敗
㉚出口若武五段・6勝2敗→●北島・6勝3敗
㉛大橋貴洸六段・7勝1敗→○千葉・8勝1敗

飯島八段はB級1組まで昇級したことがあるから強いのだろうが、何となく弱いイメージがある。しかし今回、新婚の都成七段に勝って意地を見せた。飯島八段は前々期B級2組で4勝しながら降級してしまったが、前期は7勝。連続で昇級戦線に絡むあたりは、実力がる証左だ。
及川七段は青嶋未来六段に勝って8勝目となり、昇級決定。
石井六段は伏兵片上大輔七段に負け、今期の昇級は消えた。
高橋九段と宮本五段は昇級戦線に残る戦いだったが、高橋九段が制した。高橋九段はC級1組6期目だが、61歳にして昇級の可能性を作るとはさすがである。
門倉五段は、ベテラン森下卓九段に屈した。今期1勝の森下九段に負けるあたりが、勝負事の難しいところ。
出口五段も、北島忠雄七段に屈した。若手とベテランの戦いは若手が有利だが、順位戦は、その常識が通じないのだ。
大橋六段は千葉幸生七段に勝って8勝1敗としたが、上位に7勝者が2名いるので、まだ昇級は決まらない。
つまり昇級の残り2名は、大橋六段、飯島八段、高橋九段に絞られた。
それぞれ最終戦の相手は、宮本五段、佐藤和俊七段、先崎学九段。
大橋六段、飯島八段の勝敗は分からぬが、先崎九段は降級点も決まっており、高橋九段が勝つ可能性が高い。となれば、大橋六段か飯島八段のどちらかが負ければ、高橋九段の逆転昇級となる。個人的には高橋九段を応援しているが、どうなるか。
コメント
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