一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

病院三昧

2022-10-31 21:08:23 | プライベート
きょうは午前9時40分から歯医者で治療である。約1ヶ月前、左上4番の上あたりに痛みが走り、1週間くらい経っても自然治癒しなかった。
それで歯医者に行ったのである。どうも神経の一部が死にかけていて、それが痛みを伴っているのでは、が先生の見立てで、慎重な先生ではあるが、すぐ治療に入った。
それから1ヶ月かけて神経を殺したが、歯を削ったあとに詰め物をするか金属をかぶせるかで、後者になった。
きょうは仮歯を入れたが、後日金属をかぶせる。
歯医者を後にして、次は耳鼻科である。月曜日はいつもの女医さんではなく、男性医師だ。
1時間20分くらい待ち、治療は1分半だった。
午後は1時からコロナワクチンの注射である。駅前のホテルに行き、通算4回目の注射。
その場で待つこと15分。その間、金属をかぶせることになった我が歯を考える。4番目の歯が金属になっては、ヒトと会話するとき金属が目立つんじゃないか。こんなことなら最初に痛みが走ったとき、ずぅーっと我慢すればよかった、などと考えると、暗澹たる気分になった。
と、スタッフ嬢が飛んできて、「どこか気分が悪いですか?」と言った。
私は相当深刻な顔をしていたようだ。
ホテルを出て、宝くじ売り場に行き、昨年の年末ジャンボの引き換えをする。伊万里駅近くの冨田園茶舗で買った宝くじである。しかし当たりはなく、下1ケタ4枚の1,200円が戻された。あと10枚多く買っていれば10億円が当たったかもしれないのに、惜しいことをした。
夕方からはかかりつけの医者に行き、降圧剤と胃の薬をもらう。インフルエンザの予防注射を打ってもらう手もあったが、昼にコロナワクチンを打ってもらったので、きょうはやめておく。
結局きょうは3つの医者に行き、〆て4,610円。病人はカネがかかるのである。
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七日六冠

2022-10-30 22:28:14 | 将棋雑記
28日はA級順位戦・永瀬拓矢王座VS佐藤天彦九段の話題でもちきりになったが、その傍らで、第44期女流王将戦第3局がひっそりと行われていた。
「ひっそり」というのは半分本当、半分ひがみである。というのは、無料中継がなかったから。ネットでも、そんなに話題になっていなかった気がする。
当然棋譜も分からないが、どうも西山朋佳女王の振り飛車に里見香奈女流王将が居飛車で対峙したらしく、結果は西山女王の勝ち。リターンマッチがなったのだった。
里見女流五冠は先日、西山白玲から白玲を奪取し、約3年振りの女流六冠に復帰したばかり。しかしわずか7日で、もとのタイトル数に戻ってしまった。
ちなみに3年前は、9月7日に第1期清麗を獲得し、女流六冠。その後11月1日に女流王将を失冠し、55日間の女流六冠だった。
で、つまり西山女流二冠も7日間の女流一冠だったわけだが、こちらは優勝賞金1500万円を逃しての二冠復帰だから、よろこびも半分だっただろう。
上記の通り、私は女流王将戦の棋譜を見ていないので何ともいえないが、どうも里見女流五冠が六冠目を獲って安心してしまったというか、一息ついてしまったのではと思う。
ここで里見女流五冠が貪欲に女流王将も守りに行けば、夢の女流八冠も視野に入ってきただろうに、惜しい。
どうも、里見女流五冠に「女流八冠」の意識は薄かったようである。
いっぽうの西山女流二冠は、女流王将復位くらいでは白玲失冠の元が取れてないが、11月2日からの倉敷藤花戦挑戦手合いで勝利すれば、女流三冠VS女流四冠になり、里見女流五冠への追撃態勢が整う。
こちらは女流王将戦と違って、リアルタイムで挑戦手合いが楽しめる。ありがたいことだ。
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反則負け第1号

2022-10-29 23:32:45 | 将棋雑記
きのうは第35期竜王戦第3局が行われたが、夜の話題は第81期A級順位戦・永瀬拓矢王座VS佐藤天彦九段戦での「反則負け」だった。
端的に書くと、対局は佐藤九段優勢のまま深夜に突入したが、佐藤九段がマスクを外したまま30分以上読みに没頭した。そこで痺れを切らした永瀬王座が理事会に抗議し、それが認められ、佐藤九段の反則負けになったのだった。
このコロナ禍においてマスク着用は必須。とはいえそれを破った棋士に反則負けの行使まではすまいと、私は楽観していた。
ところが昨夜、それが現実のものとなったわけである。
この異様な感覚、2008年の第2回大和証券杯・ネット将棋最強戦で、羽生善治二冠がクリックミスを犯し、負けになったときとよく似ていた。
また、むかしの竜王戦の挑戦者交代劇にも、似た感覚があった。
これらに共通するのは、将棋の内容と関係ないところで勝敗が決したことだ。これは、負けとされた佐藤九段はもちろん、勝ちになった永瀬王座さえ、後味の悪いものがあったと思う。
それなのに日本将棋連盟の速報には、○手まで永瀬王座の勝ちとなりました。と、散文的な文章しか載っていなかった。
なんで反則負けのことを書かないの? 意図的に隠そうとしたの?
そもそも連盟では毎日、立会人を設けていた。その立会人は何をしていたのか。すると、今回はすでに帰っていたという。私は、立会人はその日の全対局が終了するまで見守っていると思っていたので、意外だった。
ともあれ戦いが深夜に及ぶ順位戦で起こったのが、不幸の始まりだったわけだ。
あぁ、未来の将棋ファンがこの将棋を並べたとき、終了図を見て不思議な感覚に囚われるはずだ。ここで投了するとは、トッププロの将棋はどこまで深いのか、と。
改めて佐藤九段、今回の反則負けは痛かった。これで1勝3敗で、10名中9位に転落してしまった。
反対に永瀬王座は2勝2敗となり、残留はもちろん、名人挑戦の楽しみも残った。明暗が綺麗に分かれてしまったのである。
さて今後だが、連盟が「マスクなしの反則負け」の前例を作った以上、このルールは厳守するべきだと思う。
もし緩くしたりすると、「私のときは一発退場だったのに」と、佐藤九段から不満が出るからだ。
連盟が厳格なルールを作ったせいで、全国ニュースになってしまった。
コメント (7)
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羽生九段-渡辺名人の百番指しはあるか・2

2022-10-28 14:53:39 | 将棋雑記
2年前の10月23日に、「羽生九段-渡辺名人の百番指しはあるか」の記事を書いた。この時点で羽生善治九段VS渡辺明名人戦は78局だったが、同年12月6日放送のNHK杯で79局目になった。私は、100局行くのは際どい、を結論とした。
そしてこの26日に第72期王将戦リーグで顔が合った。だがこれが、上のNHK杯以来、2年振りの対戦だった。
ちょっと間が空きすぎの感があるがそこはそれ、最新版の内訳を記しておこう(カッコ内はタイトル戦)。

2002年度……1局
2003年度……5局(5)
2004年度……1局
2005年度……1局
2006年度……0局
2007年度……1局
2008年度……9局(7)
2009年度……2局
2010年度……8局(6)
2011年度……7局(3)
2012年度……11局(4)
2013年度……14局(4+7)
2014年度……5局(3)
2015年度……1局
2016年度……2局
2017年度……7局(5)
2018年度……1局
2019年度……2局
2020年度……1局
2021年度……0局
2022年度……1局

この王将戦は、千日手指し直しの末、羽生九段が勝った。これで羽生九段の42勝、渡辺名人の38勝となった。
52歳の羽生九段が38歳の渡辺名人に勝ち越しているのは素晴らしい。直近の将棋界の傾向は、玉を固めるより、バランス重視になっている。羽生九段がバランス型なのに対し、渡辺名人がガチガチ型であり、そこが羽生九段が善戦している理由だと思う。
とはいえ、今後2年に1回の対局では、100局達成まで40年もかかってしまう。それでは埒が明かないから、今後のおふたりの対戦の可能性を考えてみたい。
まず、棋王戦は羽生九段がベスト4まで進出している。残りの相手がキツイが、勝ち抜いて挑戦者になっていただくしかない。これで最低3局は確定である。
王将戦は、この調子でどちらもリーグに残留し続ければ、対局数は増える。
このように、予選からの対戦を考えていては、当たる可能性が少なくなってしまう。リーグ戦など、特別な枠に入ってしまうのがよい。
王位戦に関しては、羽生九段はリーグ残留している。渡辺名人は予選突破まであと2勝だ。
叡王戦は予選が段位別で、九段戦は3枠ある。今回はたまたま同じ枠に入った。ともにあと1勝で対局確定である。
竜王戦はどちらも1組なので、これも当たる可能性が高い。
とにかく100対局実現には単純明快、両者が勝ち進まなければならない。羽生九段が50代の底力を出せるかどうかがカギとなる。
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ニッチもサッチも行かなかった話

2022-10-27 23:48:33 | プライベート
ちょっと前の話である。
その日、オヤジは歯医者で、小雨が降っていたこともあり、私がクルマで歯医者まで送っていった。ま、いつものことである。
そのあと私は治療が終わるまで時間を潰すのだが、私はクルマをほとんど運転しないので、ちょっと走ったのちにエンジンを切ると、そのままバッテリーが上がって、エンジンがかからなくなることがある。それで近所のガソリンスタンド等のお世話になったことが、2回あった。
それに懲りて、家に着くまではエンジンを切らないことにしている。しかし路上駐車でアイドリングはできないので、現在では、しばしアテもなくクルマを走らせている。
とりあえず大学病院まで足を伸ばし、戻ってきたのち、墓地の中を走る。しかし今回は墓地の中を、いつもは通らない道を行った。
道はゆるゆるとカーブを描きながら、下ってゆく。そのままどこかの道に出るだろうと思ったら、JRの線路に阻まれ、唐突に道が終わっていた。この先にトンネルはなく、文字通りのふん詰まりである。
エエッ!?!?
私は心底驚いた。予期しない展開だった。
墓地の近くだから、道は我がクルマがギリギリ1台通れるのみ。しかも急な坂道で、右側は塀が続き、左側はフェンス、その手前は民家だった。
Uターンをするスペースはまったくないので、ここからバックで、自力で脱出しなければならない。しかも雨が降っている。大変な状況になってしまった。
私は気持ちを落ち着け、そろそろとバックをする。しかし右側の塀にこすりそうで、つい元に戻ってしまう。
なら右側に余裕を持ち、左側に寄ればいいのだが、すぐ先は民家の塀で、こちらにぶつけるわけにはいかない。
時間はたっぷりあるから焦るな、と言い聞かせつつも、オヤジから電話がかかってきたら、この状況を説明しなければならない。そうなると面倒だから、やはり早く脱出しなければならない。
しかし、バックで急な坂道をせり上がるというのは難儀だ。そもそも、内輪差と外輪差がうまく把握できない。クルマは派手な音を響かせ、徐々に上がる。と思うと軌道修正でまた元に戻る。もう、どうなってもいいからバックしちゃいたいが、それをやったら終わりだ。
私は窓を開けて後ろを見る。雨が盛大に入ってくるが、もう仕方ない。さっきまでの「平和な日々」が、懐かしく感じられる。
クルマは相変わらず盛大な音を立てる。不幸中のわずかな幸いはオートマだったことで、これがマニュアルだったら、バックの坂道発進で、大変なことになっていた。
10回以上ごちゃごちゃやって、ようやく最初のカーブを脱出できた。ガクン、と音がしたが、右前のタイヤが縁石に乗り上げたようだ。
そこからも慎重に運転し、ようやく魔のクランクを脱出することができた。
と、そこでオヤジから治療終了の電話がかかってきた。
もう、こんな思いはしたくない。運転は、知っている道に限ると思った。
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