一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

新宿初見参(4)

2020-01-14 00:16:46 | 新宿将棋センター

第6図以下の指し手。△6五銀▲8五香△7六銀▲同銀△同角▲3九香(第7図)

私は指す手が分からず、△6五銀と出た。と、男性氏はバシッと▲8五香。飛車取りかつ8筋をケアした手だが、私は構わず△7六銀と進出する。
対して男性氏は▲8二香成と指しかけたが、それは△8七銀打で詰み。よって▲7六同銀△同角に▲3九香とした。切り札の遮断で、これがあるなら△6五銀では△4九竜だった。
これに▲3九香なら、「内竜」になっただけでもだいぶ得だ。ただ▲3九金打△4五竜▲4八香とされると後手が相当悪い。どうも第6図は、私の想像以上に悪かったようだ。

第7図以下の指し手。△7五桂▲4三銀△同金▲同歩成△同角▲7六歩(第8図)

私は△7五桂と数を足す。対局中はこれで面白くなったと思った。
男性氏は▲4三銀から駒を剥がしたが、私は手順に角を引けた。▲4三銀は▲8五香の時指せば、△4三同角の時に▲4四香が打てるから先手が勝ちだった。
本譜男性氏は▲7六歩と受け、これは私にチャンスが回ってきたと思ったのだが……。

第8図以下の指し手。△7六同角▲7七金打△8七歩▲7九玉△8八銀▲6八玉△3七歩▲8二香成△3八歩成▲7二飛△5二金▲7六金△5九銀▲6九玉(投了図)
まで、87手で男性氏の勝ち。

私はさして考えず△7六同角と取ったが、▲7七金打とガッチリ受けられて棋勢を損ねた。
△7六同角では△8七歩と打ち、▲7九玉でも▲7七玉でも△8八銀と追撃してどうだったか。
本譜△8七歩でも▲7九玉△8八銀▲6八玉に△7七銀成と金は剥がせるが、▲同馬が固い。それで△3七歩としたが、これではいかにも遅く、負けを覚悟した。
△3八歩成が一応詰めろだが、▲7二飛で金を使わされ、それが解消された。そこでゆうゆう▲8二香成と飛車を取られ、後手もうダメである。
戻って△5二金では△5二銀だった。対局中は▲5一銀△同玉▲6二金以下詰まされると思ったが、どうも詰んでいない。
本譜は△5九銀に▲6九玉と引かれ投了したが、後手の持駒が金銀なら、投了図から△7九金▲同金△同銀成▲同玉△6八金で先手玉が詰んでいる。どうもこれは、どこかで私が勝ちになっていたかもしれない。

「▲8五香に(△8四歩と)受けると思ったけどね。でも(角と)両当たりになったから難しいか」
と男性氏。そうかもしれないが、△8四歩じゃいかにも遅く、後手勝てないだろう。それにどうも最終盤は私の勝ちだったみたいだから、この辺を検討しないと意味がない。

まだ時間はあったが、もう勝てる気がしないので、これで失礼することにした。
新宿将棋センターは初めてだったが、室内は清潔でジュースの自動販売機もあり、とても指しやすかった。これで対局時計があれば言うことなしである。
ともあれまた機会があったらお邪魔したい。
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新宿初見参(3)

2020-01-13 12:00:28 | 新宿将棋センター
ここで一般対局がついた。私の今日の目的は終了したが、ここで帰っては席料の650円が無駄になる、という考えにもなる。私はもちろん応じた。
さて将棋教室や将棋ペンクラブ関東交流会以外での一般対局はかなり久しぶりである。ひょっとしたら2010年秋の将棋会館道場以来だろうか。
今回の相手は実年氏で四段とのことだったが、振駒となる。私はスタッフに四段と認定されたようだ。
私が振ってと金が3枚、私の後手となった。

初手からの指し手。▲2六歩△3四歩▲7六歩△8四歩▲2五歩△8五歩▲7八金△3二金▲2四歩△同歩▲同飛(第1図)

3手目▲7六歩に△4四歩なら振り飛車になるが、初見の相手に飛車は振りたくないので△8四歩とした。
▲2四同飛にはどう指すか。

第1図からの指し手。△2三歩▲3四飛△8八角成▲同銀△2五角▲3二飛成△同銀▲3八銀△3三銀(第2図)

私は△4五角戦法を指したかった。だがその手順をど忘れしてしまった。△8六歩▲同歩△同飛▲3四飛△8八角成▲同銀△2八歩▲同銀△4五角でよかったと思うが、△2八歩の瞬間▲2二歩とかはないか? 本当にこの手順で合ってる?
ここ新宿将棋センターは対局時計を使わない。私は自分の持ち時間内でメリハリを持って自由に使いたい主義である。だがこんなところで長考したら怪訝に思われるので、△2三歩と指した。古典の横歩取りに変更である。
△2五角には▲3六飛もあるが、本譜は▲3二飛成。さすがに四段で、こちらが本手であろう。

第2図以下の指し手。▲7七銀△4四歩▲6八玉△4二玉▲7九玉△4三角▲8八玉△5二金(第3図)

第2図は結構手が広い局面で、▲4五角や▲6八玉がある。しかし▲1六歩が森雞二九段の新手で先手がよくなるのだが、男性氏は▲7七銀。むろんこれも立派な手で、▲1六歩で先手が勝てるほどアマの世界は簡単ではない。
△4四歩に▲6五角なら△3一飛のつもり。これも後手が面白くないが、泥仕合はこちらの望むところである。
しかし男性氏は▲7九玉。私は△4三角と引けて一安心だ。

第3図以下の指し手。▲4六歩△6四歩▲3六歩△6二銀▲3七桂△6三銀▲3五歩△5四銀(第4図)

お互い大駒を持っているから整備は慎重である。私は▲6一角と▲2二角の筋に気を付けたいが、△3一玉か△3二玉か迷っているうちに隙を作ってしまった。

第4図以下の指し手。▲4五歩△同歩▲4四歩△3二角▲2五桂△2四銀▲2六歩△8六歩▲同歩△8七歩▲同玉△4六歩▲8八玉(第5図)

▲4五歩で開戦である。ここは△同歩と取るよりないが、▲4四歩が痛打。これを△同銀は▲2二角なので△3二角と引いたが、ひどい利かされで強力な拠点ができてしまった。
▲2五桂に△2四銀では△2二銀と引いて桂取りを目指したいが、▲6六角から▲4三歩成の筋が気になった。もっとも△2四銀でも、▲2二角の瑕ができてしまった。
私は猶予ならず、△8六歩~△8七歩を利かして△4六歩だが、これは甘かった。

第5図以下の指し手。△4七歩成▲同銀△2九飛▲3八銀△1九飛成▲2二角△3六香▲1一角成△3八香成▲同金△2五銀▲同歩(第6図)

前譜△8六歩では、すぐに△3七歩と叩き、▲同銀△2九飛があった。これは▲2五桂のデメリットを咎めたことになる。
本譜は△4六歩~△4七歩成と2手かけた上、△2九飛に▲3八銀と金銀の連携を再構築されたのが痛い(もっとも▲3八銀では▲5八金もあったと思う)。
先手は待望の▲2二角。ぐずぐずできない私は△3六香と強攻した。△3七歩で済むのに気が利かないが、歩切れでは仕方ない。
私は銀を取ったあと、△2五銀。このままだと▲3四香が気になったからだが、これでは▲2五桂を働かせたことになる。
▲2五同歩に次の手は。

(つづく)
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新宿初見参(2)

2020-01-12 20:43:18 | 新宿将棋センター

第4図以下の指し手。▲7七金打△7四飛▲8六歩△3五歩▲同歩△3八歩▲2八角△3九歩成▲同角△3七歩(第5図)

室内は意外に客がいる。もちろんリタイア組が多いが、けっこう社会人もいる。私のようなナンチャッテスーツ客もいるからアレだが、皆さんはどうやって時間を捻出しているのだろう。
△8六歩に▲同歩は△8七歩。以下▲7七歩△8六飛となれば下手敗勢である。よって▲7七金打と入れた。もったいないが△7四飛に▲8六歩と戻し、駒台に1歩が乗った。次は▲7二歩が狙いである。
なお▲7七金打で▲7七銀は薄すぎて、まったく考えなかった。
大野七段は△3五歩。私は歩がほしいのでさして考えず取ったが、△3八歩と一足先に垂らされ、クサッタ。
ともあれ▲2八角と引くと、大野七段は△3九歩成~△3七歩。狙いがよく分からないが、うまく手を作るものと感心してしまう。

第5図以下の指し手。▲3七同桂△3八銀▲4八角△4九銀成▲1六歩△5四飛▲3四歩△3五銀▲5六飛△5五歩▲7六飛△3四飛(第6図)

1歩もらって桂が跳ねられるんだからと私は▲同桂と取ったが、△3八銀で角が死んでいるのに呆れた。
これがあるなら▲3七同桂ではじっと▲4八金だったか。ただ以下△3八銀▲2八角に、A△2九銀成は▲3七角。B△3五銀▲2五飛△3六銀は▲3五飛。▲4八金もあったようだ。
本譜△4九銀成には角を取られた後△1五角の筋が恐いので、▲1六歩と突いた。しかしこのクソ忙しい時に1回休みは痛すぎる。
△5四飛に▲3四歩もお手伝いっぽいが、単に▲7六飛では飛車の侵入に時間がかかるし、代わる手が分からなかった。
しかし本譜▲7六飛に△3四飛と幸便に取られ、相変わらず苦しい形勢だ。

第6図以下の指し手。▲4五桂△4八成銀▲同金△3六歩▲3三歩△2二玉▲2五銀△4四飛▲3六銀△同銀▲同飛△4五飛(第7図)

私は▲4五桂と跳ねた。右桂が2回跳ね、とりあえず下手の駒も目一杯働いている。
△4八成銀を強要し、△3六歩に▲3三歩。これに△2二玉と辛抱されたので驚いた。下手は駒不足なので、ここで駒が調達できないと苦しい。
ここで▲5三銀を考えたが、△4一金と引かれ下手ダメだろう。また▲7五飛と浮いて▲8五飛~▲8一飛成を目指す手もあるが、ちょっと遅い気がする。それに△5六歩の反撃も気になる。
そこで私は▲2五銀と、△3五銀と△3六歩の除去にかかった。しかし上手の銀を駒台に乗せてやった上、手順に桂まで取られてしまった。いま考えればバカをやったというしかない。

第7図以下の指し手。▲3二銀△同銀▲同歩成△同金▲3三歩△同金(第8図)

第7図では▲3四銀と打ちたいのだ。△4四歩に▲2四歩が詰めろである。だが堂々と△2四同歩と応じられ、▲2三歩△1二玉でもう一押しがない。
それなら先に▲2四歩もある。△2四同歩▲2三歩に△同玉は▲3四銀だから△1二玉だが、▲3二銀で下手有望ではないか? だが対局中はまったく考えなかった。
▲3二銀をあっさり取られ、私の攻め筋が随分細くなった。
▲3三歩は気分よく打ったが……。

第8図以下の指し手。▲3四歩△3二金▲4六歩△4四飛▲2四歩△同歩▲3五銀△7四飛▲2四銀△2三歩(投了図)
まで、99手で大野七段の勝ち。

△3三同金に私はさらに気分よく▲3四歩と叩いたが、△3二金と引かれて二の矢がないのに愕然とした。否、よく見れば下手投了級ではないか。
私は▲4六歩以下進めたが、ただ指しているだけである。△2三歩でいよいよ指す手がなく、ここで投了した。左のおっちゃんより早く終わってしまった。

「さっき、▲3四銀を考えてたんですが」
「そうそれでダメでしょう」
「!? そんなですか?」
「▲3三歩△同金の局面(第8図)で」
「ああぁそっちですか。私はもっと前の局面でして」
私は第7図まで戻し、▲3四銀を示す。「△4四飛に▲2四歩△同歩▲2三歩△1二玉(参考A図)でダメだと思いました」

「これ。そうだね、これは切れてるね」
「でもそうか。△3三同金のところで▲3四銀か。全然気付きませんでした。もっとも気付いてたら打ってるんですど」
第8図から▲3四銀以下は△同金▲同飛△3二銀▲3三歩△同銀▲8四飛△3五飛▲8一飛成△3九飛成▲5八金右△8七歩(参考B図)で、▲同金は△9五桂が厳しい。

「これは意外と(上手)指せるね」
「そうか。これで難しいのか……」
「△3六歩では△3四銀を考えたんですよ。だけど▲3五歩があるもんね」
「ああそれは指しますね」
「△同銀は一手パスだし、△同飛は▲3六歩から飛車を殺される」
ここらあたりで左のオッチャンの将棋が終わった。大野七段の勝ち。しばし感想戦をやったあと、こちらに戻ってきた。
「(第6図からの▲3三歩△2二玉のあと)▲7五飛かと思ったのよ。次に▲6五飛か▲8五飛で」
「ああ、それありましたか。でも△5六歩がイヤ味に思いまして」
しかし▲8五飛△5七歩成▲同金△8四歩▲6五飛(参考C図)は、上手歩切れで飛車の侵入が防げない。このあたりはまだ、下手にチャンスが残っていたのだ。

ここで係の人に「もう1時間経ったので……」と終了を促された。おっちゃんより遅く始めたのに納得がいかないが、まあいい。
かくて2020年最初の将棋は黒星スタートとなった。
(つづく)
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新宿初見参(1)

2020-01-11 00:07:01 | 新宿将棋センター
6日(月)は都内某所で面接を受けた後、新宿将棋センターに行った。ここは日本将棋連盟直営の将棋道場で、棋士も常駐し指導対局や講座を行っている。この日は大野八一雄七段の指導対局(13時~17時)だった。
新宿でJRを降り、想い出横丁の中華料理屋でワンタンメンを食べた。会社員だった7月以来で、複雑な味というか、気持ちだった。当時の暴走(退職)を後悔したくはないが、辞める前に誰かに相談するなど、もう少し冷静さがあれば、違った結論になっていたかもしれない。まあ実際は私自身アップアップだったし、過去の話ではあるのだが。

新宿将棋センターへは初めてのお邪魔だ。そもそも私が将棋センターに行くことはあまりなく、いままでの人生で東京は将棋会館、日暮里、日暮里2、西日暮里、御徒町、秋葉原、東十条のみ。大阪は十三くらいしかない。
新宿将棋センターは西武新宿線新宿駅より、JR線路の反対側にある。場所はすぐに分かり、モスバーガーの入っているビルの6階がそうだった。
フロアはかなり広く、全体的に白で、清潔感があった。まずは出入口付近のカウンターで、受付である。私はカバンから「将棋世界」の最新号を取り出す。これを提示すると月の1回に限り、1日の席料1,300円が半額、つまり650円になるのだ。
もっともこのセンターは、滞在1時間までなら450円、2時間までなら700円と良心的である。私は居ても最大2時間の予定だったのでうま味はないが、センターのこうした姿勢がうれしい。
棋力を聞かれたので「三段と四段の間」と述べておく。実はこの1ランクが重要で、三段から四段へは「10連勝」か「16勝2敗」である。奨励会より厳しい。
商品券を1枚もらった。対局の勝敗に応じてさらにもらえるチャンスもあり、常連に手厚い措置となっている。
私は大野七段との指導対局を所望する(平日1,000円)。するとちょうど空きが出て、対局に入ることができた。
大野七段は対局室の手前にいた。2面指しである。
「おおう」
「どうも。今日は近場で面接がありまして」
「そうですか、今年は社団戦に(ウチから)出てよ」
「またまた。(私がいなくても)昇級したじゃないですか」
「大野教室」は昨年の社団戦に、5部で出場した。本割10勝5敗と微妙な成績ながら対抗が次々と脱落し、入替戦参戦。そこを4勝3敗で辛くも制し、3位で4部昇級を決めていた。
私は角を落としていただき、対局開始である。

初手からの指し手。△5四歩▲7六歩△6二銀▲5六歩△5三銀▲2六歩△4二玉▲2五歩△3二玉▲2四歩△同歩▲同飛△2三歩(第1図)

△6二銀に、私は▲7六歩。大野教室は正月4日から営業だったが私は行かなかったので、これが2020年の指し初めである。
▲2四歩と飛車先の歩を切り、△2三歩には飛車をどこに引くか。

第1図以下の指し手。▲2八飛△5二金右▲4八銀△8四歩▲7八銀△6四歩▲6八玉△4二金上▲7九玉△8五歩▲7七角△6五歩▲5七銀△6三金▲3六歩△6四金▲5九角△5五歩(第2図)

左のおっちゃんは角落ちで、中盤の難しいところである。
私は記譜を取っているが、大野七段がいつものペースで指してくるので、私は一呼吸置いて記入する。
局面。2、3年前なら一公流で▲2五飛だが、大野七段にはすべて見透かされているので、大人しく▲2八飛と引いた。
以下は駒組が進むが、△8五歩に▲7七角は微妙なところ。飛車先を切らしてもいいのだが本局は▲2八飛と穏やかに引いているので、ここは▲7七角でいいのだろう。
ただ次に大野七段に△6五歩と突かれたのはマズかった。私はけっこう定跡を無視するが、角落ちにおいての「位負けしない」は大事だと思う。
△6四金に▲5九角もビビりすぎ。もうちょっとこの位置で頑張りたかった。
△5五歩にはどうするか。

第2図以下の指し手。▲3七角△4四銀▲5五歩△同金▲5六歩△4五金▲2六飛△5二飛▲5八金右△3四歩▲5九角△5六金▲同銀△同飛(第3図)

第2図で▲5五同歩△同金▲5六歩でもまったく問題はない。だが一瞬でも金に中央を制圧されることが我慢できず、つい私は突っ張ってしまう。本局も▲3七角と上がった。
だが大野七段に△4四銀と戦力を増強され、結局▲5五歩と戻すのではしょうがない。
結果△4五金に▲2六飛の一手が必要となった。そこで△5二飛が私の戦力を喪失させる手。△5六金からの1歩損が避けられなくなってしまった。
こうなるなら最初に▲5五同歩とやっておけばよかったのだ。
本譜△3四歩に私はまた▲5九角と引いて、何をやってるんだか分からない。そして△5六金から捌かれてしまった。

第3図以下の指し手。▲5七歩△7六飛▲3七角△8六歩(第4図)

悔しいが▲5七歩と打つよりない。ここで大野七段は△7六飛と、さらに歩得した。まったくいまいましい。
ここで▲3五歩が利けばいいが、△2六飛▲同角△2七飛は下手敗勢であろう。私は指す手がなくなり▲3七角。本当にこの角はさっきから何をやっているのだ。
私が自己嫌悪に陥っていると、△8六歩が飛んできた。

(つづく)
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