goo blog サービス終了のお知らせ 

一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

まさかの敗退

2025-08-03 20:50:30 | 将棋雑記
かなり旧聞になるが、第19期マイナビ女子オープン一斉予選対局が、7月12日に行われた。
「マイナビ一斉予選」は画期的で、開始当初は、マイナビの入居するパレスサイドビルで、公開対局だった。広い部屋で行われるので誰でも入室自由で、私(たち)はスター女流棋士の対局が最初から最後まで見られるから、堪えられない企画だった。
そして当時のマイナビ女子オープンは女流棋界の最高棋戦だったから、予選を抜けることが大変な名誉。本戦進出者は花束でもって祝福された。
当時は対局者2名に1口1万円のスポンサーが掛けられ、人気女流棋士の対局には、多くのスポンサーが集まったものである。私も当時は一部女流棋士に入れ込んでいたので、1日で9口(つまり9万円)もスポンサーになったものだ。
ところがそれを快く思わない将棋ファンもいて、この私の行為は、5ちゃんねるでさんざん叩かれた。何しろ、私の名前のスレッドが立っちゃうのである。私は1円も得ていないのに、ひどいものである。
もっとも私はその投稿を、ニヤニヤしながら読んでいたのだが。
話が逸れた。現在のマイナビ女子オープンはシステムが変わり、有料での観戦はできるものの、いろいろ面倒臭そうである。私はもう、見に行くことはない。
さて7月12日はバイトだったので結果をチラチラ見るしかなかったが、マイナビのサイトはスマホ仕様にならないので画面(文字)が小さく、あまり見る気は起こらなかった。
だいたいの結果を確認したのは夕方である。だが、予選通過者に当然いるであろう名前がない。すなわち、渡部愛女流四段や中七海女流三段である。見ると、渡部女流四段は貞升南女流二段に、中女流三段は内山あや女流初段に屈していた。しかし……である。
渡部女流四段は、第5期白玲戦・女流順位戦B級で、9戦全勝でA級復帰を決めていた。
片や貞升女流二段は同C級で8戦全敗で、D級に降級していた。
このふたりが戦えば、十中八九渡部女流四段が勝つと思う。ところが勝敗は逆になった。ここが将棋の、いや早指し戦の恐ろしいところである。
そもそも渡部女流四段は、倉敷藤花戦で大城千花アマに敗れたときもそうだが、誰が相手でもいい勝負をしてしまう。否、相手に100%の力を出させてしまうのだ。
そして中女流三段である。言うまでもないが、中女流三段は元奨励会三段。つまり福間香奈女流六冠と西山朋佳女流二冠と同じ段位だった。だから中女流三段が昨年11月に女流棋士デビューしたとき、すぐにタイトル戦に登場すると思った。まあまだ1年も経っていないからアレだが、まだその野望は達成されていない。
この日の結果を見て、タイトル戦に登場することの難しさを改めて痛感したし、また登場したとしても、タイトル保持者は福間女流六冠と西山女流二冠である。清麗戦の渡部女流四段の苦戦を見るまでもなく、タイトルへの道は険しい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

22日の注目局

2025-07-24 23:35:07 | 将棋雑記
22日は注目の対局がいくつかあった。まずは第38期竜王戦決勝トーナメント準決勝で、佐々木勇気八段(1組2位)VS永瀬拓矢九段(2組優勝)と、八代弥八段(1組優勝)VS石田直裕六段(4組優勝)である。
前者は、この位置で対決するのが予想すらされた組み合わせ。
だが後者の、八代八段VS石田六段の対決は、まったく予想できなかった。とくに石田六段は第96期棋聖戦の杉本和陽六段のときと同じく、完全なダークホースだった。
22日はバイトだったので、帰宅してから読売新聞オンラインを開いた。私は読売新聞の読者なので、同サイトを見られるのである。
まず八代VS石田戦を開いた。だが21手目、先手の石田六段が飛を引いたところで局面が止まってしまった。そこで下にスクロールすると、もう一局盤面があった。よく分からないが、前者の将棋は、このあたりで千日手になったのだろう。
そこで指し直し局を鑑賞すると、相掛かりの出だしから、後手の石田六段がひねり飛車に変化していた。
これが昭和の時代の本格ひねり飛車で、私は懐かしくなったのだが、それが持久戦になり、先手の八代八段も穴熊に組んだりして、完全な居飛車対振り飛車になってしまった。
ところがここから、お互い桂を打ちあいそれを交換して、千日手になってしまった。こっちが千日手だったのか!
ということは、21手目の上の局面がリアルタイムということだ。
竜王戦はとりあえず置いといて、もうひとつ気になる将棋が、第15期女流王座戦本戦1回戦、西山朋佳女流二冠VS磯谷祐維女流初段である。あまり知られていないが、「私が勝手に選ぶ女流棋士ファンランキング」の1位と2位の対戦である。こちらはもう対局が終わっているが、結果を見ないで、指し手を再生する。
もっとも中盤の局面はチラッと見ていて、先手西山女流二冠の三間飛車に、礒谷女流初段の右玉になっていた。対振り飛車にはちゃんと左玉で指してもらいたいと思うが、これが磯谷女流初段の作戦だから、周りが口を挟むことではない。
ただ現実的には、後手の布陣は角落ちの上手みたいで、先手を持っても簡単に攻略できそうにない。
しかも西山女流二冠の飛車は浮き飛車の上、歩越しの位置におり、容易に捌けそうにない。これは磯谷女流初段に乗りたいと思った。
なお、ランキング1位と2位の対戦でも、LPSA絡みのため、私は本局に限り、磯谷女流初段を応援する。
それはいいとして、画像の磯谷女流初段の髪が、黒くなっていないか?
私はかねがね、磯谷女流初段が黒髪に戻したら、次のファンランキングでは、磯谷女流初段を1位にする、としていた。
だが実際に黒髪になられてみると、なんだか印象が全然違うのである。なんか、金髪のほうが似合ってなかったか?
前言を撤回して誠に申し訳ないのだが、どうであろう、磯谷女流初段は、金髪に戻す?手もあるのではなかろうか。
将棋のほうだが、終盤まで磯谷女流初段が優位に進めていたが、終盤で玉の逃げに一失あり、西山女流二冠がものすごい追い込みで、逆転勝ちした。
磯谷女流初段、大魚を逸す。でも腐らずに、精進してもらいたい。
さて、竜王戦である。まず佐々木VS永瀬戦を再生すると、佐々木八段が見事な指し回しで、快勝していた。佐々木八段、2期連続の挑戦者決定戦進出は勲章で、新・竜王戦男といっていいだろう。
そして問題は八代VS石田戦である。現在の局面がチラッと映っていたが、すぐ初形に戻す。
ところが「▲5三馬」が踏ん張っていて、また盤上に角が3枚ある。これ、以前もそうだったよね。どう考えてもバグで、こんなん、読売オンラインの関係者だって把握しているんだろうから、すぐにシステムを点検してくれよ。こういうところで、サイトの評価が低くなるのは残念である。
将棋は99手目▲4二角までだが、盤上には▲5三馬、▲4四馬と角が3枚おり、後手玉は△5一玉だから、これで詰んでしまっている。
それで再生をやめたのだが、実際は△6二玉と逃げられるから、まだ終わっていない。だが、石田六段が勝ちそうな気がした。事実、石田六段が勝った。
さあこれで、竜王戦の挑戦者決定戦は、佐々木八段VS、まさかまさかの石田六段となった。石田六段、本戦初戦で敗退した山下数毅奨励会三段に替わって、台風の目をかっさらった感がある(註:読者から本文の誤りの指摘があり、一部訂正しています)。竜王戦挑戦への道を前後編で語るなら、前半は山下三段、後半は石田六段というところだ。
だがタイトル戦は、挑戦者にならなければ意味がない。挑戦者決定三番勝負は、あす25日から。石田六段の奮闘を祈る。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山下奨励会三段、敗れる

2025-06-27 13:36:12 | 将棋雑記
この25日は第36期女流王位戦第5局・福間香奈女流王位VS伊藤沙恵女流四段戦と、第38期竜王戦決勝トーナメント・山下数毅奨励会三段VS谷合廣紀四段戦があった。
ふつうならばタイトル戦の最終局に注目するところだが、今回は別。奨励会員の竜王戦決勝T初見参となれば、こちらに注目すべきだろう。
しかし25日は野暮用があり、読売オンラインで竜王戦の局面を見たのは、だいぶ遅かった。
その局面は、先手谷合四段が山下玉に歩で王手していた。駒割を見ると、やや駒損ながら、飛車を捌いて攻め手に回っている谷合四段がかなりいいと思われた。
そして次にサイトを見たときは、谷合四段が勝っていた。
局後のコメントを読むと、山下三段が26手目に仕掛けたのが、無理筋だったようだ。むろん山下三段は角を換わったあと、飛車先の歩を突いて十分と見ていたのだが、そのいとまを与えない谷合四段の反撃が速かった。
山下三段は受けに回ったが、この形は自然に指せば、先手が勝てる。これは谷合四段も、読んでいて楽しかったのではないか。
よくなった谷合四段には、次の一手のような好手が次から次へと出てくる。以下、87手まで、谷合四段の勝ち。山下三段の完敗だった。
それにしても山下三段、なんであんな手を指しちゃったかなあ。
仕掛けの5手後に谷合四段の歩突きが出たわけだが、20手後の妙手を見落としたわけではないから、この手も読んでいた、と考えるべきだろう。しかしそれでも指せる、と結論した山下三段の大局観が悪かったわけで、ここだけいえば、山下三段が弱かった、ということだ。
あぁ、決勝トーナメントにおける山下三段の快進撃を期待していた私は、呆けてしまった。自分の中で、山下三段の活躍が生活のハリになっていたのだと、改めて痛感した。
もはや竜王戦は、誰が出ても藤井聡太竜王の防衛である。とりあえずは、1組5位の森内俊之九段の応援に回るとしようか。
なお山下三段は、現在奨励会三段リーグで4勝4敗。残り10局を1勝9敗で四段昇段だから、文字通り十中八九、四段を手に入れたといってよい。この悔しさは、来期竜王戦で晴らしてもらいたい。
そして女流王位戦は、福間女流王位が勝ち、7連覇となった。伊藤女流四段は2勝して大健闘だったが、タイトルの壁は厚かった。いまの福間女流六冠、西山朋佳女流二冠からタイトルを獲るのは相当に難しい。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

棋士と女流棋士の結婚・2

2025-06-22 23:08:21 | 将棋雑記
きょう放送のNHK杯将棋トーナメントは、和田あき女流二段の記譜読み上げだった。これは収録だから、当然誰も、和田女流二段の結婚には触れていない。
司会は室谷由紀女流三段で、いろいろな意味で、私の気分は複雑だった。
さて当ブログでは2023年11月22日に、「棋士と女流棋士の結婚」を書いている。あれから2組増えたので、改訂版を載せておこう。なお今回は、両者の年齢差を記した。「▲」が付いているのは、姉さん女房である。

福崎文吾九段&福崎睦美さん(▲1年10ヶ月)
植山悦行七段&中井広恵女流六段(12年1ヶ月)
塚田泰明九段&高群佐知子女流四段(6年4ヶ月)
千葉幸生七段&千葉涼子女流四段(1年2ヶ月)
中座真八段&中倉彰子女流二段(7年0ヶ月)
真田圭一八段&真田彩子女流三段(▲0年1ヶ月)
及川拓馬七段&上田初美女流四段(1年6ヶ月)
出口若武六段&北村桂香女流二段(0年6ヶ月)
本田奎六段&山根ことみ女流二段(0年8ヶ月)
千田翔太八段&中村真梨花女流四段(▲6年10ヶ月)
野月浩貴八段&渡部愛女流四段(19年11ヶ月)
黒沢怜生六段&和田あき女流二段(5年8ヶ月)

最も生年月日が近いのは真田夫妻で、54日。
最大は野月八段&渡部女流四段の、19年11ヶ月。野月八段は、本当にでかした。中年のヒーローといえるだろう。
姉さん女房は12組中3組の25%。厚生労働省が2020年に公表した「人口動態統計」では、「姉さん女房」が24.5%で、かなり近い。これは年々増加傾向にあるから、今年発表のそれは25%を越えるだろう。
ちなみに、私と「角館の美女」の年齢差は。「▲1年7ヶ月」である。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

結婚2つ

2025-06-21 23:34:07 | 将棋雑記
きのうビックリしたのは、お笑い芸人のバイきんぐ・小峠英二が、結婚を発表したことだ。
ヒトは40歳を過ぎると結婚の可能性が絶望的に低くなるらしいが、小峠英二は49歳。そんな世間の風潮はモノともしなかった。
小峠英二、時折見るテレビ番組では、独身生活を謳歌しているふうだったが、あれはテレビ用の演出だった。実際は、しっかり愛を育んでいたわけだ。
小峠英二はこちら側の人間だと思っていたが、違った。けっきょく私の心の同志は、今田耕司しかいなかった。

もうひとつビックリしたのは、日本将棋連盟から、黒沢怜生六段と和田あき女流二段の結婚が発表されたことだ。
結婚の報はいつも突然だが、和田女流二段はまだ若いだろうと思いきや、もう27歳だった。これは結婚適齢期というべきか。
和田女流二段は現在、NHK将棋トーナメントの記譜読み上げを担当している。また黒沢六段も、かつてNHK杯の記録係を担当していた。いわばNHK杯が導いた縁といえようか。
そして、当ブログの古参読者は先刻承知だが、和田女流二段は妹・はな女流1級とともに大野教室の生徒だった。その縁で私も、ふたりが小学生のころから親しくさせていただいた。
もちろん当ブログにも、何度も登場している。ただ、私はあき女流二段とはな女流1級をいつも間違えてしまい、いつもふたりを怒らせていたものだ。
植山悦行七段、大野八一雄七段、中井広恵女流六段プレゼンツの将棋合宿にも、ふたりは何度か参加している。
その詰将棋早解きタイムトライアルでは、だいたい私が優勝していた。だがある年のそれでは、初参加のあきちゃんがぶっちぎりで優勝した。そのとき、私はもうあきちゃんに勝てない、と絶望感に苛まれたのだった。
その後もあきちゃんは着実に力をつけ、女流棋士になった。そして現在は、(降級が決まってしまったが)堂々のA級である。もうすっかり、私とは住む世界が違ってしまった。
いまとなっては、私と交流があったことも、和田女流二段にとっては黒歴史であろう。まあ、笑って赦していただこう。
和田女流二段は例によって「和田あき」で活動するが、戸籍上は「黒沢あき」となった。ちょっと妖艶な響きがよい。黒沢先生、和田先生、これから幸せな家庭を築いてください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする