一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

11月25日、27日、28日の訪問者数と閲覧数

2018-11-30 00:12:51 | プライベート
当ブログサイト「goo」には2ヶ月に一度「アクセス解析の体験キャンペーン」がある。これは、ふだん有料の「時間ごとの訪問者数、時間ごとの閲覧数、ページごとの閲覧数、閲覧元URL、ブラウザリスト」が、奇数月下旬の10日間だけ、無料で見られるものだ。
今月の場合、たとえば初日の21日は、前日までの10日分のデータも見られるので、実質11月11日から29日まで、19日分のデータ見られることになる。
では、11月25日(日)、27日(火)、28日(水)の時間ごとの訪問者数、閲覧数を記そう。


11月25日「石橋幸緒さんは、上村亘四段に似ている」

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11月27日「渡部女流王位の勝敗について考える」

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11月28日「早い投了」

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以上である。
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最近見た夢(2018.11.14、16、17、24、27、28)

2018-11-29 00:07:54 | 
最近見た夢を記しておこう。

まず14日朝に見た夢。
ある大女優が出ていた。彼女は、エッセイに旅行ガイドを足したような本を上梓していた。これは彼女のプロデュースらしかった。
なぜこんな夢を見たかと思うに、私が前日、必要があって、昔の旅行日誌を見たからだと思う。
夢の中では、この大女優が急逝したとの報を聞き、ガク然としたのであった。
なぜ大女優が出演したか。土曜日のバラエティ番組で、ゲストの柴田理恵がこの女優のことを話していたのが、私の脳裏に残っていたからだと思う。

続いて16日の朝に見た夢。
私はどこかの山岳地帯にいた。急峻な山があったが、そこは高さが35メートルしかなかった。その山頂から麓まで、2メートル四方の穴が、垂直に一直線に掘られていた。係員の話だと、近道用の穴らしかった。
場面変わって、私は義理の妹の実家にいたらしかった。現実の姪は中学2年生だが、夢の中では小学1年生かそこらだった。
私は便意を催してトイレにいったが、それは戸外にあり、ベニヤの床に四角い穴を開けただけの汲み取り便所だった。それで彼方を見ると、ちゃんとした便所があったようだった。
また場面変わって、9人の選手による100メートル走があった。私はそれらの選手のフルネームを覚えた。
……というところで目が覚めた。起きると激しく眩暈がした。1ヶ月くらい前もこの症状に陥ったことがあり、かなりまずい傾向だと思っている。

17日に見た夢は、これはあくまでもイメージなのだが、5つのカテゴリーがあって、それがさらに5つに分かれている。それぞれ5文字の言葉が入り、私が解いていた。
3つ目のカテゴリーまで解いたところで、夢から覚めた。

続いて24日の朝に見た夢。
私は旅先で、ビジネスホテルに泊まっていた。といってもそこはどこかのオンボロ事務所のごとくで、そこの1階の部屋の片隅のベッドに、私は寝ていた。
明け方、気が付くと表は大雨で、私はその一角にある汚い流し台に行った。その近くにもベッドがあって、女性が布団をかぶって寝ていた。この女性はもちろん私の知己だったが、誰かは忘れてしまった。
私は尿意を催してきた。流し台にはカラフルな雑巾が何枚も重ねられていた。その隅に、私は小便をした。
気が付くと、室内が浸水しており、ベッドの脚のところまでなみなみと雨水がきていた。私は床に旅行カバンを置いていたから、カバンが雨水に沈む絵を想像して、ゾッとした。
そこに久保利明王将がきた。私は久保王将と旅行をしていたらしく、同じホテルに泊まっていたのだ。
私は久保王将に被害状況を聞いたが、王将は2階に泊まっていたことに気付いた。だから床上浸水はないはずだが、王将は私の被害を気遣ってか、「少し水が入ってきた」と言った。
……というところで、目が覚めた。私はもちろん、尿意を催していた。

おまけにもう2つ。

続いて27日朝に見た夢。
この夢は見応えがあった。しかし内容は忘れてしまい、私はこのブログに書くために、夢の中で内容を反芻した。ということは、この時点で半分覚醒していたのかもしれない。
イメージでは、将棋でいえば盤面中央で壮絶な攻め合いになり、▲4五銀がグイッと▲3四銀と出た感じに似ていた。
目が覚めても具体的な内容は思い出せなかった。

最後に28日の朝に見た夢。
4つくらい違う場面があったのだが、そこは忘れた。
私は外の高所にいて、そこからはある建物の屋上に設置された、高さ5メートルくらいのアイヌ人形のような彫り物が見えた。
そこはある宗教団体の建物のようだった。中には東野幸治がいた。
また、位を昇格したい若者の信者もいたのだが、昇格はできなかったようだ。
その教団では副業で薬や雑貨を売っており、倉庫にはその在庫がいっぱい置いてあった。その間取りは、ウチの旧工場に似ていた。そして注文が入ると、信者が商品を取りに来るのだが、商品は中空に置かれていたりして、なかなか取りにくい。
私は幹部格の信者に、ウチの工場が空いているから、場所を提供しましょうかと言うと、それは断られた。
よく考えたら、自分自身が旧工場の軒先を使い、雑貨やネギを売ればいいんだと思った。
というところで、何となく目が覚めた。
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早い投了

2018-11-28 00:08:08 | 男性棋士
21日のA級順位戦・▲羽生善治竜王と△阿久津主税八段の一戦は、羽生竜王が2,000局目の公式戦対局だったという。史上7人目、もちろん最速で、32年11ヶ月での達成だった。この間の勝率は.709。勝率6割を越えれば一流と言われる世界で、この数字は驚異的である。これなら獲得タイトルも99期になるわけで、もう、並の棋士とは頭の構造が違うのだろう。
そんなわけかどうか、本局はニコ生とAbemaTVで中継があった。
羽生竜王はここまで3勝1敗と堅調だが、阿久津八段は0勝4敗。阿久津八段は4年前にA級昇級したが、その時は9戦全敗で降級している。すなわち現在A級13連敗で、A級の連敗記録を更新中である。だがこれでは、A級棋士でありながらA級棋士でない、不本意な立ち位置になってしまう。とにかく片目を開けたいところだが、対羽生竜王戦もここまで10戦全敗で、外野からはどこからどう見ても勝つ要素がないのであった。
私はチラチラAbemaTVを見ていたが、本局は阿久津八段もよく戦っていると思われた。
ところが夜戦に入り、羽生竜王が金得し、▲3四桂から▲1五歩と突いたところで、対局室の空気が弛緩した。すなわち阿久津八段が投了してしまったのである。

この時AbemaTVでは高見泰地叡王と佐々木大地四段が解説していたが、どうも要領を得ない。投了後の、後手玉への明確な寄せが見つからないのである。
NHK杯では、視聴者サービスで棋士が分かりやすい局面まで持っていって投了するが、なるほど通常の対局ではこんな感じなのか……とも思ったが、いやそれにしたって早すぎるだろこれ、という感じである。
この将棋、いつから均衡が崩れたのかは知らないが、長時間劣勢の局面を考えさせられて、しかも相手はヘビならぬハブである。どうせ本局も負けるのだろう、なんて考えがよぎったとしたら、投げたくなっても不思議ではない。
しかも聞くところによると、阿久津八段は投げっぷりのいい棋士らしい。その癖が順位戦でも出てしまったようだ。
そうはいっても投了の局面、もう一手△3九馬、くらいは指してもよかったのではないか?
その局面、私たちレベル同士の戦いなら、後手にも勝機は十分ある。羽生竜王も最後の寄せを考える時間を取り上げられ、クサッタかもしれない。
でも、相手が投了しちゃったんじゃしょうがない。閉店ガラガラである。
これで阿久津八段は今期も降級濃厚となったが、幸いまだ、1勝者が3名いる。そのうち2棋士とは直接対決があり、残留には一縷の望みがある。そもそも前期は6勝4敗で昇級したんだし、「今期はボーナスのA級」くらいに思えば、気分も軽くなるというものだ。初勝利もすぐ転がり込むに違いない。
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渡部女流王位の勝敗について考える

2018-11-27 00:49:11 | 将棋雑記
今年度、渡部愛女流王位は里見香奈女流五冠から女流王位を奪取。その特典として男性棋戦にも出場し、好成績を収めている。しかし肝心の女流棋戦のほうがパッとしない。13日の女流名人戦リーグ最終戦は、勝てば残留だったが敗れ、まさかの陥落となってしまった。
ではここで、渡部女流王位の今年度の成績を記してみよう。なお勝敗の○●は、渡部女流王位から見たもの。カッコ内は持ち時間である。

■女流棋戦
4月6日 第26期倉敷藤花戦1回戦 ○中澤沙耶女流初段(2時間)
4月18日 第45期女流名人戦リーグ1回戦 ○甲斐智美女流五段(2時間)
5月2日 第45期女流名人戦リーグ2回戦 ●伊藤沙恵女流二段(2時間)
5月9日 第29期女流王位戦第1局 ○里見香奈女流王位(4時間)
5月12日 第8期女流王座戦一次予選決勝 ●伊奈川愛菓女流初段(40分)
5月15日 第26期倉敷藤花戦2回戦 ●藤井奈々女流3級(2時間)
5月22日 第29期女流王位戦第2局 ●里見香奈女流王位(4時間)
5月30日 第29期女流王位戦第3局 ○里見香奈女流王位(4時間)
6月7日 第45期女流名人戦リーグ4回戦 ●上田初美女流四段(2時間)
6月13日 第29期女流王位戦第4局 ○里見香奈女流王位(4時間)
7月4日 第45期女流名人戦リーグ3回戦 ●山根ことみ女流初段(2時間)
7月7日 第12期マイナビ女子オープン予選2回戦 ●里見咲紀女流初段(30分)
8月8日 第45期女流名人戦リーグ5回戦 ●香川愛生女流三段(2時間)
9月12日 第45期女流名人戦リーグ6回戦 ○相川晴香女流初段(2時間)
10月18日 第45期女流名人戦リーグ7回戦 ○中村真梨花女流三段(2時間)
11月2日 第45期女流名人戦リーグ8回戦 ●武富礼衣女流初段(2時間)
11月13日 第45期女流名人戦リーグ9回戦 ●谷口由紀女流二段(2時間)
(7勝10敗)

■男性棋戦
7月11日 第12回朝日杯将棋オープン戦一次予選1回戦 ●石川陽生七段(40分)
8月24日 第67期王座戦一次予選1回戦 ○木下浩一七段(5時間)
9月7日 第27期銀河戦本戦1回戦 ●島本亮五段(15分)
9月25日 第60期王位戦予選1回戦 ○川上猛七段(4時間)
10月4日 第67期王座戦一次予選2回戦 ○泉正樹八段(5時間)
11月6日 第60期王位戦予選2回戦 ●近藤正和六段(4時間)
11月30日 第67期王座戦一次予選3回戦 門倉啓太五段(5時間)
(3勝3敗)

女流棋戦は7勝10敗。新年度のスタートはよかったが、5月12日に伊奈川女流初段に負けて、私たちは「アレッ?」となった。その後里見女流五冠との女流王位戦五番勝負を3勝1敗としたから、ほかの棋戦には若干関心が薄れたのだが、そちらは結局4勝9敗となった。しかも女流初段以下とは2勝5敗なのがマズイ。倉敷藤花戦は2局目、女流王座戦とマイナビ女子オープンは出ると負けで、夏以降は女流名人戦リーグしか残らなかった。奨励会三段格とは互角以上の成績を収めたのに、これじゃあべこべである。
なお、マイナビ女子オープンでもし里見女流初段に勝っていたら、次の決勝の相手は、礒谷真帆アマ(当時)だった。そして2人が対局して渡部女流王位が勝っていたら礒谷女流初段のプロデビューはなかったわけで、そう考えると感慨深いものがある。

いっぽう男性棋戦のほうは3勝3敗と健闘している。この理由を考えてみて、棋戦の持ち時間に思い当たった。
すなわち男女混合で持ち時間が2時間以下の場合は4勝11敗、4時間以上の場合は6勝2敗となり、長時間になるほど勝率が高いのだ。
これは長時間になるほど読みの量が蓄積され、ミスが少なくなるからだと思う。だがそうは言っても現実的に男性棋士は強いから、簡単に勝てるものではない。またタイトルホルダーとして、同じ女流棋士に簡単に負けてもいけない。
というわけでやっぱり、渡部女流王位のこの星が、いまひとつ理解できない。もうひとつ思うに、渡部女流王位は、相手の棋力のレベルに合わせてしまうのだろう。となると、渡部女流王位が私との指導対局で時々足をすくわれるのも、分かる気がするのだ。
ということなら、いつも男性棋士と戦うような特別な緊張感を持って臨めば、すべての棋戦でいい数字が残せると思うのだが、まあそれができれば苦労はないわけで、難しいところだ。
コメント (2)
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第8期女流王座戦五番勝負総括

2018-11-26 00:08:22 | 女流棋戦
もはや旧聞になってしまうが、今期の女流王座戦五番勝負に、清水市代女流六段が名乗りを挙げたのには驚いた。
清水女流六段は獲得タイトル数43期、実績十分の大豪だが、現在49歳で指し盛りを過ぎている。しかし挑戦者決定戦では若手実力者の伊藤沙恵女流二段を降し、いままた存在感を示した。
待ち受ける女流王座は里見香奈女流四冠。彼女との番勝負は、2年前の女流名人戦が思い出されるが、この時はフルセットまでもつれこみ、それは名勝負だった。
しかし今回は里見女流王座も奨励会を退会し、もう女流棋戦一本に絞っている。五番戦えば、里見女流王座が3勝以上はすると思われた。
五番勝負第1局は168手の大熱戦になったが、里見女流王座の勝ち。残り4局で挑戦者が3勝するとは思えず、ここで里見女流王座の防衛がほぼ決まったのである。
迎えた第2局。先番里見女流王座の位取り中飛車に、清水女流六段は超速△7三銀+舟囲いである。清水女流六段は穴熊も指すが、囲いのベースは舟囲いで、昭和の香りが漂う。私から見れば、そんな清水陣を攻略するのは簡単だと思うのだが、清水舟囲いは途中で補強されたりして、妙に崩れないのである。どうも通常の対局者は、この変貌に戸惑いを覚え、勝ち切れないように思えるのだ。

第2局は里見女流王座が華麗な攻めを見せ、第1図の▲6三銀が痛打。私はコンピューター将棋とよく指すのだが、この類の手がコン君は好きである。
これに△8二飛では▲5四銀成△同銀▲同金△同金▲同飛と捌いて振り飛車よし。よって清水女流六段は△5五歩と金を取ったが、ここで里見女流王座の▲7二銀不成が当然ながら好手だった。ここ「成」とやっては銀の働きが半減してよくない。「不成」は次に▲6三銀成と活用する手があって、遊び駒にはならない。すなわちここで、里見女流王座が優勢になったのである。
ただ敗勢になってからの清水女流六段が妙に粘り、手数が伸びてゆく。
負け将棋を粘るのは大切だが、清水女流六段の場合はまったく勝ち味のない将棋でそれをやるのが引っ掛かる。本局もそうで、投了の時期を逸したように思われた。
結局最後は里見女流王座が相手玉を鮮やかな即詰みに討ち取り、2連勝となった。
こうなるとあとは、清水女流六段が何勝を返せるかに焦点が集まった。
そして21日に行われた第3局である。里見女流王座のゴキゲン中飛車に、清水女流六段は超速▲3七銀戦法。
清水女流六段の3筋攻めに里見女流王座が△3二飛と備え、△5一角に▲5六歩。これが飯島栄治七段も唸る好手だったようだ。

しかるに第2図の▲3八歩が何たる手(失礼)。気合が悪すぎた。この局面、男性プロの見解は▲5四歩だった。ちなみに私なら、体調絶好調の時なら、ツッパッテ▲5四歩。精神的にドヨ~ンとしていたら▲3八歩と屈服する。つまり▲3八歩はアマ的には普通にある手なのだが、プロ的にはダメなんだと思う。
すなわち貴重な1歩を使って飛車の横利きを消し、3筋に歩が打てなくなった。これだけでも相当なマイナスである。たぶん清水女流六段も、打った後で罪の深さに気がついたと思う。
以下は例によって、清水女流六段が勝ち味のない将棋を粘る。里見女流王座も気は緩めなかったと思うが、内心はもらったと思っている。
かくして里見女流王座が3連勝で防衛となった。優勝賞金500万円はでかい。本人は棋士の目標が絶たれ、女流のタイトルを獲ったところでよろこび半分だろうが、それでも長く第一人者に君臨すれば、傷も癒えてくるであろう。
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