一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

将棋クイズ50問<2024年版>

2024-04-26 23:38:06 | 将棋雑記
久しぶりに、将棋クイズ50問を出題する。解答発表は28日。

①次のタイトル戦のうち、4人の棋士×4組によるミニリーグがあったのはどれ?
A.王座戦 B.棋王戦 C.棋聖戦

②現在の王位戦の正式名称はどれ?
A.伊藤園お~いお茶杯王位戦
B.お~いお茶杯伊藤園王位戦
C.伊藤園王位戦お~いお茶杯

③大山康晴十五世名人座右の銘「助からないと思っても助かっている」は、誰の言葉?
A.大原総一郎 B.河井寛次郎 C.松下幸之助

④東京・将棋会館4階の「高雄の間」の名称は、どこからきている?
A.自動車 B.カラーテレビ C.クーラー

⑤大山十五世名人のタイトル戦を19連覇でストップさせたのは誰?
A.升田幸三 B.二上達也 C.加藤一二三

⑥大山十五世名人のタイトル戦連勝記録を「17」でストップさせたのは誰?
A.升田幸三 B.二上達也 C.加藤一二三

⑦藤井聡太竜王・名人のタイトル戦連勝記録を「16」でストップさせたのは誰?
A.豊島将之 B.菅井竜也 C.伊藤匠

⑧同一棋士2名による同一タイトル戦は、最長で何期連続?
A.4期 B.5期 C.6期

⑨羽生善治九段は王座戦五番勝負で、何期連続ストレート勝ちした?
A.5期 B.6期 C.7期

⑩棋士番号と誕生日が同じ棋士は誰?
A.大山康晴 B.加藤一二三 C.中原誠

⑪芹沢博文九段が出したレコードのタイトルは?
A.「与作」 B.「野風増(お前が20才になったら)」 C.「男と女のラブゲーム」

⑫1976年、内藤國雄九段が内藤国雄名義で発売した「おゆき」。B面曲はどれ?
A.こころ酒 B.祝盃 C.夫婦鏡

⑬1987年放送の日本テレビ年末時代劇スペシャル「田原坂」に出演した女性は誰?
A.藤森奈津子 B.林葉直子 C.中井広恵

⑭1987年、「将棋世界」の企画で「A級VS新鋭四段」の企画が行われましたが、角落ちで勝ってしまった棋士は誰?
A.中原誠 B.大山康晴 C.谷川浩司

⑮将棋ペンクラブ元会長・高田宏氏の血縁者は誰?
A.高田丈資 B.高田尚平 C.高田明浩

⑯「将棋世界」などで活躍した、イラストレーター・鈴木康彦氏を父に持つ(女流)棋士は誰?
A.鈴木輝彦 B.鈴木大介 C.鈴木環那

⑰公認会計士の資格を持つ棋士は誰?
A.鈴木大介 B.船江恒平 C.今泉健司

⑱伊奈川愛菓女流二段は医師ですが、何科の専攻?
A.精神科 B.皮膚科 C.放射線科

⑲囲碁棋士でもあった将棋棋士は誰?
A.北村秀次郎 B.北村文男 C.北村昌男

⑳深浦康市九段の愛称は何?
A.「日本代表」 B.「大陸代表」 C.「地球代表」

㉑2016年12月24日に行われた、藤井聡太四段のデビュー戦。VS加藤一二三九段との戦型は何?
A.相矢倉 B.相懸かり C.角換わり相腰掛け銀

㉒2017年8月12日号「週刊現代」に、巻頭グラビアで登場した女流棋士は誰?
A.山口恵梨子 B.室谷由紀 C.渡部愛

㉓2023年の賞金・対局料ランキング1位は、藤井八冠の「1億8634万円」。では、1995年、羽生九段が七冠王を達成したときの額はいくら?
A.1億4597万円 B.1億6597万円 C.1億8597万円

㉔桐谷広人七段の著書はどれ?
A.「将棋は歩から」 B.「将棋は歩で勝て」 C.「歩の玉手箱」

㉕「将棋の日」が11月17日に制定された理由は何?
A.御城将棋が行われた日だから B.徳川家康の命日だから C.日本将棋連盟の創立日

㉖徳川家康は将棋何段?
A.八段 B.九段 C.十段

㉗2007年6月3日、東京・新宿で行われたLPSA設立イベントで、石橋幸緒女流四段(当時)と飛車落ち対局を行った女性は誰?
A.和田あき B.山根ことみ C.竹俣紅さん

㉘今年の3月12日から4月12日まで、将棋のラッピングトレインが走った愛知県の路線はどれ?
A.愛知環状鉄道 B.東海交通事業城北線 C.名鉄瀬戸線

㉙2011年5月に東京・将棋会館で行われた、将棋ペンクラブ関東交流会の日に起こった椿事は何?
A.襖を隔てた隣の部屋で、公式戦が戦われていた。
B.4階のトイレが水漏れになり、使用不能になった。
C.1階の売店に泥棒が入った。

㉚「終盤の魔術師」の異名を持つのは森雞二九段。では、「終盤の話術師」と呼ばれたのは?
A.神吉宏充 B.伊藤博文 C.豊川孝弘

㉛女王を連続5期または通算7期獲ると、どの称号を手に入れられる?
A.クイーン女王 B.永世女王 C.名誉女王

㉜2022年10月21日、鎌田美礼女流2級が日本テレビ「クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?」に出演したときの成績は?
A.6問目で敗退 B.10問目で敗退 C.300万円の問題で敗退

㉝羽生九段が名乗ったことのある段位は何段?
A.六段 B.七段 C.八段

㉞藤井竜王・名人が名乗ったことのある段位は何段まで?
A.六段 B.七段 C.八段

㉟つのだじろうのマンガ「5五の龍」で、主人公の駒形竜が着ているトレーナーに描かれている駒は何?
A.王将 B.龍王 C.飛車

㊱2001年に結成されたボーカルユニット「原宿将棋通り」のメンバーは4人。山田久美女流四段、中倉彰子女流二段、中倉宏美女流二段ともうひとりは誰?
A.清水市代 B.矢内理絵子 C.高橋和

㊲現在の最年長棋士は誰?
A.宮坂幸雄 B.佐伯昌優 C.田辺一郎

㊳次のうち、義兄弟でないのは誰?
A.真部一男九段と土佐浩司八段
B.大野八一雄七段と安西勝一七段
C.伊奈祐介七段と渡辺明九段

㊴実際にはなかった棋戦名はどれ?
A.古豪新鋭戦 B.早指し新鋭戦 C.女流新鋭戦

㊵プロデビューから公式戦3局目で優勝を果たした棋士は誰?
A.藤本渚 B.宮嶋健太 C.上野裕寿

㊶将棋のニ枚落ち戦で、上手の初手の大悪手はどれ?
A.△2二銀 B.△3四歩 C.△5二玉

㊷次の棋士のうち、奥さんと娘さんが女流棋士なのは誰?
A.塚田泰明 B.伊藤果 C.千葉幸生

㊸羽生九段が獲得したタイトル99期の中で、最も多く獲ったタイトルはどれ?
A.王位 B.王座 C.棋聖

㊹藤井竜王・名人は八冠目に獲ったタイトルは何?
A.名人 B.王座 C.棋王

㊺今年も山形県天童市で行われた「人間将棋」。まつりの正式名称は何?
A.天童将棋まつり B.天童舞鶴山まつり C.天童桜まつり

㊻現在の最年少女流棋士は誰?
A.伊藤真央 B.竹内優月 C.岩崎夏子

㊼次の師弟関係のうち、どちらも同じ誕生日なのは?
A.大野八一雄&田中沙紀 B.高橋道雄&宮宗紫野 C.中村修&香川愛生

㊽イギリス出身の女流棋士は誰?
A.カロリーナ・フォルタン B.内山あや C.和田はな

㊾今年2月4日に指された第49期棋王戦第1局は、藤井棋王初の持将棋となりました。これは公式戦通算何局目だった?
A.328局目 B.378局目 C.428局目

㊿あなたが思う藤井竜王・名人の印象に残る一手を挙げてください。
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第82期名人戦第2局2日目

2024-04-25 13:08:18 | 男性棋戦
第82期名人戦(主催:毎日新聞社、朝日新聞社、日本将棋連盟)第2局、豊島将之九段の封じ手は、2筋に歩を打つ手だった。8筋に歩を打ったのと同じく傷を消した手だが、ひねり飛車は2筋の敵陣に歩を打てるのが強みである。それを自ら封じることは面白くないが、やむを得なかったのだろう。
藤井聡太名人は左桂を跳ね、満を持して端攻め。これは対ひねり飛車の常套手段で、かなり厳しい。果たして豊島九段は大長考に沈んでしまった。
素人の見立てだが、こうなるなら2筋に歩を打つ手は保留し、銀を上がって増強する手を見たほうがよかったのではないか。
2日目のABEMA解説は百名山・中川大輔八段、阿部光瑠七段、中村真梨花女流四段、和田はな女流1級である。和田女流1級は、彼女が小学生のころから私は知っているがずいぶん綺麗になった。通常ならファンランキングに入るが、そんなわけでランクしづらい。
盤上は中川八段の解説通りに進み、藤井名人は手にした桂で、飛車を召し取ることに成功した。アマ同士なら勝負ありで、気の早い先手なら投了しているだろう。
ところがABEMA AIの評価は後手ややよし程度で、私は意外だった。
それを裏付けるように、藤井名人は1筋に飛車を打つ。実はこの手、私も予想していたのだが、こんなところに飛車を打つようでは、確かに難しい戦いだ。
そこからの指し手も難しいのだが、中川八段と阿部七段は、いろいろ手を読みながら、AI推奨の手にたどり着く。これはさすがだと思った。
中川八段が変化手順を述べるときも、「駒に活気がある。ハツラツとしてなきゃいけない。活気がなきゃいけない」と、駒の勢いを重視するので、手の意味が分からなくても、とても分かりやすい。
局面はいつの間にか豊島九段有利。ここで豊島九段の手番で、私ならとりあえず飛車を取る。
ところが豊島九段はここでも大長考に沈む。中川八段は「全部読み切ろうということですね」と推察する。私もここでは、豊島九段の勝ちを疑わなかった。
豊島九段、結局飛車を取る。ところが藤井名人歩成りの王手に、玉が逃げてしまった。これは解説陣が「ない」としていた手だったので、私はびっくりした。
実際、ここで形勢逆転である。ところが藤井名人が銀を取ったあと、成香を祓ったのでびっくりした。ここはAIと解説陣推奨の歩打ちが本手で、私でもそう指す。もちろんこれが正着で、また豊島九段に形勢の針が振れた。
豊島九段、敵陣に飛車を打つ。「自信がありそうな手つきでしたね」と中川八段。今度こそ本当に、豊島九段が勝ったと思った。
このあたりで地震が起こったが、対局者のふたりは微動だにしない。この集中力は素晴らしいと思った。
豊島九段、敵陣に銀を打つ。藤井名人、銀を受ける。しかしAIの推奨手は金打ちである。銀と違い、横すべりで王手できるのが大きいのだ。しかし双方時間もなく、ここは豊島九段が千日手手順で時間稼ぎをするかと思った。
だが豊島九段は自陣の金を逃げる。これがちょっとマズく、藤井名人は桂を打つ。これが好手で、ついに藤井名人に針が振れた。これは100%、藤井名人が勝ったと思った。
最後は豊島九段の角成りに藤井名人が玉を逃げ、豊島九段投了。今年度一の名局に終止符が打たれた。いや藤井名人、この将棋を勝ったか!
豊島九段、健闘虚しく、2連敗。対藤井戦も11連敗となった。ここから七番勝負の残り5局を4勝1敗できるとは思えぬから、これで藤井名人の防衛濃厚となった。藤井名人にタイトル戦で勝つ棋士は、いつ現れるのだろう。
コメント (3)
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第82期名人戦第2局1日目

2024-04-24 11:08:32 | 男性棋戦
23日より、第82期名人戦第2局(主催:毎日新聞社、朝日新聞社、日本将棋連盟)が、「成田山新勝寺」で始まった。
前局は藤井聡太名人の勝ち。本局に豊島将之九段が負けると2ゲーム差となり、早くもあとがなくなる。よって本局、豊島九段は正念場だった。
第2局は豊島九段が飛車先の歩を突いてスタート。ここで角換わりの線が消えた。以下、相掛かり調に進むも、豊島九段が飛車をひとつ横に寄り、タテ歩取りの形になった。
後手はここで金を上がるのが形だが、藤井名人は飛車を引く。飛車が標的になりやすいが、これが令和の手だ。
豊島九段は玉を斜め右に上がる。まっすぐでないのがミソである。さらに左桂を跳ねた。これはもう、「ひねり飛車」といっていいだろう。これは私たち世代には懐かしい戦法で、先手必勝の戦法があるならこれと言われていた。
s983年の第41期名人戦第6局で、谷川浩司八段が加藤一二三名人から名人位を奪取したときの戦法がこれだったし、ほかの名だたる棋士もひねり飛車を採用した。
ただ、後手にも対策はあり、升田幸三実力制第四代名人のタコ金戦法は有名である。また、米長邦雄永世棋聖は後手番を持って受けることが多く、その手厚い指し方は勉強になった。
その後も後手側から有力な対策が出現し、いつしかひねり飛車は「消えた戦法」になった。
しかし最近は相掛かりからひねり飛車に移行する将棋も多く、復活の兆しはあった。今回は藤井名人の研究を外す意味でも、よい戦法選択だったと思う。
とはいえ藤井名人の対策も完璧で、豊島九段もやや勝手が違ったかもしれない。
藤井名人の手番で、ABEMAのAIは角を中央に出る手を示している。私にはこの意味がまったく分からなかったが、果たして藤井名人が角を飛び出したので、私は本当にびっくりした。ここはふつう、角をひとつだけ上がり、玉を2二に持っていく、いわゆる「カタ囲い」が相場である。それが角出とは! こんな人間を豊島九段は相手にしなければならないのか。これは豊島九段、大変である。
しかも豊島九段、藤井名人の桂跳ねに、8筋に歩を打って辛抱した。これではひねり飛車の利がなくなってしまうが、それだけ藤井名人の対策が優秀だったということだ。
桂馬を換わって、豊島九段が39手目を封じた。ここは手が広いところで、私はまったく予想がつかなかった。
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宮宗紫野女流二段に似ているタレント

2024-04-23 23:31:47 | 似ている
きょう4月23日は、宮宗紫野女流二段の誕生日。おめでとうございます。
その宮宗女流二段は、放送作家の野々村友紀子に似ていると思う。
野々村友紀子は1974年8月5日、大阪府生まれの49歳。かつてはお笑い芸人をしていたが、廃業。
2002年に後輩芸人と結婚する。その後は芸能活動を休止していたが、そののち放送作家に転身する。現在はコメンテーターなど、タレントとしても活動し、歯に衣着せぬ言動で人気を博している。
宮宗女流二段と野々村友紀子は、目が似ていると思う。

宮宗女流二段はもうひとり、タレントのいしのようこにも似ていると思う。
いしのようこは1968年2月20日、兵庫県生まれの56歳。1985年に芸能界デビュー。言わずと知れた、石野真子の妹であり、私たちはつねにその枕詞をイメージしていた。
いしのようこといえば、志村けんとのコントが有名である。志村けんも、いしのようこの才能を買っていたようだ。
宮宗女流二段といしのようこは、やっぱり目が似ていると思う。

宮宗女流二段は2017年に結婚したが、その後の成績はパッとしない。女流順位戦もD級3位である。でも幸せそうだからいいのだ。

D級3位の1枚上、D級2位の船戸陽子女流三段も、きょうが誕生日である。でも大台に乗ってしまったから、ちっともおめでたくないだろう。
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注目の棋聖戦挑戦者決定戦

2024-04-22 23:29:05 | 男性棋戦
さあ、いよいよ第95期棋聖戦(主催:産経新聞社、日本将棋連盟)挑戦者決定戦である。対局者は佐藤天彦九段、山崎隆之八段。どちらが勝っても藤井聡太棋聖とは面白い戦いになるが、私としては、居飛車党から振り飛車党にモデルチェンジした佐藤九段に勝ってもらいたかった。
将棋は佐藤九段の先手。佐藤九段の振り飛車模様の立ち上がりは当然として、山崎八段の作戦がハッキリしない。佐藤九段は向かい飛車に振ったが、山崎八段は居玉のまま角道を止め、2枚の銀を進出する。早くも山崎流全開である。
もっとも佐藤九段の向かい飛車も、ふつうは相手が飛車先の歩を2つ突いたらそれに呼応して指すものだ。佐藤九段も、ヘンな序盤ではあった。
山崎八段、4筋の歩を突き越した。これは私の好きな手で、自陣の角筋を通すと同時に、美濃囲いの発展を防ぐ意味がある。
対して佐藤九段は飛車をひとつ浮き、4筋の位を解消しにいく。逆に4筋に位を張り、これは大きく思われた。
佐藤九段、満を持して飛車をぶつける。ここは陣形の差で、山崎八段が応じるわけにはいかない。
しかし佐藤九段は6筋も収め、素人目には振り飛車が十分に思われた。実際、ABEMAで大平武洋六段は、「陣形の差で振り飛車が勝つやすい形」と文字解説していた。
そこで改めて後手陣を見ると、善悪はともかく、よく見る形になっている。これを山崎八段の将棋と見ていいのか? どうも、この将棋は佐藤九段が勝つように思った。
佐藤九段、角をぶつける。今度は山崎八段も応じる。だが山崎八段が敵陣に角を打ち、自陣に成り返って、「おや?」と思った。さっきまで薄かった後手陣が、急に手厚くなったからである。
居飛車の急戦は玉が薄いのが難点で、そこを戦いながら補強していくのが居飛車の醍醐味である。全盛時の中原誠十六世名人の将棋にはよくこの類の手が出てくる。だから、大山康晴十五世名人との実戦譜を並べれば勉強になるのである。角換わりでAIが提示した指し手を記憶するより、(私たちレベルでは)よほど勉強になると思う。
形勢はまったくの互角に戻ってしまった。だが、流れは山崎八段である。そしてこの流れは解消されそうにない。これはアマにも感じ取れるのである。前言訂正、この将棋は山崎八段が勝つと思った。
以降は、佐藤九段がなんとなく緩手を指すのに対し、山崎八段はノーミスで進める。やがて素人目にも形勢の差がはっきり分かるようになった。佐藤九段は二枚飛車で迫るが、山崎玉が三段目に逃げ越した形が桃源郷だ。もちろん山崎八段の勝勢である。もう私だったら「くっそ、こんな将棋やってられっか」と投げるところ。たぶん、山崎八段が逆の立場でも投げていただろう。貴族・佐藤九段が投げ切れないのが意外だった。
ここからの佐藤九段の指し手は、見るのがつらい。佐藤九段が早く投げていたら名局賞候補になったかもしれないが、これでオジャンである。でも、その気持ちはよく分かる。
20時46分、佐藤九段投了。山崎八段、15年ぶりのタイトル戦登場が決まった。山崎流変態将棋が藤井将棋に通用するのか。これは面白い五番勝負になる。
第1局は6月6日。長ぇなあ。
コメント (2)
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