日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

宮部みゆき「ブレイブ・ストーリー」

2006-07-11 | 読書
 先週にまとめて「上」「中」「下」読んでしまった。
残念ながら映画公開に後れを取った。
宮部みゆきファンの私にとって力の入った
「ブレイブ・ストーリー」は欠かせないものの、
あまりにも子供っぽい腰巻きに二の足を踏んでしまった。

しかし、読んでまもなく引きこまれ状態。
11歳の男の子の物語とはいえ、
やはり「宮部」
表層的な表現しかり、
真相描写しかり、
男の子か?
はたまた、子供の体を借りた大人か?
場面転回もテンポよく、
こうなるな?は
ゆっくり付いてくる。

「幻世(ヴィジョン)」は「現世(ウツシヨ)」が生んだ世界
あ!この場面はこの事、こちらはあのこと
考えつつ読んだ。
結果を追及するばかりが正しい事ではない
目的にまっしぐらは、結末を誤る
なんと教育的、なんと示唆に富んだ事か・・

亘君と一緒にブレイブした気分になった。  

現代版「青い鳥」はたまた
「千と千尋の神隠し」を彷彿させる結末が待っている。

さあて、映画はどうした物か??
見るべきか? 止めたほうがいいのか??
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