新・ほろ酔い気分

酔っているような気分のまま、
愚にもつかない身辺雑記や俳句で遊んでおります。
お目に留めて下されば嬉しいです。

尊崇の思い

2010年02月12日 08時32分58秒 | コラム・エッセー

 昨日は雨。

 春とは名ばかりで、過日は大違いの寒さだ。

 私にとっては大嫌いな寒さだった。

 運よく祝日(建国記念の日)だったので、一日中家の中にいた。

 2月11日は、かつては紀元節という名の祭日であったが、昭和23年に廃止されていた。

 天皇制に対する違和感によって、廃止されたものと思う。

 なにしろ廃止されるまでは、『日本書紀』によって伝えられている初代天皇(神武天皇)を祀る祭日だったのだ。嫌われてもおかしくない世相だった。

 しかしその当時、私は小学生だった。休みが減ったので、大いに不満だった。

「建国記念の日」として復活されたのは昭和42年2月11日。

 どこの国にも「国の始まり」はある。神話があってもおかしくない。

 もちろん、国の起源をどこに求めるかについて、さまざまな意見があっていいと思う。

 日本の場合、国の起源を物語るものとして、『日本書紀』があった。

 私は人の起源や国の起源に興味がある。

 アフリカで生まれたヒトが、何万年かを経て、日本列島にたどり着いた。

 どのような経路を辿ったか、諸説があるに違いない。

 中国大陸から来たのかもしれない。

 朝鮮半島を経由したかもしれない。

 南方から渡ってきた人がいても不思議はない。

 その人たちが我々の祖先なのだ。

 さまざまなグループが、攻められたり攻めたりしたことだったろう。

 そのような経過が、やがて神話となり、『日本書紀』を形造ってきたのだろう。

 古代からの歴史に興味があるし、遙かな遠い祖先たちに対する尊崇の念は深い。

「建国記念の日」にあたり、遙かな時代に思いを馳せた。 

 別館として、写真俳句「ひよどり草紙」を開いております。

 ご覧いただけると嬉しいです。

  → こちら 

 

 

コメント (16)
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