一輪の向日葵我を見てゐたり ひよどり 一平
（いちりんのひまわりわれをみていたり）
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さほど立派な向日葵ではなかったが、幾輪か咲いていた。あちらこちらを向いて気儘に咲いていた。
その中の一輪が、私を向いてくれていた。
別段ありがたいと思ったわけではないが、カメラに収めた。
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一都三県における新型コロナの新規感染者数がますます増嵩傾向にあるので、あらためて緊急事態宣言を発出するとのこと。
「緊急事態宣言」がどれほどの効果を示すのかは知らぬ。以前にも幾度か発出したのだが、さほど効き目がなかったように思う。
ほかに打つ手がないのだ。
なみだ目は日差しの加減花胡瓜 ひよどり 一平
（なみだめはひざしのかげんはなきゅうり）
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五輪が真っ盛りだというのに、台風８号が襲来した。
が、五輪にとっては好都合なことに、おおかたの五輪会場を避けて、東北方面へ向かったようだ。
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新型コロナはますます活発に感染を拡げている。
緊急事態宣言中の東京は、昨日、過去最多の感染者数となり、２８４８人。まん延防止等宣言再延長中の神奈川、埼玉、千葉の各県も感染者数を急増させている。
にもかかわらず、菅首相やバッハ会長等の言動は、依然としてコロナからズレている。
それぞれに他の思惑があるにしても、ズレ過ぎていないだろうか。
バッハ会長の思惑は見え見えだから、呆れているだけだが、菅首相のピントのズレは大いに困る。
病葉の一、二枚ほど枝の先 ひよどり 一平
（わくらばのいちにまいほどえだのさき）
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夏の真っ盛りなのに、枝先のこの葉っぱはどうしたことか。
生身の葉っぱのことゆえ、いろいろな都合があるに違いない。
ひどい虫喰われの状態ではないが、栄養が廻りかねているのだろうか。
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オリンピックの競技が順調に滑り出している。
思ってもみなかった種目で金メダルがとれていて、精進の成果が上がっているらしい。
気になるのは新型コロナだが、爆発的な感染のないように願うばかりだ。
父母の墓は山際夏落葉 ひよどり 一平
（ちちははのはかはやまぎわなつおちば）
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父母や弟の墓とはかなりご無沙汰をしている。
理由を言えば言えるのだが、言ってみても心苦しさが治まらない。
コロナが治まったら、是非とも里帰りをしたいと思っている。
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私の今日は、オリンピックデーになってしまった。
月見草逢へずに戻る道遠し ひよどり 一平
（つきみそうあえずにもどるみちとおし）
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せっかく此処まで来たのだが、やはり逢えなかった。
これもまた、やむを得ぬ仕儀だ。
たとえ遠い道のりであろうとも、勇を鼓して帰ろう。
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今夜はオリンピック開会式。
いろいろあったらしい。準備に携わった人が辞任した。
軽率だったのだろうか。
