冬萌えや調子外れの子らの歌 ひよどり 一平
（ふゆもえやちょうしはずれのこらのうた）
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朝から晴。太陽がまぶしいほどだ。
カメラ持参で公園へ。
青み始めた草むらに、青い宝石がキラリ、キラリ。気の早いオオイヌノフグリが咲き始めたのだ。群生しているとは言えぬが、ちらほら。
早くも草が萌え始めたのだ。
それにしても、オオイヌノフグリのなんとも可憐なこと。
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中国湖北省武漢市の新型コロナウイルスによる肺炎の拡大に対し、世界保健機構（WHO)は緊急事態を宣言した。
日本政府としては、湖北省以外の中国国内に滞在中の日本人に対しても、「一時帰国」を含む安全確保について検討するよう呼びかけた。
8月には東京オリンピック・パラリンピックの開催を控えているだけに、日本国としても難しい対応を迫られるのかも知れない。
「正しく怖れろ」と言われても、大袈裟に怖れてしまうのは人情だ。
人知れず言葉を育て冬木の芽 ひよどり 一平
（ひとしれずことばをそだてふゆきのめ）
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今日はとても暖かい。昨日とは真逆の日和だ。三月の陽気だとか。
寒がりの私ですら、着るものを減らすような騒ぎだ。
こんな日にこそ密かに愛の言葉を育てて、来るべき日に備えたい気分だ。
枯柳道は右へと曲がりけり ひよどり 一平
（かれやなぎみちはみぎへとまがりけり）
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不忍の池の枯柳を撮りたいと思っているのだが、間が悪くまだ行っていない。
その代わりと言っては申し訳ないが、近所の公園の池の端で撮った。
私は柳の木が好きで、四季の柳を撮っているが、特に枯柳はなかなかいいと思う。わが身を思い知らされる感じがしないでもない。
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今日は五反田へ行く予定があった。
雪が降るという気象情報だったので、交通の混乱を見込んで家を早く出たら、目的地にかなり早く着いてしまった。
ひどく損をしたような気分。まだ気性は枯れていないらしい。困ったものだ。
早梅や半刻ほどの駐車待ち ひよどり 一平
（そうばいやはんときほどのちゅうしゃまち）
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昨日、早咲きの梅を狙って公園へ行った。
ところが、公園の駐車場は満車。観梅のための車ではなく、たまたま昨日はテニスの大会だったらしい。三十分ほど待って、駐車することができた。
梅園の梅は、白梅、紅梅ともにほとんど咲いてなかったが、わずか幾本かの梅が咲いていた。
ラッキーだった。
今日は朝から雪空だ。
冬木立風泣くほかに誰も居ず ひよどり 一平
（ふゆこだちかぜくほかにだれもいず）
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今朝はひどく寒い。
お陰で行動意欲は乏しく、じっと固まったままだ。
こんな時でも、頭脳は動こうとしている。しかし、ああでもない、こうでもないと、思考は行きつ戻りつを繰り返しているに過ぎないのだが。
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ひとはよく、他人や社会を責めるが、周囲を責めるほど自分は正しいのだろうか。
自分のこととして考えてみて、私自身、うまく行かない理由を他人や社会のせいにしていることが間々ある。
しかし、気付いていながら、なかなか直せないのだ。
こんなことを繰り返しながら、ひとは死んでいくのだろうか。
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これもまた人生かも知れない。
