出立を祝ふ寂しき木槿かな ひよどり 一平
（しゅったつをいわうさびしきむくげかな）
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五輪は成功だった、良かった、良かった。
一部の雑誌や新聞は、そんな論調だ。
しからば、現在の新型コロナの感染増を、どのように評価するのだろうか。
（もっともここの一両日は、減少傾向ではある様子なのだが）
五輪後の感染者の増嵩や医療の逼迫について、五輪とは関係なしとの評価なのだろうか。
それとも、「五輪成功」と言う利得の影で、感染者数が増嵩したことや医療体制を追い詰めたことは、不問にして良いと考えているのだろうか。
もっとも、五輪を中止したとして、感染者数がどれほど抑えられたかという論を、私は持っていないのだが・・・。
秋暑しバケツ持参の男の背 ひよどり 一平
（あきあつしバケツじさんのおとこのせ）
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突然、画像処理のパソコン操作が、まったく出来なくなってしまった。
「突然」と書いたが、その原因を作ったのは私だ。画像を処理している過程で、パソコンがストップしてしまったのだ。二日間ほど、パソコンが使えなくなった。
メーカーなどの指導を受け、先ほど、原因不明のまま直った。
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どうやら自民党が、総裁選挙をするらしい。全国の党員による選挙が行われるのではなかろうか。
岸田氏が立候補に名乗りを上げ、その際、「党役員の長期任命の禁止」など、二階幹事長の長期任命を批判するが如き意見表明をしているので、やはり、安倍前総理、麻生副総理、二階幹事長などを封殺する動きに出ているようだ。岸田氏の本気度を見たように思う。
党員、議員によるフルスペックの総裁選挙を期待したい。
うしろから来て秋風の過ぎゆけり ひよどり 一平
（うしろからきてあきかぜのすぎゆけり）
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ほんの一瞬のことであった。
秋風が耳元を吹き抜けて行った。
「あっ、秋風だァ」と思った。前にも後ろにも、なにもなかった。
秋暑しがばりと鯉の大き口 ひよどり 一平
（あきあつしがばりとこいのおおきくち）
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一両日、何をするでもなく、パソコンから離れていた。
散歩に出かけたわけでもなく、さほど本を読んでいたわけでもなかった。
時折りテレビを眺めながら、おろおろと暮らしていたのだ。
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日本の政治が少し動くのだろうか。
自民党総裁選が、フルスペックで行われるかもしれないとのこと。
自民党は、横浜市長選挙の大敗によって、追い詰められたらしい。
とは言え、大きな期待はできないのではないか。
なにしろ、期待できそうな総裁候補がいるようにも思えない。
安倍前総理の不作為が、人材難の形で露呈したよう見えるが、どうだろうか。
天上は夢棲むところ稲の花 ひよどり 一平
（てんじょうはゆめすむところいねのはな）
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稲の花は目立たない。あまり香りも発しない。
古代からの日本人の歴史が、目立たないこの花に支えられていたと思うと、実に感無量だ。
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先日、横浜市長選が行われた。
菅総理が推した小此木氏が惨敗し、野党が推した田中氏が勝利した。
政界に多くの論議を残したように思う。
政治の世界は不思議。
