hokutoのきまぐれ散歩

ブログも11年目、遂に3900日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

三度〜新川グルメ

2024-04-06 05:00:00 | グルメ
中央区新川と言われてもあまりピンとこないかもしれないが、永代橋と八丁堀、茅場町などに囲まれたエリアというと想像がつく。



今日の飲み屋さんはこの新川にあるのだが、私の勤務する人形町からはコミニュティバス(江戸バス北回り線)の新川2丁目までバスに乗り、3分ほど歩くと目的地には到着。店のお名前は『三度』という。



店内に入ると10人くらいの団体が2組、あとはカウンターで女性5人組、我々3人、あと3席という感じでコーナーに陣取る。期末打ち上げなのか、店は大入満員であった。
この店の名物は少しずつつまみを盛った盛り合わせ、刺身などでカニクリームコロッケも美味いと聞いたのでこれを全て注文した。



まずは生ビールで乾杯、急に暑くなりビールが美味い。お通しは白和え、さっぱりとスタート。



カニクリームコロッケ登場。タルタルソースが添えてあるが、店の人曰く、まずはそのまま、次に塩で、最後はタルタルソースで楽しんでくださいとのこと。

もちろん、そのままも塩も美味いが、タルタルソースが絶品でやはりこれと共に食べるのが一番美味かった。



日本酒は信州の日本酒が多い。最初は『本金美青(ほんきんみお、諏訪市)』、すきとおると副題がつくだけあって透明感溢れる酒。ここでは7勺950円均一なのだが、3人で飲むにはいかに少ない。

いよいよ、盛り合わせの登場。ワンプレートに小皿がたくさん乗り、前列左からポテサライカ塩辛乗せ、

(大葉で隠れていたので再登場)

もずく酢(特に細かいらしい)、ホタルイカと菜の花の酢味噌和え、蓮根のきんぴら、汲み上げ豆腐。中皿は上からイワシの竜田揚げ、小芋の揚げ出し、生姜の効いたさつま揚げである。いずれも酒肴として素晴らしいが、個人的には大ぶりにカットした蓮根のきんぴらの食感の良さ。



さつま揚げにみじん切りの生姜をたっぷり包み込んだ大胆な味に魅かれた。

酒は『北信流(小布施町)』、『積善、桜の花酵母(長野市)』と頂く。前者は旨口、後者はふくよかな香りを楽しめた。

刺身はブリ、マグロの赤身、タイ、ハタ、イワシの5種類。新鮮でほぼ塩とワサビで頂く。特にハタがネットリとして美味かった。



酒は『MIYASAKA、7號酵母(諏訪市)』、淡麗辛口で飲みやすいのだが、あっという間に空いてしまう。すぐに『菊秀(佐久市)』を追加、メニューの紹介と異なり、独特の風味があり、しっかりした酒であった。



追加した『牛すじ煮込み』、見た目は完全にシチュー、味噌味で染みる味。さらに『白エビ唐揚げ』『鶏胸肉の叩き』、見た目通りまさに酒のつまみであった。



『亀の海(佐久市)』は海のない長野県としては珍しい名前の地酒、芳醇でやや甘口、女性にも受けそうな旨酒。ちょい足しのつまみが『赤ナマコの酢の物』、コリコリ食感がたまらない。



締めは名物『三度』のカツサンド、えびすり身を揚げてトーストに挟んだもの。タルタルソースが美味いので当然美味くなる。4分の1を食べたが、半分でもいけたかな。



料理は創意工夫が凝らされていて上手く使っているなという印象、途中やや荒っぽかったが、旨い料理と旨い酒、感じの良いスタッフの三拍子揃った店であった。



三度
中央区新川2ー6ー14
05058692197