hokutoのきまぐれ散歩

ブログも11年目、遂に3900日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

よしむら〜吉祥寺グルメ

2018-11-30 05:00:46 | グルメ

私が吉祥寺で一番よくお邪魔した蕎麦屋さんが閉めることになったと娘から聞いたのが11月上旬。ゴルフなどで週末が使えず、機会に恵まれなかったが、昨日ようやく伺うことができた。

店の名前が『よしむら』、その由来は店主の苗字などではなく、吉祥寺村の最初と最後を取ってつけたのだという。


店は吉祥寺駅前から末広通りをトコトコ、井の頭通りとの交差点手前、昔の前進座の斜め向かいくらいにある。店は古く、かれこれ80年くらいというから、現存する吉祥寺の飲食店では最古参の一軒かもしれない。有名人も多く、最近ではシティボーイズの某氏が奥様連れで来ていたのにも遭遇したことがある。

店は古民家風、実は実際の古民家なのかもしれない。他の蕎麦屋さん同様に単に夕食に日本蕎麦を食べにくる人と一杯呑んで締めに蕎麦をたぐる人の2種類がいるが、後者が断然多い。


ちなみに私も後者の類で、ハートランドで乾杯し、まずは名物のだし巻きからいただく。あまり甘くない卵焼きに銀あんと青ネギがかかり、大根おろしが添えてある。単純なのだけど出汁が効いて美味い。


さらに『鴨の陶板焼き』、厚切りの鴨ロースを鴨の脂で焼いた一品、塩とレモンでいただくが、じわっとでてくる鴨の脂と旨味、さらにこの脂で焼いた長ネギやシシトウが酒のつまみに最高である。申し遅れたがまずは手取川(石川県)といただく。


次は『天だね』、えのき茸、ピーマン、ナス、さつまいも、レンコン、海老が乗っている。特にえのき茸のぱりぱり感、さつまいもの甘さ、ついつい酒も空になり、次は南(高知県)に移る。


これで止めればいいのだが、最後に板わさであと1合。翠玉(秋田県)でじっくり楽しむ。そして締めの蕎麦。さらしなが『吉祥寺』、田舎蕎麦が『開田』というネーミングだが、私はいつもの吉祥寺にする。

ここの蕎麦は細打ち、透明感とコシがあり、やや濃いめの蕎麦つゆによく合う。蕎麦とつゆがいずれも高めあっているのはあるようでなかなかない。

まだまだ続いて欲しいのだが、この店もあと1カ月、これから蕎麦が食べたくなったらどうしようと思い始める。まあ、その前にもし機会があればまた伺いたい店である。

よしむら
武蔵野市吉祥寺南町2ー29ー8
0422431717

摩利支天徳大寺に参拝

2018-11-29 05:00:03 | 日記

来年の干支である猪にまつわる寺社として徳大寺を訪れた。徳大寺は摩利支天を祀る寺であるが、そのお使いが猪だからである。


場所はJR御徒町駅から徒歩2分の所、アメ横商店街の上に立地している。摩利支天は天の仲間である。仏の世界では『如来』『菩薩』『明王』『天部』と分かれていて、他の仏と異なり天部は民族や部族の異なる者が信仰する神が、釈迦の威光に服し、仏教や民衆を護る守護尊となったとされる。摩利支天はその中でも開運勝利の守護神として武士の間で信仰された。


徳大寺は江戸前期の1653年に日遣により開山されたと伝えられる日蓮宗の寺であり、奉置される摩利支天像は聖徳太子作と伝えられる。像は左手を掲げ、右手に剣を持ち、走るイノシシの上に立つ。そのため、毎月亥の日は御縁日とされ、特別な利益があるとされる。

入口は二木の菓子の向かい側に階段があり、これを登ったところに本殿がある。入口にはイノシシの像が置かれていて、お参りをして寺務所で御朱印をもらいがてらお話をするとやはり亥年は参詣者が多いらしい。また、可愛らしい亥の根付やお守も売られている。


境内は狭いが稲荷社をはじめとする小さな社があり、都会の寺らしく日蓮像の向こうには山手線や京浜東北線が走る。もう来年の初詣のための準備が着々と進められていた。

萬屋おかげさん〜四谷至福のグルメ

2018-11-28 05:00:45 | グルメ

私にとって好きな居酒屋No1はどこなのか、これは今までにブログには書いたことがないのだが、やはりそのレベルに驚かされた店、店の名前は『萬屋おかげさん』である。

もうこの店に通い始めて随分になる。場所は四谷三丁目と四ツ谷駅の真ん中あたりだが、いわゆる荒木町界隈と違い、新宿通りの仏壇屋さんのビルの地下一階にポツンとある。

店ははっきり言って狭い、しかし、この28席を予約することはかなり難しい。店に入ると店主の神崎さんが笑顔で迎えてくれる。ブログで読んだのだが、2日前にギックリ腰になったとは思えない。今回はかつての同僚A君と久しぶりに一献。

この店はミシュランで星を取る前はアラカルトであったが、現在はおきまりコースになっていて、黒板にチョークで書かれている。まずは生ビールで乾杯、お通しはナスのゴマ味噌かけ。あっさりとした中にコクがある。


続いては鯛の刺身に煎り酒を掛けたもの。鯛の身の旨さを十分引き出していて、お任せでお願いした酒、美丈夫(高知県)の発泡に実によく合う。私は酒は自分の好きなものを注文するタイプだが、この店は酒に合わせた料理を出してくれるため、お願いした方が絶対にいい。鯛を食べ終えて煎り酒を飲み干すがこれも美味い。

すると目の前でカツオのタタキを作り始める。中華鍋に山盛りの藁を入れ、バーナーで火をつけると紫の炎が上がり、この高温で炙る。すぐに3切れを辛子を添えて出してくれる。この肴には『紀土』(和歌山県)、しなやかさと強さを持つ酒によくあっている。


さらにマグロ赤身の漬け、秋刀魚のワタ和え、追加で食べませんかと言われた秋刀魚のなめろうと続く。奈良萬(福島県)さらに鍋島(佐賀県)と旨い酒が連発。醤油を付けて食べない刺身がこの店の真骨頂。いずれも素材をうまく生かし素晴らしい酒肴である。


次は神崎さんが今日の丈経(王禄と同じ蔵、島根県)はいいよと言って飲ませてもらう。肴は鮭の焼きびたし、煎り銀杏。いや、幸せである。


さらに出来たての薩摩揚げ、これには力強い七田(佐賀県)が負けない旨さを合わせる。名物のおから、これはこの店に通い出した最初の頃に突き出しで出ていたものでカリカリの小さな海老が食感が素晴らしい。


だんだん終わりが近づいてくる。アナゴの煮物。見た目ほど味が濃くなく、また甘くない。これには貴(山口県)を常温で。返って新鮮である。中落ちの骨せんべいをパリパリ。


締めは塩むすびに替えてハラコ飯、鰹節で作った佃煮と味噌汁、さらに喜久酔(静岡県)をぬる燗で。痺れます。


いやー美味かった、いい酒、美味いつまみ、サービスも含めて満足以外の言葉はありません。心地よく酔った四谷の夜、本当にご馳走さまでした。

萬屋おかげさん
新宿区四谷2丁目10松本館B1
0333558100

赤い実のなる木々

2018-11-27 05:00:01 | 日記

以前にもブログに書いたが、この時期は赤い実が目立つようになる。その典型がハナミズキ、日当たりが良い場所に植えてあるハナミズキは溢れんばかりの赤い鮮やかな実が付く。

この木は春先にはピンクや白の花に覆われ、秋には赤い実と紅葉が楽しめる樹木である。


我が家のコンパクトなハナミズキにも赤い実が10粒程度、まだ紅葉は先のようだが、可愛らしい。


通勤路で見る赤い実はナンテンとセイヨウヒイラギ。ナンテンはブドウの房を反対にしたように実が付く。セイヨウヒイラギは緑の葉と赤い実がバランスよく木全体に実がなるのが美しい。

農業公園には透明感のあるやや大きい実がなるサンシュユ、これは江戸時代に中国から朝鮮経由で日本に伝えられた低木で、美味しそうな赤い実は食べられはしないが、種を取り除き乾燥させると強壮薬や止血などに効く漢方薬となるのである。


ほかにもソヨゴやカマツカ、ニシキギなども綺麗な赤い実を付ける。その中で存在感がある植物ではウメモドキ。

葉が落ちた後に赤い実がたくさん付いていて美しい。その仲間でツルウメモドキも葉が付いてはいるが沢山の実がある。


農業公園には黄色い種類しかなかったが、木全体ではなく、一部に沢山の実を付けるのがピラカンサス、これこそたわわに実が付くという表現がぴったりである。

我が家の庭に目を移すともうセンリョウの赤い実が目立ち始めた。まだ、マンリョウは緑のままではあるが。これを目当てに鳥たちがやってくるのが恐ろしい。何しろ一晩でほぼ全部の実を食べてしまうのだから。

三の酉にお参りする。

2018-11-26 05:00:43 | 日記

11月の風物の1つに酉の市がある。11月の暦で酉の日に大鳥神社や鷲神社、酉の寺などで市が立ち、これをお祝いするのだが、実は関東周辺にしかない。もともと鷲神社は日本武尊を祀り、鷲宮神社(埼玉県久喜市)を本社としている。そして、数年前に訪れた足立区花畑にある大鷲神社が栄え、本酉と言ったらしい。ただ、最近は鷲神社(下谷)や花園神社(新宿)が最も人の出が多い。

しかし、この2つの神社はごった返していて行くのも数年に一度、普段は家から比較的近い吉祥寺駅から歩ける武蔵野八幡神社にお参りに行く。今年は一の酉が1日、二の酉が13日、そして三の酉が25日であり、ようやくお参りに間に合った。

神社の境内には熊手を商う店が3軒、三の酉のため、受け取りにくる商家やお店の人も多く、拍子木や拍手が盛んに聞こえるのもいいものである。この時期は七五三の参拝客も多く、なんとなく穏やかな境内。神社に参る列もせいぜい10人ほど。

私は大きな熊手は求めず、神社の小さな熊手を2つ、娘の分も含めて購入。お参りをした。

酉の市と熊手の関係だが、「熊手で福をかき込む」という洒落のような所から来ているが、それだけではなく、江戸時代に盛んだった大鷲神社(足立区)の頃の市は周囲の農家が色々な産物や農具を持ってきてこれを商う市であった。


その中で熊手が売られていてその景品としてダルマやおたふくを熊手に添えて売るとよく売れたのが広がったのだという説が有力である。確かに飾り熊手を見ると小判やサイコロなどに加え、現在でもおかめやダルマ、兜などを付けたものが多いのである。

日比谷公園探訪(1)

2018-11-25 05:00:52 | 日記

日比谷公園の住所は〒100ー0012 千代田区日比谷公園で公園=住所となっている。歴史は古く、元は陸軍近衛師団練兵場であったが、1888年に明治神宮外苑に移され、元々は中央官庁の建設を考えていたが、地盤が悪いため、公園となった。開園は1902年、初の西洋式庭園を取り入れる一方で江戸城の石垣を利用した心字池など和風の要素も取り入れている。


今回は帝国ホテルから信号を渡り、日比谷花壇の横から公園に入る。現在は菊花展が開催中であった。秋にはイベントがよく開催され、私も今までに山梨新酒祭りや鉄道の日のイベントなどにきたことがある。かなり以前ではあるが、現在のモーターショーも開催されたことがある。


公園に入り、右回りで歩く。少し行くと戦前に委任統治していたヤップ島の石貨やニュージーランドの先住民の文字を刻んだ石がある。その先には心字池、確かに江戸城の石垣も残されていた。

公園の中心部に向かうと西洋式庭園が大きく広がっている。秋も終わりに近づいているが、様々な花が綺麗に植えられていてベンチもあり、まさに都会のオアシスとなっている。


公園事務所には公園の沿革や開園時の写真など興味深い資料が並んでいてその先はテニスコートをはじめとしたスポーツ施設がある。平日にも関わらずテニスを楽しむ人も多い。

(以下、次回)

しんば〜小伝馬町ランチグルメ

2018-11-24 05:00:15 | グルメ

11月の声を聞くとおでんが恋しくなる。おでんにも辛子味噌を付けたり、豆腐をご飯に乗せたりといろいろな食べ方がある。会社の近くを歩いていたら小伝馬町の路地裏に『静岡おでん しんば』という店を見つけた。

珍しいので入ってみると刺身定食など一般的なメニューに加え、『静岡おでん盛り合わせ+カツオの刺身』(980円)というのがある。

これをお願いすると目の前で板さんが小鉢や味噌汁などをトレイに並べ始め、最後に奥の鍋に入ったおでんを皿に入れてすぐに出してくれる。

まずは味噌汁から、静岡風の店だからかもしれないが強い鰹節の香りがする。さらに鰹の刺身は3切れ、生きがよく生姜とネギを添えていただく。


静岡おでんは上に鰹節がかかっていて、大根・玉子・豆腐、さらにコンニャクと黒はんぺんは串に刺してある。まずはコンニャクからいくが味がよく沁みて、これも鰹節の香りがいい。当たり前だが、大根も黒い出汁がよく沁みているが、それほど味は濃くない。きんぴらや味噌汁なども食べながらおでんに戻る。やはり、美味かったのは黒はんぺん、ハンペンとさつま揚げの間くらいの固さでやはりよく出汁が沁みている。

ほかにも釜揚げしらす丼などうまそうなメニューが多くある。たまには脂控えめのおでんランチもいい。ただ、お酒が欲しくなるのは偽らざる事実である。ご馳走さまでした。


しんば
中央区日本橋大伝馬町3ー4
0336698911

浅草橋駅(2)

2018-11-23 05:00:28 | 日記

『メトロに乗って』その98。浅草橋の下には神田川がながれていて上流は左衛門橋、下流は柳橋であり、その先は隅田川に合流する。左衛門橋から下流には日中は屋形船がたくさん係留されている。


国道6号を渡り、川沿いを歩くが船宿が数軒立ち並び、佃煮を売る店もある。少し先に緑色に塗装された鋼製タイドアーチ橋が見えてくるが、これが柳橋である。


関東大震災で落橋し、1929年に再架橋されたものだが、護岸がかなり高く盛られていて江戸時代のような風情はないが、欄干にはかつて花街であったことを偲ばせるように赤や青のかんざしが飾らせている。


橋を渡って左手を見るとすぐのところに隅田川が流れている。元に戻り、浅草橋駅方向に歩く。駅を右に曲がるとすぐ前に久月本店の立派な建物。


吉徳は総武線を挟み反対側にある。その先がシモジマ本店だが、間を左に曲がると古い神社の鳥居が見えてくる。


これが銀杏岡八幡神社、由緒は源頼義・義家が奥州征伐に行く際に眺めのよい岡であったこの地に銀杏の枝を挿して戦勝祈願したところ、戦いに勝ち戻った際に銀杏が大きく成長していたため、八幡宮を勧請したものと言われている。


境内には立派な銀杏はあるが、源頼義・義家の銀杏は江戸時代の火事で燃えてしまっている。現在も地元の産土神として崇敬されている。神社を左に曲がると駅に戻るが、昔からの飲屋街が続く楽しそうな小路である。

animism bar鎮守の森〜四谷グルメ

2018-11-22 05:00:41 | グルメ

四谷三丁目の銘酒居酒屋の雄、酒徒庵が店をたたんでしばらくになるが、ストイックな雰囲気が少し和らいだ『鎮守の森』という形で再開したと酒友のTくんから連絡を受け、早速お邪魔した。店の場所は以前と同じ、新宿通り沿いの妻家房という韓国料理の角を左に曲がると黒ずくめの店、看板はない。階段を地下に降りてインターホンを押して中に入る。

かつては予約電話非公開でなんらかのつてで知らないと入ることもできない店であったが、今は食べログにも電話が書いてあり、普通に予約可能(但し、完全予約制)

私が訪れた際は酒屋さんが来ていたので入口が開いていたが、通常は閉まっているため、Tくんはぐるぐると回ったらしい。

コースは鍋のコースが3つ、牡蠣の土手鍋、もつ鍋、鶏の水だきから一つを選択、酒込みで8800円である。

入口に迷ったTくんも来てスタート。まずは大根と鶏そぼろの煮物が出され、これには誠鏡スパークリング(広島県)を合わせる。さっぱりとした飲み心地。

すると牡蠣が山のように入って、味噌が淵に塗られた鍋が登場。これを弱火で煮はじめる。


つまみは2品目、ナスの志ぐれ煮、これに合わせるのが志賀泉(長野県)、初めてお目にかかる酒、酒米も美山錦から進化した山惠錦。これが華やかな甘い香りを放ち、また、ナスを食べながら飲むと旨さがさらに際立つ。


3品目が鯵のフライ、ソースや醤油でなく、塩で頂く。酒は有磯 曙初嵐(富山県)、この酒も初見だが、アジフライをしっかりと受け止められる強さが旨い。


土手鍋に突入、酒はまず彌右衛門(福島県)。土手鍋は当たり前だが、牡蠣が最高に旨い。そのエキスを吸って野菜や豆腐も旨さがすごい。ただ、あまり甘すぎない味噌は八丁味噌と信州味噌のブレンドでくどさがない。途中から山椒の粉を振りながら頂くが味が変わって旨い。


秋あがりの美寿ゞ(長野県)、さらに私のわがままで酒米に愛山の酒をとお願いしてゆきの美人(秋田県)を頂く。やはり、愛山の酒は好みだが、甘さが抑えられており、これには少し驚く。


この後も縁に塗られた味噌を舐めながらちびちびと分福(群馬県館林市)、開春(島根県温泉津)といった辛めの酒も頂く。最後にうどんで締め、大満足。

最後のお酒は佐渡の加藤酒造の『風和・かぜやわらか』という生酒、これも風味の良いさらっとしたお酒。ワインを料理にマリアージュしながら頂くことはよくあるが、それを日本酒でできるのはそれだけの種類を揃えているからできるのである。ご馳走さまでした。

animisw bar 鎮守の森
新宿区四谷3ー11
05055963924

浅草橋駅(1)

2018-11-21 05:00:54 | 日記

『メトロに乗って』その97。今回は都営地下鉄浅草線浅草橋駅で降りてみる。浅草橋駅はJR総武線と都営浅草線が通っており、目の前を国道6号線が走っている。


駅周辺には有名な人形専門店だけではなく、宝石・宝飾部品を扱う店が大小さまざまな業態が並んでいる。

さらに包装材料(包み紙、紐、リボン、パッキング、ダンボールなど)の問屋が並んでいて、包装材料から店内Pop、文房具、雑貨まで幅広く小売をしているシモジマの店はあちこちにある。


路地を歩いていると神田川に行き着く。ここに架けられている橋が駅名ともなっている浅草橋。その由来は浅草寺の門前橋、つまりそのまま北に上がると浅草雷門や浅草寺まで道が続いているからである。


しかし、外国人だけでなく日本人にも浅草と浅草橋を勘違いする人がいるため、地下鉄の改札口には『浅草・雷門は2つ先の駅です』と注意書がある。


浅草橋のたもとには『浅草見附』の石碑が唐突に立っている。浅草見附は江戸36見附の一つで奥州街道への入り口として見附、浅草橋御門があったのである。橋としての浅草橋は長さ36m、幅33mの鋼製アーチ橋で現在の橋は1930年に作られたものである。(以下、次回)