hokutoのきまぐれ散歩

ブログも11年目、遂に3900日に到達。ネタ探しはきついけどまだまだ毎日更新を続けるつもりです。

久我山歳時記㊲〜『清明』を迎え、一気に春

2024-04-03 05:00:00 | 日記
『久我山歳時記』㊲。4月4日は二十四節気の5番目、清明にあたる。春の彼岸である春分から2週間。しかし、今年は春分から寒の戻りがあり、ソメイヨシノの開花宣言が当初の3月23日からどんどんずれて3月29日(東京)となった。

ただ、そこから急激に気温が上がり、3月31日には28℃にもなる。やはり、四季のニ季化が止められないようである。

清明は『万物が清々しく明るく美しい頃』と言われて、中国では清明節と言って先祖の墓に参り、草むしりをして墓を掃除する日と決まっている。自分の親の墓は京都にあり、なかなか行けないが、妻の両親の墓は近くにあることからまさにお彼岸に掃除をしてきたところである。



(蘖のソメイヨシノ)

久我山は都心部に比べて平均気温が2、3℃低いことからまだソメイヨシノの開花とは行かないが、色々の花が開花を始めている。



まずはハクモクレンやコブシ、モクレンなど木にまだ葉が生えず、花だけが先に咲く植物は否が応でも花がよく目立つ。ハクモクレンの花の向こうではシダレザクラの花が一足先に咲き始めていた。

また、今ちょうど菜の花やダイコンの花が盛りを迎えていて黄色や紫の花が群生して咲いているのを楽しむことができる。



神田川の中洲(のような)ところにも菜の花が咲き乱れ、その下では鯉が跳ねたりしている。



外の庭には紫のクリスマスローズ、負けずに我が庭では少し前からクリスマスローズの白い花が数年ぶりに咲きほこる。


以前買ったシクラメンを妻が可愛がっていたが、こちらも控えめなピンクの花をつけて可愛らしい。さらにかなり前に購入した木瓜が赤や白の花を付けて咲き始めた。

なんといっても嬉しいのが花海棠が花を咲かせ始めたこと。狭い庭のため、とてもソメイヨシノは植えられないが、この可愛らしいピンクを愛でて花見気分を味わっている。





気がつくと長袖すら暑く感じるようになっている。わずかな期間だが、本当に清々しく美しい季節となってきた。