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嵯峨鳥居本 平野屋・つたや(嵐山・嵯峨野散策32)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/23/3b8d23119554244094fad89cd63283ea.jpg)
写真は、平野屋(右)と愛宕神社の一の鳥居(左)
化野念仏寺を出て左折して、さらに奥へと進みます。
途中の道の上に橋が架かっています。
これが嵐山・高雄パークウェーです。
化野念仏寺から約250mで赤い鳥居に着きます。
この鳥居の手前に茅葺き屋根の“つたや”が、鳥居の向こうに“平野屋”があります。
このあたりは“伝統的建造物群保存地区”に指定され景観が守られているので、非常に風情がいいです。
つたやも平野屋も共に鮎の料理が有名ですが、懐石料理やお茶とお茶菓子で休憩も出来ます。
鮎の宿 つたや
昔、清滝から鮎をたらいに入れて運んできていました。
しかし途中で水を変えないと鮎が窒息死してしまいます。
そこで水を変えがてら、鮎を一旦いけすに戻して休ませたことから「鮎の宿」と呼ばれるようになったそうです。
春は筍、夏は鮎、秋はマツタケの料理をふるまってくださいます。
玄関を入ると正面には昔玄関に掲げていた講の札が残っています。
右手に進むと白龍弁財天のお社があり、その奥右手に広間があります。
広間の外には鮎のいけすや、お風呂もあります。
廊下を進んだ右手が広間ですが、左手に進んだ突き当たりに左右に2間あります。
この2間がイサム・ノグチが監修した部屋です。
共に手前に4畳間、奥に本間の8畳間があります。
合掌2は左手に床の間、右手と奥の2面が庭園、合掌1は庭園が1面です。
天井は右側1/3が化粧屋根、左から2/3が竿縁天井で、竿縁の竿が非常に太い自然木です。
また柱や欄間は釿なぐりの模様になっていました。
また柱や欄間は釿なぐりの模様になっていました。
平野屋
玄関を入ると正面に6畳間が2つあります。
お団子は4つで、お団子自体はほとんど甘くないです。
きな粉がかかっていますが、その中に黒砂糖がまぶしてあります。
食事で1万円以下のコースだと、広間になるようです。
右手に進むと正面に8畳間があり、さらにクランク状に奥に進むと細長い広間があります。
船底天井になっており、屋形船のような感じです。
夏に1,9000円の鮎懐石を頂いたときは、主屋奥の個室でした。
正面6畳間を奥に進むと、左右に細い廊下があります。
この廊下の奥側に4.5~6畳ぐらいの個室が5部屋ほど並んでおり、
お部屋の奥側は池になっています。
また個室は左手に置くほど雁行状に池に突き出ています。
鮎懐石はしんこから始まり、鮎の刺身、塩焼き、お粥(鮎入り)、鮎の田楽、鮎の天ぷらなど全11品です。
ここからさらに直進すると、右手の上から道路が現れます。
これが嵐山方面から来る車道です。
やがて正面にトンネルが見えます。
これが清滝トンネルです。
このトンネルの手前左手に「愛宕念仏寺(おたぎねんぶつでら)」の仁王門があります。
平野屋からここまで約350mです。
コメント ( 2 ) | Trackback ( )
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平野屋さんは、上の道路(パークウェイ?)から見下ろす構図が、定番ですが美しいですよね。
紅葉の季節であれば、あとは近くの護法堂弁天なども大変好きです。