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同志社大学 近代建築


写真は、クラーク記念館

烏丸今出川にある同志社大学には、重要文化財やそれに準ずる近代建築が複数あります。

アクセス
地下鉄烏丸線の今出川駅で下車します。
3番出口から地上に出ます。
地上に出て右折し、約70m歩いた右手に同志社大学の西門があります。

西門を入ると左手に彰栄館(重文)、直進した左手に礼拝堂(重文)。
さらに直進した左手にハリス理化学館(重文)、直進した突き当りにクラーク記念館(重文)があります。
そしてここを左折した突き当りに有終館(重文)、また道を隔てた東側にアーモスト館など他にも国の登録有形文化財の建物が複数あります。

ハリス理化学館(重文) :元は理化学の教室で、当初は天文台もあった。展示室となっており、一般でも参観できます。
1階は同志社の歴史などの常設展。2階では企画展が行われていることもあります。

同志社大学では今出川 定期キャンパスツアーをしておられ、その際には礼拝堂、クラーク記念館の内部に入れます。
今回は2016年12/12の京都市文化史源保護財団の「同志社大学の近代名建築を訪ねて」の模様です。

彰栄館(重文):同志社草創期に出来た元教室。今は事務が入っているため、内部参観不可。

礼拝堂(重文) :草創期に造った教育理念の象徴。天井を支える梁はクロスしシザーズ・トラスになっており、さらにそれを側壁で支えるハンマービームが美しいです。
窓は木枠に色ガラスを入れて、ステンドグラス様にしている。2階席もあります。

クラーク記念館(重文):新島襄の死後に造られた記念館。正面から入ると、左右から背後に回り込むようにらせん階段があり2階へ。
2階の左手にある講堂はクラーク・チャペル
掘りの深い船底天井で、梁のアーチが見事です。

寒梅軒:クラーク記念館の背後に二条家のお茶室が残っています。

有終館(重文):草創期に造られた元図書館。今は事務が入っているので、内部参観不可。

アーモスト館(国登録有形文化財):昭和初期に造られた新島襄の母校アーモスト大学との交流館。
今は宿泊施設として使われており内部参観不可ですが、見学会では敷地に入って正面から見せて頂きました(道路沿いは裏側)。
正面は広場で、ゲストハウスや古い日本家屋が広場の周囲にありました。

同志社女子大学 
同志社女子大学は同志社大学の東隣にあります。
正門を入って正面に栄光館、祖の左手にジェームス館があります。
ジェームス館(国登録有形文化財):武田吾一の建築。現在は資料センターにもなっており、展示会の際は門内右手の守衛室で入館証を貰って入れます。
正面から入って廊下左手奥が資料室。各部屋天井は同じ仕様で井の字形に分割したデザイン。また廊下は直交する煉瓦壁がアーチ状なっています。
また階段の手すりはトスカンオーダーで、東側の方は2階廊下が1/4円だけ張り出した吹抜を有しています。



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