京都観光のガイドブログです。定番の楽しみ方から特別拝観、さらには年に1度の御開帳まで。
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京都市の生まれ育ちで、50歳男性です。
京都市在住なのに?京都の神社仏閣めぐりに魅せられています。 第9回京都検定で、1級に合格しました。 さらに余談ですが、僕はMENSA(メンサ)の会員です。 |
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二尊院2 特別拝観1 御園亭(嵐山・嵯峨野散策22)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/d9/0d8481ce0c93b2719f93b27307c3b71b.jpg)
写真は、御園亭の露地庭園
本堂を上がった左手奥に枯山水のような庭園があるのをご存知でしょうか。
この庭園を見ていると、定期的に鹿威しの音が聞こえます。
しかし見える範囲に鹿威しはありません。
この庭園のさらに奥に御園亭(みそのてい)というお茶室があり、その庭園内に鹿威しがあるのです。
ここは春と秋にお茶付きで公開されます。
本堂に上がった寺務所で拝観料500円を納めます。
本堂左手奥の庭園横の廊下をさらに進んだ右手奥です。
元々は御所のあった後水尾天皇の息女の御化粧間だった部屋が、下賜されお茶室に改造したものです。
天袋には賀茂茄子や瓜の絵、襖絵は四季農耕図(経年変化でほとんど見えない)で、筆者は狩野永徳です。
また天井は二重格子になっていて見事です。
庭園は左手に池のある露地庭園で、池の淵には本堂からは音だけ聞こえる鹿威しがあります。
右手からは小川が流れ、飛び石に苔。
本堂の屋根が借景になっているようです。
なかなか見事な庭園です。
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コメント ( 4 ) | Trackback ( )
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普段あまり外に出ない暮らしをしている、身分の高い女性やそれに仕えている者達に、農民達はこれほど苦労をして、このように農作業をしているということをわからせる為に描かれているということを聞きました。
正確かどうかは専門ではないのでよくわかりませんが、その時はなるほどなと私は思いましたよ。
http://blog.goo.ne.jp/hirokikurioka/e/a3282a4b8e64b964e43eb7d341388568
ただ2級のほうさまが推測する通り、本来は天皇というか、領主サイドの意識に関わる問題かと思います。それは領主が行わなければいけない“勧農”という行為に関わると思います。ただ年貢を取り立てるだけでなく、農業をスムーズに進める義務があったので、こういう題材は採用されたと思います。中国の聖人・賢人をテーマにした襖絵に近いものかもしれません。
昼御飯の時間が無くなるので、舌足らずですが、この辺で(笑)。