goo

浄住寺2 限定公開(松尾散策13)

-
写真は、方丈前庭

2015年に方丈や本堂など内部の特別公開がありました。
日程は9/20、9/30、10/10、10/20、10/30の10:00~、13:00~、14:30~、16:00~約90分で、1人予約なら1500円、当日なら2000円でした。

本堂と庫裏の間の門から方丈に入ります。
方丈で受付をします。
方丈は中興の祖 鉄牛禅師が伊達家と懇意であった縁で、伊達綱村の屋敷を移築したものです。
庭園に面して3間あり、中央の間には豊臣秀吉の安堵状が掛っていました。
左手の間の奥は上段の間になっています。
この上段の間にある床の間の右壁面には穴が開いているのですが、掛け軸で隠されています。
幼い綱村が襲撃された際は、この穴から逃がすようになっていたそうです。
中央と右手の間の奥には6畳ずつのお茶室があり、黄檗宗ですので主に煎茶のお茶席が行われるそうです。

方丈の前庭は池泉式の庭園になっており、左から右へ本堂(禅堂)、祠堂、開山堂と寿塔が一直線に並んでいるのが分かります。

表に出て庫裏の表玄関を開けると、幕末の京狩野派の狩野永岳の雲龍図がありました。

本堂に入ります。
禅堂を兼ねる本堂の内陣中央には、本尊の釈迦牟尼仏像がお祀りされています。
左の脇壇には左手から達磨大師像、古伽藍本尊像、出山の釈迦如来像と徳川家の位牌が、右手の脇壇には左手から阿弥陀如来像、伽藍菩薩像と葉室頼孝像(中興した際の葉室氏の当主)がお祀りされています。

本堂の奥には位牌をお祀りする祠堂、中興開山である鉄牛禅師像がお祀りされている開山堂が3つ並んで内部で繋がっています。
そして開山堂さらに奥には白壁の寿塔があり、このなかに鉄牛禅師の御遺骨がお祀りされているそうです。




コメント ( 2 ) | Trackback ( )
« 2015 11/1の... 2015 11/1の... »
 
コメント
 
 
 
2017年秋の特別公開 (ok)
2017-11-08 21:42:39
先ほど、京都駅の観光案内所で、京都市観光協会の「秋の特別公開」のチラシを貰ったら、“初公開”と銘打ってこの浄住寺が載っていました。
11月18日(土)~12月3日(日)の、9寺~16時(受付終了)・16時30分閉門、拝観料600円ということです。
あとの5カ所はさほど珍しくないところですが、ここはもちろんレアなのでしょうね。
 
 
 
okさま (amadeus)
2017-11-09 17:29:23
上記のように2年ほど前から限定公開があったので、全くの初公開ではなく、京都市観光協会扱いでは「初公開」ということでしょうね。

あとこの秋は和中庵の公開もありますね。
 
コメントを投稿する
ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。