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泉涌寺11 悲田院(東山南部散策38)
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写真は、玄関までの前庭
泉涌寺七福神めぐりの毘沙門天であり(簡易地図)、煎茶道東仙流の総司庁でもあります。
悲田院は聖徳太子が孤児院として各地に建てたものですが、現存するのはここだけです。
表門を入りまっすぐに進むと、左手に本堂、正面に玄関があります。
通常拝観は公式にはしておられませんが、事前に連絡しておくと大丈夫な時もあります。
また2020年10/15~11/1のように特別拝観をされることもあります。
玄関を入ると正面に毘沙門天像のお厨子がありますが、通常は閉まっています。
左手の中庭の水琴窟の庭を経て、本堂へ入ります。
本堂に入ると土佐光起の襖絵「松に群猿図」や山岡鉄舟の屏風があります。
右手に内陣があります。
内陣中央には本尊の阿弥陀如来像。
右手には2011年に内視鏡で中を調べて初めて快慶の作とわかった宝冠の阿弥陀如来像。
左手の後方には逆手の阿弥陀如来像などがお祀りされています。
また内陣の右手の間の仏間には悲田院を移築再興した高槻城主永井直清公像がお祀りされています。
煎茶道 東仙流 茶室
2020年の秋の非公開文化財特別公開の際に、事前申込制で呈茶がありました。
本堂に入る手前右手にお手洗いがありますが、その奥の廊下をまっすぐに進みます。
途中の右手に書院。
廊下突き当りの右手に露地庭園、正面に客殿があります。
客殿は明治30年の英照皇太后奉葬の際に皇室の宿舎として建てたものを、移築したそうです。
正面は水屋のように使われており、左手に6畳間の広間が連なります。
奥の6畳間の右手(水屋の奥)に前述の露地庭園に面した4畳半のお茶室がありました。
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昨年の大徳寺 養徳院は、そんなかんじのプランでした。