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大徳寺9 雲林院
写真は、観音堂
現在は大徳寺の境外塔頭ですが、平安時代は枕草子や源氏物語にもその名が出てくるぐらいの大寺院でした。
平安時代初期に淳和天皇が紫野院を造営したのが始まりです。
後に雲林院と名を変え、平安時代には前述のように大寺院だったようです。
南北朝時代に大徳寺が出来た際には既に衰退しており、吸収されたそうです。
場所は大徳寺の南側で、北大路通と大徳寺通の交差点を約10m南下した左手にあります。
拝観は無料です。
表門を入ると右手に観音堂があり、左手は社務所のようです。
観音堂には本尊の十一面千手観音像が、お厨子に中にお祀りされています。
さらに境内の奥は小さな庭園になっており、そこに十三重石塔や紫雲弁財天がこじんまりとあります。
事前に電話しておくと、観音堂内部にお参りができます。
観音堂の左手奥から入ります。
正面には十一面千手観音像のお厨子があり、小窓から少し見えます。
また1/1~1/3と8/10~8/16には、十一面千手観音像がご開帳されます。
しかし垂れ幕などで観音像自体は、非常に見えにくいです。
須弥壇の裏側には、大燈国師像などがお祀りされていました。
かつての大寺院も、現在は伽藍を外からお参りする小さなお寺です。
写経会
毎月第3日曜日の9:00~14:00まで写経会をされています。
観音堂の向かい側の庫裏の玄関から入ります。
廊下の受付で写経料1000円を納めます。
廊下から奥の部屋に入ると、8畳と10畳ぐらいの部屋が並んでおり、そちらに机と椅子が並べられています。
写経の道具は用意してありますが、筆ペンを持参すると便利です。
終わったら、10畳間にある仏間に納経して終わりです。
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