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廣誠院
写真は、紅葉の庭園と書院
元々は薩摩藩の伊集院兼常の所有で、現在の数寄屋造の建物や庭園も伊集院兼常の指示で造られたそうです。
後に伊集院兼常はさらに大きな南禅寺別荘群に別荘を移し、ここは廣瀬宰平の別荘となり、現在は廣瀬家の菩提寺の廣誠院(こうせいいん)となりました。
ちなみに伊集院兼常が移った南禅寺別荘群が、あの“對龍山荘(たいりゅうさんそう)”です。
場所はホテルオークラの裏側です。
地下鉄東西線、京都市役所前駅で下車し、出入口3から出ます。
京都市役所を左手に見ながら河原町通を北上し、次のオークラの敷地の北端の道を右折します。オークラの敷地を過ぎた右手に表門があります。
通常は非公開ですが、11月第3週に約5日間だけ一般公開されます。
拝観料は700円です。
表門を入ると左手に仏堂があり、後程この仏堂横の道を回り込んで庭園に進みます。
正面の玄関から上がり、廊下を進んだ左手が仏堂で、右手に書院の次の間があります。
仏堂の内陣中央には本尊の観世音菩薩像がお祀りされています。
次の間の奥には庭園に面して書院があり、ここから庭園全体を一望できます。
書院が庭園より1.5mぐらい高く、下には高瀬川から取水した川が流れています。
数寄屋造の造作が凝らされており、総じて船から景色を見ているようになっています。
襖絵は、書院が森祖仙の三獣図(猿、鹿、猪)、次の間が呉春のものです。
これら書院、お茶室、広間の茶室が池の畔に浮くがごとく雁行状に配されています。
庭園は中央に池があり、これをまわるように散策路があります。
中央の池が1番低く、書院は前述のように高く、また池の対側も築山のようになっているので、差し詰めすり鉢状の庭園です。
池の上はもみじですので、紅葉時は見事です。
「2018京都紅葉生中継」特別公開で、書院の2階が公開されました。
書院1階の次の間の扉を入った左手に階段があり、これを上がります。
手前に6畳、奥に8畳の広間、そして台目4畳の縁があります。
ここから見る庭園の紅葉もきれいです。
コメント ( 5 ) | Trackback ( )
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なんというか、絶句というより壮絶ですね。
ぜひ、伺ってみたいお庭です。
念のため、カメラ撮影はOKですよね?
そこまでですかね(笑)。
それをいうなら、對龍山荘に行こうとした僕の熱意の方が壮絶です。
例年の傾向で行くと、先に古文化保存協会で公開するので、例年の京都文化資源保護財団による公開は”ない”可能性が高いと思われます。
さらに古文化保存協会の主催の場合は、ほぼ内部は撮影禁止です。
再度申し上げておきますが、今年の11月第3週は多分公開しない可能性が高いと思います。
9月に2度ある連休は、予定が入りつつありますので
とりあえず、10月の上洛を考慮中です。
数十年ぶりの鳥居本と初訪問の清明神社(一乗戻り橋)などが、私の頭の中にはあります。
もしあれば、夜間のライトアップやイベントなど
京都で過ごす時間を満喫したいと考えています。
そして、京都で美味しいパンも食べたいなぁ。。。なんて。。。(笑
また本決まりの折には、Amadeus殿のお知恵を拝借申し上げたく、
宜しくお願い申し上げ奉りまする~~~♪