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真如堂3 書院(岡崎散策20)

写真は、涅槃の庭と如意ヶ嶽(大文字山)

本堂の左手に書院の受付があります。
拝観料は500円です。
本堂から渡り廊下を歩き、書院へ入ります。

書院右手の庭園には、燈明寺灯籠があります。
書院の一番奥に涅槃の庭があります。
お釈迦様が入寂され、弟子が嘆いている姿を石組みで表現した枯山水庭園です。
中央の大きな石を頭部と見ると、まさに臥床した人間の形に見えます。
また借景の比叡山、東山36峰がポイントです。借景の如意ヶ嶽(大文字山)を頭部と見立てると、東山36峰がもう1つの涅槃の姿に見えます。
書院の襖絵は、前川久嶺の筆で1番奥の10畳間は孔雀図、真ん中の8畳間は鶴図、1番手前の10畳間は松図です。

仏間には中央に親鸞聖人合掌像、右手に阿弥陀如来立像、左手に不空羂索観音像がお祀りされています。

仏間の左手に2間あり、襖絵は鈴木松年の松の図です。
こちらの外には2010年に出来た重森千青(重森三玲の孫)作庭の随縁の庭があります。
仏殿前にあり、仏殿に付く四つ目の家紋をモチーフに作られた、近代的なお庭です。

最初の廊下の左手には四季殿があります。
2×2の4間構造で反時計回りに秋の間(襖絵は柿秋草図)、冬の間(襖絵は浦に千鳥図)、春の間(襖絵は梅図、蘭図)、夏の間(襖絵は蓮鷺図)です。
外には東屋のある露地庭園のようなお庭があります。

最初の渡り廊下を戻り、本堂の裏側の上を歩いて戻ります。
最初に書いたように、本堂裏のもみじがきれいなので、このもみじが本堂の上から見ることができます。
午後ならちょうど南(向かい)から日が射すので、非常に映えて美しいです。




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