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天龍寺2 特別拝観1 宝厳院(嵐山・嵯峨野散策8)


写真は、宝厳院の獅子岩と庭園

天龍寺の塔頭で、拝観は春と秋の特別拝観時のみですが、結構期間が長いです。

拝観料は弘源寺とセットで900円、本堂は別でさらに500円です。

内部は広い庭園で、獅子吼(ししく)の庭といいます。
砂利道の散策路を左手から進んで行きます。
最初は苔と石組の枯山水庭園です。
春は桜、秋はもみじがきれいです。

やがてその緑の庭園に響岩、碧岩、獅子岩などの巨岩が現れます。
獅子岩はその名の通り獅子が座っているように見えます。

この辺りになると一面緑の苔の間に小川が流れます。
左手奥には茶室の無畏庵(むいあん)が、右手奥には本堂があります。

10月、11月は茅葺の無畏庵にて、別途500円で呈茶があります。
6畳の広間に外縁があります。
奥には4畳半があり、左手には立礼席のような腰掛があります。 

本堂は別料金500円で、やや小さめで新しいです。
本尊は十一面観世音菩薩で、内部には田村能里子画伯という現役の方がシルクロードの襖絵を描かれています。

さらに砂利道の散策路を進むと、今度は紅葉がきれいです。
散策路最後の左手に大正時代に造られた茶室の青嶂軒 (せいしょうけん)があります。

春は桜、秋は紅葉が楽しめるきれいな庭園ですので、非常におすすめです。

2015年の京の夏の旅で、本堂書院が同時に公開されました。
本堂は前述の通りで、玄関を入って左側にあります。
一方の書院は、右手に進んだ奥にあります。
書院は日本郵船の重役であった林民雄氏が別荘として大正8年に建てました。
数寄屋建築の書院で、6畳と12畳の間の周囲に縁の間があります。
庭園や池の水面から1.8m程高くなっており、獅子吼の庭をやや見下ろすような景色がきれいです。




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