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大覚寺2 通常拝観(嵐山・嵯峨野散策35)


写真は、桜咲く庭園と唐門

再度、門前に戻り、伽藍内に入ります。

拝観料は500円ですが、祇王寺とセットで600円になります(祇王寺単体では300円)。
セットにすると祇王寺まで行くために嵐山の地図を1枚くれますが、これが嵐山全域の地図で結構使えます。

伽藍内も大きいです。
最初は宸殿で狩野山楽の牡丹図、紅白梅図の金碧画があります。
この宸殿と御影堂(みえどう)、御霊殿と五大堂が”コの字”に並びます。
御影堂の内陣中央は開いており、御影堂の裏にある勅封心経殿が見えています。
勅封心経殿には嵯峨天皇などの勅封心経と薬師如来像がお祀りしてあり、通常は閉まっています。
御影堂はこの勅封心経殿の前殿になっています。
御影堂の両脇には嵯峨天皇、弘法大師、後宇多法皇、恒寂入道親王などの像がお祀りされています。

御霊殿には正面に後水尾天皇像、左手に慈性入道親王像、右手に雲照律師像がお祀りされています。
五大堂には五大明王像がお祀りされており、ここで写経が出来ます。

これらで囲まれた前庭は白砂の枯山水庭園で、春には唐門前にある立派な枝垂れ桜が満開になります。
五大堂の裏側は舞台のように張り出しており、大沢池が拡がります。
さくらの頃は、大沢池の周り一面に桜が咲き、非常にきれいです。

五大堂、御霊殿と御影堂裏側を通って戻りますが、春と秋にはこの途中にある霊宝館で寺宝公開があります。
霊宝館での寺宝展の際には別途300円が必要です。
重文の五大明王像が2対、十一面観音像、愛染明王像や毘沙門天立像などは常設です。

次は宸殿と中庭の挟んで向かい側にある“正寝殿”と、渡り廊下伝いにさらに奥にある朱塗りの”霊明殿”があります。
正宸殿は桃山時代の書院造りで、狩野山楽や渡辺始興の襖絵があります。
また最奥の上段の間で後宇多法皇が院政を敷いたそうです。

ここは大沢池も含めて伽藍内も大きいので、1時間は必要でしょう。




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