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大徳寺13 特別拝観4 総見院
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7d/ab/d3d863be721e253c5d34c0dac4ac5831.jpg)
写真は、本堂
黄梅院と同時期に春や秋に比較的長期に特別拝観をしています。
秀吉が信長公の菩提寺として建立しました。
ですからこの”総見院”は、織田信長の戒名です。
拝観料は600円ですが、黄梅院、興臨院と3つセットで1500円でした。
まず門を入ってまっすぐに進んだ本堂の左手に樹齢400年の侘助椿と、今でも使われている“掘り抜き井戸”があります。
加藤清正が朝鮮から持ち帰った巨石を繰り抜いて作ったそうです。
本堂の内部に上がります。
内陣正面には、開祖 古渓宗陳像、右手には阿弥陀如来像と十一面観音像が、左手には信長公木像があり、秀吉のお墨付きだそうです。
本堂の右手奥へ外廊下伝いに歩いていきます。
廊下の途中の上には、本堂にある信長公像を昭和36年に本坊から総見院に移した際に使用した輿があります。
廊下左手にはお茶室が並びます。
その奥隣が龐庵(ほうあん)で、18畳と12畳の広間です。
両端に床の間があり、12畳の方には琵琶棚が、18畳の方には2畳の上段の間のような床の間があります。
2月だけ利休忌で釜が懸かりますが、その際は方丈を待合にしてこちらを使います。
1番奥の左手が寿安席。
寿安席は大阪に「山口商店」を興した山口玄洞が寄進したものです。
手前から5畳の間、その奥に8畳間が2つ雁行状に並んでいました。
本堂の左手奥の墓地には信長公を中心に、織田家一族のお墓があります。
コメント ( 2 ) | Trackback ( )
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そして、康清さん一つの伝承がありまして、信長最大のライバル信玄をモデルにして作られた恵林寺の『武田不動尊像』の作者とされているようです。残念ながら像に銘は無く、確証は無いのですが…しかし、山梨県内には康清作品が2件知られていて、伝承と一蹴出来ないようです。鈴木麻里子さんという方の成果です。もし、そうならスゴイですね。敵対したもの同士の縁ある作品を手掛けたなんて!
そして、康正さん、特展時には指定を受けて無いのですが、なかなか魅力的な『釈迦三尊像』を妙法院に残しているのです。図録をめくっていると、色々なものが繋がりました。纏まりが無く、長くなって申し訳ございません。
仏像も掘り起こせば、このように”地下茎”?でつながっているように、お寺の由緒でも同じようなことがありますね。
今まで全く別と認識していた2つのものが、実は”地下茎”でつながっているのが見えてくると・・・もう抜け出せなくなりますね(笑)。