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妙心寺20 特別拝観15 春光院(太秦・花園散策25)
写真は、さざれ石の庭
豊臣政権の三中老の1人、堀尾吉晴が建立しました。
通常は海外の観光客向けに座禅会をされてはいますが、非公開です。
2012年11/3~11/4に開催されたVOICE OF KYOTO 5周年記念 「日と月の物語」で内部に入れました。
また2019年京の冬の旅の企画「妙心寺・静謐の禅」で、拝観出来ました。
表門を入り、右手前方の庫裡に向かいます。
庫裡で参加費1000円を納めます。
庫裡の左手の廊下に進みます。
この廊下の直進奥に方丈が、右手(庫裡の奥)に書院があります。
方丈と書院の間には小さな中庭があります。
方丈への廊下の途中に南蛮銅鐘があります。
これが実は重要文化財でIHS(イエズス会の紋章)の印があり、桃山時代の南蛮寺の鐘がここに移されたそうです。
方丈の襖絵は狩野永岳のもので、中国文人生活の図、月と雁図、花鳥図と並んでいます。
方丈前庭は、枯山水の“さざれ石の庭”です。
手前は砂紋、奥は苔と松などで、左手奥に社は伊勢神宮に見立ててあります。
また最奥になる方丈西庭は、“常盤の庭”で、堀尾吉晴が作庭したそうですが、手入れがもひとつでした。
書院は12畳ほどで、淀城の寝所を移築したものだそうです。
襖絵が新しいもののようで、極彩色で安土城とその門前町が描かれているようでした。
またこの書院の奥にお茶室の“来也軒”があるようです。
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