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建仁寺5 特別拝観3 大統院(祇園散策20)


写真は、耕雲庭

建仁寺の南東の端の方にあります(簡易地図)。
数年に1回ぐらい特別拝観があり、2011春や2012年秋の非公開文化財特別公開で公開されました。
拝観料は800円です。

方丈に入り、円山応挙の“幽霊図”、鈴木松年筆“髑髏図”などの掛け軸の説明を聞きます。
また方丈中央のガラスケースには、奥田頴川(えいせん)作の“赤絵十二支四神鏡文皿”などの京焼陶器が展示してありました。
奥田頴川は30才頃から建仁寺山内清住院にて製陶を初めたといわれ、中国・明時代の赤絵磁器の焼成に成功し、京焼磁器の祖・先駆者と云われた人物です。

方丈の前庭が耕雲庭です。
手前が白砂と杉苔の市松模様になっており、東福寺の方丈八相庭園に似ています。

伽藍内も方丈のみで、庭園も大きくはないです。
“幽霊図”や“赤絵十二支四神鏡文皿”などの文化財の観賞がメインのお寺です。

2024/5/12に京都産業大学の春茶会がありました。
方丈に入り外陣で受付をします。
薄茶2席で1,000円でした。
礼の間が待合で、この奥の部屋がOB待合でした。
まずは方丈の左手からさらに進んだ左手にある書院が本席でした。
6畳間が2つ並んでおり、比較的新しそうでした。
本席の後、方丈の裏手を回りますが、この際に苔がきれいで手水鉢がある方丈の裏庭がありました。
方丈右手奥の6畳の衣鉢の間で副席がありました。
最後は縁側を回り、方丈を時計回りに1周する形で元に戻って来ました。




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