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嵯峨有心堂1 庭園(嵐山・嵯峨野散策29)


写真は、庭園を奥から見た景色

ここは個人で所有されている邸宅で、一般公開などは一切しておられません。

場所は祇王寺から化野念仏寺に向かう道の途中、左手にあります。
表門は通りから入り込む砂利道の奥にあるので、分かりづらいです。

表門を入ると正面に庭園が位置するのですが、植え込みで見えないようになっています。
右手の砂利道の階段を登り左に曲がり、正面に向き直ります。
敷地全体を大雑把に述べると、左半分は庭園、右半分は建物で、奥に行くほど小高くなっています。

まずは左手の庭園です。
芝生の中に砂利の小路が続きます。
庭園の右手には本邸、中央は芝生、左手は築山です。
本邸は3段の雁行状に右手奥へと凹んでいくような感じで、中央辺りに小さな池があります。
庭園の奥から築山の裾野に沿って小川が流れ、この池に注ぎ、さらに小川が敷地手前へと流れ去ります。
非常に小さな川なので風景の中に主張して来ないのですが、せせらぎはしっかり聞こえてきます。

また築山の中央辺りには、見事な枝垂れ桜が咲きます。
これは敷地の外からも見えます。
そして庭園最奥は一段高くなっており、この上に後述の“聴蝉亭(ちょうぜんてい)”、もう1段高い左手に“草雨軒”と“自在庵”が、さらにもう1段高い右手に持仏堂が見えます。

本邸が奥に置く程に雁行状に凹んでいく分、芝生の庭園が拡がっていく感じがします。
さらに庭園も全体が手前に向かって微妙に傾斜しているので、奥から見ると広く見える気がしました。

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