東の散歩道

B型ヴァイオリニストのマイペースライフ

豊穣なる黒と白

2019年05月05日 18時46分29秒 | 美術

帰省ついでに、千葉市美術館に行って参りました。私がみたのは「ピーター・ドラッカーコレクション水墨画名品展」。大きな特別展は他にあり、企業が購入後、こちらの美術館に委託しているというこのコレクションの展示は、常設展に近い扱いで、入場料なんと200円!しかもJAF会員はさらに100円引きで、なんと100円で名品の数々を見てきました。千葉市在住の方々、これを見ない手はありませんよ!

ドラッカーは、以前「もしドラ」フィーバーで一気に注目を集めた、経営の神様のように言われている、あのドラッカーです。実は筋金入りの日本美術愛好家で、今回はそのコレクションだったものの一部を展示しています。

実は白状しますと、墨絵とかってそんなに興味なかったんですが。圧倒されました。これまできちんと見てこなかったのが悔やまれます。オーストリア人のドラッカーに水墨画の良さを教えられるとは…。

線の美しさ。濃淡による陰影、そしてそれが知らしめる光の美しさ。全てを描き込まないことにより余白を残し、想像を遊ばせる楽しさ。堪能致しました。

同時開催されていた特別展も面白そうだったのですが、見るのが遅い私は、おそらくそちらを見てしまうと、こちらの展示は足早に通りすぎることになっていたでしょう。派手さがないだけに、じっくり向かい合ってこそ良さを味わえるので、これから行く方は、どうかたっぷり時間をかけて御覧下さいませ!

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