Untersee-Boot

あるいは感想記として

秋桜

2018年09月20日 | あれこれ

           




今年は寄席や落語会へ行く機会が多く、"ニッポンの夏、落語の夏"という感じでした(笑)。

6月には亀有で行われた、文珍師匠と喬太郎師匠の二人会へ。

           

喬太郎師匠のお馴染みの季節のマクラで大爆笑したあと、『死神』では笑いながらもゾワゾワと。
NHKの『超入門!落語』でこの噺は聴いてたけど、やはりLIVEにはかないません。
文珍師匠の落語を生で聴くのは初めてでしたがこちらも爆笑で、蒸し暑さも吹き飛ぶとても面白い会でした。
これですっかり落語スイッチが入ってしまい、7月は鈴本演芸場の下席へ。

              

35度を超えるような暑い日が続いてた頃だったので、早く行って並んでたら倒れかねないし(笑)、でも満員は確実なのでちゃんと座って聴きたいし・・と、思案を重ねたあげく開場の30分前に鈴本へ。
案の定長い行列ができていましたが、ありがたいことに開場を早めてくれており、並ぶと同時に場内へ入ることが出来て一安心でした。
伊藤夢葉さんのトーク&奇術に笑いながらも感心したり(奇術とは関係ない音の出るあの鞭は何なんだ??笑)、権太楼師匠の『代書屋』で笑ったりしつつ、主任の喬太郎師匠は『夢の酒』。
この日は夏休みに入っていて、御八歳の女の子も客席にいましたが、構わず大人なマクラから色っぽい噺に(笑)。
艶っぽいご新造とやきもち焼きの奥さんに、終始大笑いでした。



7月31日の余一会は、それぞれの寄席(末廣亭以外)で『昭和元禄落語心中寄席』というのものが開催されており、私は浅草演芸ホールへ。

           

『昭和元禄落語心中』という漫画が10月からNHKでドラマになるので、それのコラボ企画だったようですが、ドラマで落語監修をする喬太郎師匠以外、出演した落語家さんたちは、皆、漫画のことをよく知らなかったようで(笑)。
桃月庵白酒師匠が、「お金になりそうだから落語協会が企画に寄っていったんです」みたいなことを言って笑いをとってましたが(笑)、私も漫画を読んだことがなかったので、特に問題もなく普段通り、いや、普段以上に大爆笑の楽しい会でした。
橘屋文蔵師匠は『ちりとてちん』。
文蔵師匠は初めて聴きましたが、こわもての文蔵師匠(笑)が演じる登場人物の可愛らしさに、大笑いでした。
白酒師匠は『松曳き』。
白酒師匠も『松曳き』という噺も初めて聴きましたが、終始爆笑&爆笑。
粗忽者があまりにも粗忽すぎて頭がくらくらしてしまいました(笑)。

仲入り後には、喬太郎師匠とドラマの監督さんが登場して撮影裏話などがありつつ。
トリの喬太郎師匠は『ハワイの雪』
マクラでは、この日も季節の話や「(こういう会なのに)古典じゃありません」と宣言して笑いをとっていましたが、本編は、爆笑そして・・・。
真夏の浅草に雪が見えた・・ような気がしまた。


8月に入るとすぐに、喬太郎師匠と白酒師匠の二人会へ。

           

この日の会は、一人一席ずつだったので、白酒師匠は『お化け長屋』をマクラを含めて40分たっぷり。
白酒師匠の『お化け長屋』は面白いのはもちろん、登場人物の誰もが嫌味がなくていいな~。
あと、今までこの噺は途中までのバージョンしか聴いたことがなかったのですが、最後(?)まで聴けたのが新鮮でした。

喬太郎師匠は、「一人一席じゃなくて二席にすればお客さんも喜ぶのに、主催者は何考えてるんだ!」と悪態をついたりしてましたが(言った後すぐに平身低頭謝罪・笑)、長いマクラを含めてたっぷり50分。
マクラでは、デンマークやアイルランドへ行った話などを約30分。
高座で"のたうつ"喬太郎師匠(苦しんでたわけではありませんが、これ以外に適当な言葉が見当たらないので)に、大笑いでした。
で、本編は『夢の酒』。
約2週間ぶりに再会のやきもち焼きの奥さん、不器用さはこの日も変わらずでした(笑)。


           

8月はまたまた浅草演芸ホール、正蔵師匠が主任を務める中席へ。
始まって二人目くらいの出番のときに、発芽の会でお馴染みの林家ひろ木さんが、代演で登場。
ひろ木さんが出てきても会場は特に反応はありませんでしたが、私は一人心の中で「おぉ、ひろ木さんだ!」とテンションが上がってしまいました(笑)。
その、ひろ木さん、急な代演だったようで、めくりが用意されておらず「大事にされてない」と小さな声でぼやいてました(笑)。
演目は発芽の会でも聴いた『クイズの王様』(おじいちゃんがクイズ番組に出る噺)。
短めのバージョンになってましたが、面白く客席の反応もとても良かったです。

権太楼師匠はこの日も『代書屋』。
面白かったけど別の噺も聴いてみたかったな~。
初めて聴くさん喬師匠は『そば清』。
最初の挨拶から師匠の人柄がにじみ出ていて、すっかり聴き入ってしまいました。

喬太郎師匠は『野ざらし』。
喬太郎師匠がこの噺をやるのは珍しいらしいのですが、感想は・・・これ、小三治師匠の『野ざらし』だ・・・。
今まで小三治師匠の『野ざらし』は6,7回は聴いており、かなり印象に残っているわけで。
(実は5月に小三治師匠の独演会へ行ったのですが、その時も『野ざらし』でした)
           

テンポや間の取り方などを含め、小三治師匠のそれにそっくり。
唯一喬太郎師匠らしかったのは、お礼に来た女の幽霊の仕草や喋りくらいかな?
小三治師匠が透けて見えてしまうというのは、喬太郎師匠にとっては不本意だと思いますが、あくまでも素人の感想ということで、妄言多謝です。(そもそもこの噺を喬太郎師匠は誰から習ったのかわかりませんし・汗)

トリの正蔵師匠は『鼓ヶ滝』という噺。
初めて聴く噺でしたが、田舎のお爺さんやおばあさんの朴訥な感じが、正蔵師匠にぴったりという感じでした。

           


9月は末廣亭中席へ。
この日の客席は若い女性が多くてビックリ。
2割くらいはいたかな??
喬太郎師匠のファンなのか、あるいは、昨今の落語ブームというのがフェイクニュースではなく本当だからなのかはわかりませんが、いずれにしても喜ばしいことであります。
奇術の伊藤夢葉さんは、相変わらず意味不明(ただの趣味だそう・笑)な鞭で音を鳴らしつつカードマジックも披露して、笑いながらも感心。
橘屋文蔵師匠の『時蕎麦』は季節外れの噺でしたが、それもネタにして大笑いの『時蕎麦』でした。
柳家小ゑん師匠は新作、『下町せんべい』という噺だそうで面白かったです。
主任の喬太郎師匠は『夢の酒』。
この夏3度目の『夢の酒』、う~む、これは運が良いのか悪いのかわかりません(笑)。
ただ、面白くて大笑いだったのは変わらずでした。


そしてこの2日後は、さん喬師匠と喬太郎師匠の親子会へ。

              



さん喬師匠はマクラで、喬太郎師匠の話や小さん師匠との思い出など、親子会らしい話をしつつ『棒鱈』を披露。
それまでの、さん喬師匠の穏やかな語り口とはうって変わった酔っ払いの演技に、♪いちがち~はテンテコテン♪と、思わず一緒に口ずさみたくなってしまいました(笑)。

喬太郎師匠も、マクラではさん喬師匠と一門で飲みに行った話などをしつつ、映画の話も。
「ゴジラ」の話を語りたい様子の喬太郎師匠でしたが、主催者が噺を決めているので出来ず、「好きなものをやらせろ!」と舞台上で悪態(笑)。
でも、間髪を入れず「申し訳ございません」といつものように平身低頭謝ってました(笑)。
(ちなみに同率一位で好きなのは「の、ようなもの」。マクラではこちらの話をしてました)
で、この日主催者が決めていた噺は『偽甚五郎』。
タイトルがすでにネタバレな感じですが(笑)、それだけでは終わらない噺でした。

仲入り後は、喬太郎師匠が新作の『夫婦に乾杯』。
マクラも含め爆笑の約20分でした。
そして最後は、さん喬師匠の『唐茄子屋政談』。
上品な語り口で約50分。
場内からは鼻をすする音も聞こえてきたりして、すっかり聴き入ってしまい流石でありました。



そして、今日はまたまた末廣亭、9月中席の千穐楽へ。

           

いや~もう、喬太郎師匠が出てきてから30分間ずっと笑ってた気がするな~。
あまりにも笑い過ぎて、途中何度もせき込んでしまいました(笑)。
「任侠流山動物園」は一応知ってはいましたが、生で聴くのは初めて。
「千穐楽だけどそういう(古典をやる)気分じゃないんで」と言ってみたり、トリ前に出演した小ゑん師匠の「フイッ!」(初めて聴きましたがこちらも大爆笑でした)を挟んでみたり、ライブならではの楽しさを大満喫してしまいました。
雨の中行った甲斐がありましたブヒ(笑)。
(トラ男の動きは「キャッツ」を超えてるな・笑)。




・・・長々と書いてしまいましたが、これがこの夏(から秋にかけて)の、私と落語でした(笑)。


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あれこれ

2018年09月16日 | ウンナンあれこれ
お久しぶりでございます。
ご無沙汰している間に、秋の気配を感じる気候になった今日この頃。
あの暑い夏の頃には、24時間テレビでポケビが登場したときの南原さんの顔芸があったり(笑)、有吉さんとの二人旅で南原さんの老眼が発覚したり(笑)、27時間テレビでは村上君と以前と変わらず息の合ったやり取りがあったりしましたが、これらについてはすでに色々な方が感想をつぶやいており、わざわざ私が感想を書くまでもないかな~という感じも。
ただ、気になることもいくつかありましたので、細かいことをちょこちょこと。



24時間テレビで、ポケビが登場し唖然とした顔をしていた南原さん(笑)。
てっきり知っていてあの顔芸をしたと思っていたのですが、どうやら本当に知らなかったようで(それであの顔が出来るというのもすごいですが・笑)。
ネットなどでは事前に情報が漏れ伝わっていましたが、現場にいると逆にわからなかったのかもしれません。
で、ポケビが歌い終わり、水卜ちゃんに促され三人のもとへ行く南原さんでしたが、この時の水卜ちゃん、ぴょんぴょん跳びはねながら南原さんの背中を押していて、この場面は何度見ても頬が緩んでしまいます。
これほどわかりやすく嬉しさが行動に出ちゃうアナウンサーも他にはいないんじゃないかな(笑)。
このへんが水卜ちゃんが愛される理由なのかもしれません。


『人生を変えてくれた人』。
大林監督とのこんないい話を、なんで朝の7時30分に放送してるんだ!?という疑問と憤りもありますが(笑)、それはそれとして。
この中で、南原さんが尾道に行ったときサインとともに"大林組"と書いていたと紹介されていましたが、『水の旅人』にほんの少し出てましたので、あながちウソではないわけで(笑)。
ちなみに、このときのサインの日付は'94,7/3。
この少し前の'94,3/7に放送の『お茶とUN』に富田靖子さんが出たときにも「俺も大林組だから」みたいな話をしていたので、この頃は"大林組"というのが南原さんの中で流行っていたのかもしれません(笑)。
(話はちょっとそれますが、尾美としのりさんや小林聡美さん、富田靖子さんら大林組の人たちがゲスト出演した回の『お茶とUN』は漏れなく面白かったな~)

あと、大林監督が『その日の前に』で南原さんをキャスティングしたのは、『Get』を見ていた監督が「ナンチャンがいるじゃない」と決めたんじゃなかったっけ?
それから、番組では紹介されてませんでしたが、大林監督と南原さんは『その日の前に』のロードショーが終わった後も上映してくれる映画館へ、舞台挨拶で全国各地を回ったりしてましたので、"大林組"の絆は伊達じゃありません(笑)。


そして、そんな大林監督と南原さんのVTRと『ヒルナンデス』の南原さんを見て号泣する水卜ちゃん(笑)。

水卜「ヒルナンデスでの南原さんの、あの素敵なリーダーの姿を思い出して、またなんか悲しくなって・・」
南原「いや、死んだわけじゃないんだから。大丈夫、生きて・・明日もやるんだから生放送を」
羽鳥「ミトちゃん、南原さん元気よ」
水卜「良い人だった(泣き笑い)」

最後の「良い人だった」は敢えてに過去形にして笑いを取ってたような気がしますが(笑)、咄嗟に出た「悲しくなって」というのはどういう意味だったのかな??
『ヒルナンデス』で過ごした南原さんとの日々は忘れがたいということなのか・・・。
とまれ、このゴールデンコンビの南原さんと水卜ちゃんで何か番組を(トーク番組とか)是非ともやって欲しいものです。


あとは・・天野君のナレーションは良かったけど、ちょっと気取って声出してるかな?という感じも(笑)。
それから、水卜ちゃんがSSサイズのTシャツを着ていたのは、この朝の時間帯だったと思います(笑)。



『ナンチャン&有吉おじさん2人旅』
ロケの目撃情報を目にしたときは、てっきり今年は『ヨルナンデス』があってそこで放送されると思っていたのですが、まさか通常放送で流れるとは!?
もったいないような、でも、まるまる2時間ロケが見れてよかったような・・いずれにしても、とても面白くて大満足でした。
細かい話は割愛しますが、南原さんもいよいよ老眼になったのですね(笑)(ネタかと思っていたら、どうやらこれも本当だったようで)。
以前、『ウンナンさん』(『UN街』だったかな?)で内村さんが老眼でハガキを遠くにして読んでいたのに驚いてた南原さんでしたが、あれから15年近くの月日が流れ、とうとう南原さんも老眼仲間に(笑)。
これで老眼は、二人のあるあるネタになったということですね(二人で会って話をしてればですが・泣)
ちなみに、私もすでに仲間入りをしており、内村さんが『ウンナンタイム』(だったかな?)で言ってた「食事のとき近くに持ってくると何食べてるかわからない」というのを実感しているところです(笑)。
あ、あと、滝アナはまじめ・・いや、ク〇まじめだな~(笑)。
おそらく普段の『ヒルナン』のロケのように、ちゃんと情報を紹介して台本通りちゃんと進行をしなきゃ、と思っていたのだと思いますが、この日のロケは『ヒルナン』であって『ヒルナン』ではないというのを察して、柔軟に対応できればよかったのにな~という感じです。



27時間テレビ『免許皆伝』
これも何でこんな夜中にやるんだ!?贔屓目抜きにしても面白い番組なのに。
この企画は27時間テレビで夜中にやってるなんてもったいないので、年2~3回特番でやってもいいのではないかと思いますが・・・この話はとりあえず置いといて。
南原さんと村上君は旧知の間柄だけに息もぴったりで、南原さんのトークもいい感じ。
波酔いした青木愛さんに対しては「行く前は自信満々だったけど、波酔いした後は大失恋したみたい」。
乱獲防止のため赤、青、緑など色とりどりのレオタードを着ている海女さんを見て「ああやってキャッツアイになってるわけですね」「アワビ12個いただきよ」
にぎやかな海女さんたちを見て「船の上でも女子会してるんだろうね」
などなど、面白トーク満載で、返す返すもこれが夜中の放送だったというのがもったいないことであります。




・・・まだまだ書き残したことがあるような気もしますが、今回はこのへんで。



あ、それから、DANCE☆MANの20周年記念ライブは、最初はどうしようかな~と思っていたのですが、チケットが追加販売をされたのを見て、やはり行くことに。
どういう感じなのか・・雰囲気に馴染めるのか心配ではありますが(笑)、兎にも角にも、楽しみにしたいと思います。



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