Untersee-Boot

あるいは感想記として

ゆく年2023

2023年12月31日 | あれこれ
気がつけば今日は大晦日。



今年は8月の南原さんのトークライブで、歌にトークにと生の舞台の醍醐味を堪能。
とても楽しい時間でした。

       

めちゃくちゃ暑い中(ホントに暑かった!)、当日券を求めて行った甲斐がありました。
きっと、暑い夏が来るたびに、この日のことを思い出すことでしょう(笑)。

          


それから、ライブの後にこんなものも作っていたのですが・・・。



イマイチだな・・と思い、UPせずにいたのですが、このままにしてしまうのもモッタイナイということで(笑)年末蔵出しUPすることにしました。
ワードで蘇るあの暑い夏の日・・です(笑)。





11月には、ダンス☆マンの25周年記念ライブへ。

       

20周年のライブ以来、5年ぶり2度目のはっぱ隊隊長の生パフォーマンスを間近で見れて僥倖でした(笑)。
ブカレストのMJのように登場した隊長への歓声は、本家マイケルにも勝るとも劣らないものでした(笑)。
もちろん♪YATTA♪も大盛り上がり。
新曲♪ナンバラバンバンバンⅡ♪も初お披露目とは思えない盛り上がり。またどこかで聴けたらいいな~。





 

それから、UN関連以外では。
今年も寄席などへ足を運び、喬太郎師匠を中心に落語を楽しんだ年でもありました。



1月は恒例、鈴本演芸場正月二之席の喬太郎師匠の主任興行で初笑い。

       

1/13 抜け雀
1/16 居残り佐平次
1/19 按摩の炬燵
1/20 一日署長

奇しくも、去年の鈴本正月二之席九日目も「按摩の炬燵」。
この噺は優しさと残酷さと哀しさが入り交じっていて、聴くたびに心がザワザワしてしまいます。






3月16日は、文春落語の、柳家喬太郎×江戸家小猫の会へ。

喬太郎 鯉こく
小猫 ものまね
喬太郎 ハンバーグができるまで



3月17日は、国立演芸場の、五代目江戸家猫八襲名直前スペシャルの会。

       

小猫さんとしての最後の舞台を観れたのは思い出になりました。



そして、3月21日からは、五代目江戸家猫八襲名披露興行に参戦。
もともと、3回くらい行こうかな~と思っていたのですが、楽しくて7回も通ってしまいました(笑)。


          

鈴本演芸場
3/21
3/22

末廣亭
4/2
4/8

       

浅草演芸ホール
4/16

池袋演芸場
4/28

          

国立演芸場
5/20

どの襲名披露興行も素晴らしかったですが、中でも3月21日の大初日の口上は印象深いものでした。
この日はお父さんでもある先代の猫八さんの命日だったそうで。
この時期は毎年、真打披露興行が行われるのが恒例なのですが、病床にあった先代は、こういうおめでたい時に自分の訃報が出るとせっかくのお披露目に水を差すことになるから披露興行が終わるまで伏せておくように、という言葉を残していたとのこと。
そんなエピソードを涙声で語る市馬師匠を見て、思わず涙。
先代の人柄と五代目猫八さんの皆から愛される人柄が良く伝わってくる、素敵な口上&披露興行でした。







3月31日は毎年恒例の、
浅草演芸ホール三月余一会 満開!若手落語会

いっ休 やかん
わん丈 喪服キャパクラ
和泉 匿名主婦只野人子
小せん お血脈
風藤松原 漫才
彦いち 遥かなるたぬきうどん
仲入り
白鳥 スーパー寿限無
白酒 茗荷宿
二楽・八楽 紙切り
喬太郎 当世女甚五郎


初めて聴いたキョン師の「当世女甚五郎」は、大人の青春ドラマという感じてとても良かったです。

          

ゴールデンウィークも喬太郎師匠を聴きに浅草演芸ホールへ。

       

5/5 稲葉さんの大冒険
5/7 居残り佐平次
5/10 井戸の茶碗

初めて聴いた圓丈師匠作の「稲葉さんの大冒険」。
可笑しくて哀しくて・・それから少し狂気も感じる噺。
「ぺたりこん」にも通じるような圓丈師らしい噺で面白かった~。






5月下席は、彦いち師匠の鈴本演芸場主任興行へ。

          

5/24 彦いち 記憶椅子
5/27 彦いち という
5/30 彦いち 神々の唄

お初の「記憶椅子」は、カメラが切り替わるようにそれぞれの場面が目に浮かび、笑いながらも大感心でした。



6月上席は池袋演芸場で喬太郎師三昧。

       

6/3 任侠流山動物園
6/6 心眼
6/9 すなっくらんとぞめき
6/10 真景累ヶ淵~宗悦殺し


「任侠流山動物園」は涙流して大爆笑。
「心眼」は人の心の弱さと業に思わず涙。
「すなっく~」ではまたまた大爆笑。
そして「真景累ヶ淵」では高座で繰り広げられる狂気と殺気のやり取りを固唾を呑んで聴き入り・・。
キョン師の振り幅の大きさにやられっばなしの6月でした(笑)。





7月上席は、
鈴本演芸場 特別企画公演
「19時40分の残酷」
~オモ(重)クラ(暗)い喬太郎~

          

7/2 怪談牡丹灯籠~栗橋宿
7/5 赤いへや
7/6 棄て犬
7/7 宮戸川(通し)
7/8 わからない
7/9 サソリのうた
7/10 鬼背参り

       

「赤いへや」は、徐々に狂気が増していくサイコなキョン師に釘付け。
「わからない」は、圓丈師ワールド全開。哀しくて切なくて歯がゆくて・・。
「サソリのうた」は、色褪せたフィルムの映画を見ているような、美醜、劣等感、倒錯、純愛・・等々、多層的に展開する物語。
そして、「棄て犬」は・・。
ラストの画が頭から離れない、20時30分の残酷。キョン師の闇を垣間見た感じでした。

       

文字通り、"オモ(重)クラ(暗)い"噺ばかりの7日間。
キョン師の狂気や怖さを体感出来て大満足ではありましたが、連日のオモ(重)クラ(暗)い噺にめちゃくちゃ疲れた7日でもありました(笑)。




7月12日は、
かめありリリオホールで行われた「特撰東西落語競演会」の夜の部へ。

松ぼっくり たらちね
文珍 ぴー
仲入り
小すみ
喬太郎 花筏


この会は2018年から参加してますが、文珍師の新作は初。
趣向を凝らした演出に大笑い。
喬太郎師は一昨日までとは打って変わって、ご陽気な「花筏」でこちらも終始大笑いでした。

       






8月は浅草演芸ホールで喬太郎師主任興行を2日。

8/12 社食の恩返し
8/16 死神

       
(8月16日は台風7号の影響で、雲がスカイツリーを何度も覆ってました)


鈴本演芸場で、"吉例夏夜噺 さん喬 権太楼 特撰集"も。

8/20
喬太郎 サニーサイド
権太楼 お化け長屋
さん喬 らくだ

さん喬師の「らくだ」は登場人物にイヤ味がなく、師匠の人柄・・"芸は人なり"だな~と大感心でした。





10月下席は末廣亭の喬太郎師の主任興行へ。

       

10/23 社食の恩返し
10/26 銭湯の節
10/29 死神
10/30 やとわれ幽霊


「やとわれ幽霊」は何度か聴いていますが、聴くたびに幽霊の演じ方といいますか、キャラクターが微妙に変わるのが面白いところです(前半の大爆笑は毎回変わらず・笑)
この日の幽霊は、励ますというより慈悲深い感じ。
前半とは打って変わって静まり返る客席。空調の音だけが響くなか、幽霊の言葉に聴き入ってしまいました。





11月20日は、
ごらくハマ寄席
第420回県民ホール寄席
柳家喬太郎独演会

          

喬太郎 普段の袴
一龍齋貞寿 石川一夢
喬太郎 うどん屋
喬太郎 純情日記~横浜篇~ 



県民ホール寄席は今年で終了ということで、前座さんは呼ばずキョン師が三席。
マクラの横浜各地の話も大笑いでしたし、めくりを捲る喬太郎師も見れて僥倖でした(笑)。

       





そして、12月19日は
横浜にぎわい座
柳家喬太郎独演会

       

市助 子ほめ
喬太郎 井戸の茶碗
二楽・八楽 紙切り
喬太郎 ハワイの雪



「井戸の茶碗」は、正直者だけど悪~い顔もする清兵衛さんに大笑い(笑)。
「ハワイの雪」は、それぞれの人生に想いを馳せ思わず涙。
今年の締めくくりにふさわしい、とても良い会でした。




ということで、長々と書いてしまいましたが。
一期一会の舞台はやっぱり楽しいな~と改めて感じた一年でした。


       


今年の古今狂言会は、南原さんが出演しない公演が八代市であったようですが、来年は南原さんが出演する公演が開催されてめでたしです。
石井ちゃんのインスタによると、福岡の大濠公園能楽堂のほかに、東京の宝生能楽堂でも公演があるようで。
楽しみにしたいと思います。


あ、それから、インスタライブについての細かい感想は書いていませんでしたが、南原さんの近況が直に聴けるインスタライブはありがたい限りです。
毎回、大笑いしたり感心したり楽しい時間でした。
純と五郎さんのやり取りなどは、らしさ全開、南原さんの独擅場という感じ(笑)。
あと、シン・仮面ライダーの助監督だったら・・という話は、めちゃくちゃいいアイデアだな~と大感心。
こちらもらしさ全開という感じでした(笑)。


・・・他にも色々あったように思いますが、キリがなくなりそうなのでこのへんで。




来年はコンビでの活躍が増えることを願いつつ。


良い年をお迎えください。


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