ニュース&スポーツへの出演はなかった南原さんですが、『Get』本編にはVTRで出演してました。
この日の放送は"GET SPORTS SWIMMING WEEK"ということで、先日行われた、パンパシ水泳代表選考会を兼ねた競泳日本選手権の特集を3本(あと、宮里藍選手企画も一つ)。
lane1 北島康介×南原清隆 激白!北島が求めた"進化"
4月18日午後7時47分、扉を開けて入ってくる北島選手と、控え室で待っていた南原さんの、
南原 「どうも~」
北島 「失礼しま~す」
南原 「お疲れっす、どうもすいませんお疲れのところ」
北島 「こんばんは、お疲れ様です」
ナレーション 「激闘を終え北島康介がすべてを語った」
(両手でがっちり握手をする北島選手と南原さん)
というやり取りで、最初の特集はスタート。
日付だけでなく細かい時刻までテロップで出すのは何でだ?とも思いましたが、どうやらこれはドキュメントふうの演出を意図したものだったようで。
水泳の特集なので"Chapter"ではなく"lane1"としてみたり(日本語で言うと「第一のコ~ス」ですが・笑)、今回は色々と工夫を施し気合の入った構成になってました(笑)。
ちなみに、インタビューのときは北島選手はジャージ姿、南原さんはグレーのパンツにグレーのジャケット、ジャケットの下にはV字の胸元に2本のラインの入った白いベスト(?)を着ており、爽やかさを演出してました(笑)。
続いて、ナレーションの「8月に行われる国際大会パンパシ水泳アーバインの代表を懸けた戦いに、2001年から取材を続ける南原清隆が迫った」という言葉とともに、この日客席から真剣な顔で観戦していた南原さんの姿や(一人置いて手前に松岡修造さんも半分見切れて映ってました・笑)、これまでの南原さんと北島選手の軌跡(笑)も映像で短く紹介。
ミックスゾーンで北島選手と握手をしている短髪清隆の頃の南原さん(笑)。
北京五輪の試合前(かな?)インタビューゾーンで北島選手と両手でがっちり握手をする南原さん。
そして、金メダルを手に持ち嬉しそうな北島選手と、それに負けず劣らずの満面の笑顔で親指を立ててツーショットで写真を撮ってる南原さん。
約13秒ほどの短い映像でしたが、北島選手と南原さんの9年間の思い出が走馬灯のように蘇る編集でした(笑)。
・・あれこれと書きましたが、ここまではプロローグで、今回の特集はここからが本当のスタート(笑)。
2008年の北京五輪で2大会連続2冠を達成した北島選手は、翌年、練習拠点をアメリカの南カリフォルニア大学に移し9月から本格的に練習を再開。
プールでバランスボールを抱えながら泳いだり、海で寒中水泳をすることになり「カモン、コースケ」「ホントにやだもん」というやり取りなどのアメリカでの練習の様子。
「ロンドンで自分が勝負したい、勝負できる位置にまで戻すんだったら、もうやんなきゃ駄目だなっってやっぱ思って、それが自然に体がそう思えたっていうか」という北島選手の話。
そして、3月にアメリカのコロラドで平井コーチとともに合宿をしたときの様子・・以前より上半身が強くなっているのでそれに本来のキックの強さが出てくればさらに進化出来る、という平井コーチの話など、北島選手が復帰するまでをVTRで振り返ったあと。
4月13日午前10時44分
東京辰巳国際水泳場で行われた50m平泳ぎ予選。
平井コーチと上野監督見守る中、これまでよりも腕のかく数が二かき多い新しい泳ぎで、日本新記録を出した北島選手。
ただ、
4月15日午後8時08分
200m平泳ぎ決勝では、本来持っている伸びがなく4位。
そして、
4月18日午後5時48分
南原さんが客席で見守るなか行われた100m平泳ぎ決勝。
優勝は立石選手、北島選手は2位。
レース終了から1時間30分後、
4月18日午後7時47分
「北島が南原にすべてを語った」というナレーションに続き、
南原 「どうも~」
北島 「失礼しま~す」
南原 「お疲れっす、どうもすいませんお疲れのところ」
北島 「こんばんは、お疲れ様です」
南原 「ご無沙汰してます」
北島 「ご無沙汰してます」
(両手でがっちり握手する北島選手と南原さん)。
というやり取りでインタビューがスタート(冒頭のやり取りはここにつながってます。同じおこしを書いてますが、決してデジャヴュではありません・笑)。
南原さんのインタビューに答えていた北島選手いわく、(今回のレースは)厳しい面のほうが多かった。思っていた泳ぎが出来ないというのと自分が思ってる記録の不一致など戸惑いもあったが、何とか最後の最後では修正して泳ぎきれた。
50mの予選が良かったので(100mでは)もう一回あの感覚で水を切っていく泳ぎがしたいなと思ったし、そういう感覚が自分の体が覚えてるとしたらそういう泳ぎが出来ると思っていた。
50mの(日本新記録を出した予選の)レースがなかったら(100mは)自信を持って行けなかったと思う。アレがなかったら今回ダメダメで終わってたかもしれないですね。
とのこと。
北島選手のインタビューの途中、100m決勝で北京五輪のときよりも2回多い腕のかき数で泳いだことについて、平井コーチの「昔の良いイメージに戻そうと思ってあまり成功した例、あんま見たことないので」「今までやったことないような泳ぎっていうのにね、チャレンジしていくほうが、僕はその、精神的にもねいいんじゃないのかなと思ってます」というインタビューも流れていましたが、どうやらこれも南原さんが話を聞いていたようで。
姿は映っていませんでしたが、「う~ん」と相槌を打っていたのが南原さんの声だったと思いますので、多分間違いない・・と思います(笑)。
あとは、「そして南原清隆が北島康介にどうしても訊きたかったこと」ということで、
南原 「別にこの世界じゃなくてもね」
北島 「はい」
南原 「この勝負の世界じゃない世界でも」
北島 「うん」
南原 「もう生きていけるじゃないですか」
北島 「ハッハハハハ」
南原 「アハハハハハ、もう」
北島 「はい」
南原 「金メダルをね、2つの大会で獲って」
北島 「(頷く)」
南原 「勝負の世界にまた戻ってきたっていうのは何なんですかね?」
北島 「う~ん、その、ま、去年1年水から遠ざかって外から水泳を見させてもらって、新しく自分がどういうことはじめようかっていうふうに考えたときに、ま、やっぱりその・・自分が戻るイメージって最初はなかなか付かなかったんですけど」
南原 「はい」
北島 「だんだん時間が経つにつれてこう「まだ出来るんじゃないかな」とか、こう・・ま、「チャンスがあればもう一回日の丸つけたいな」とか」
南原 「うん」
北島 「っていうふうにやっぱ思うようになってきて・・ま、そういうドキドキ感とか」
南原 「うん」
北島 「緊張感っていうのを、もう一度味わえるんであれば」
南原 「うん」
北島 「そこで勝負できるんであれば、僕は勝負しに行くべきだな・・と思って」
南原 「「いや~これが勝負の世界だな」と」
北島 「うん、だから全部ひっくるめてすごい楽しかったし」
南原 「うん」
北島 「負けても全然・・う~ん、何て言うんだろう、ま、悔しいんだけど、自分の泳ぎ出来たことに対しての達成感のほうが大きかったから今回」
南原 「うん、うん、うん」
北島 「う~ん、だから、今の自分を知る上ですごい大切な大会だったと思います」
という話があったり。
それから、「オリンピックで勝負するために必要なこと、もう一回あの舞台に立つために必要なことをこれから追求していきたいなと思ってますし、やっぱオリンピックは僕の中では特別な場所だし、そのためにやる意味は大きいんじゃないかなと僕は思ってるんで、まだまだそこの道は遠いかもしんないけれども一歩ずつ、ま、今回もその一歩になったと思うし、一歩ずつクリアしていきたいなと思います」という北島選手話や、
南原 「またこれからの勝負の世界」
北島 「はい」
南原 「思うように行かないことも多々あると思いますけども」
北島 「すごい多いと思います、ハハハハ」
南原 「アッハハハハ」
北島 「はい、喜びはちょっとなんですよ、やっぱ、はい」
南原 「なるほど」
北島 「苦しいことがたくさんありすぎて、はい」
というやり取り。
そして最後は、
北島 「ま、伸び伸びやってる、ね、アメリカでやってるのと違って、日本帰ってきてパッて来たときに、この緊張感と」
南原 「(笑)」
北島 「このプレッシャーと、いや~久々にくらいましたね」
南原 「アッハハハハ」
北島 「はい(笑)」
南原 「でもこの緊張感、嫌いですか?好きですか?」
北島 「う~ん、嫌いじゃないんですよ」
南原 「アッハハハハ」
北島 「う~ん、嫌いじゃないから・・う~ん、やめられない、はい」
というやり取りで、南原さんPresentsの北島選手の特集は終了。
長年取材をしてきた(されてきた)間柄なだけにインタビューは終始和やかな雰囲気でしたし、北島選手の「喜びはちょっとなんですよ」「苦しいことがたくさんありすぎて」という普段聞けないような話なども聞くことが出来、最後まで面白く見てしまいました。
それから、北島選手はこれから本格的にロンドン五輪を目指していくようで。
南原さんが北島選手の追っかけをする日々は、まだまだ続くようです(笑)。
続いては、
lane2 古賀淳也VS入江陵介
去年の世界水泳100m背泳ぎで金メダルを獲った古賀選手。
でも、同じ泳ぎをしていたら速くなれないと思い、100m、200mの日本記録保持者の入江選手の泳ぎも参考にしながら新しい試みをしているとのこと。
腕のかき初めに強いキックを打つ入江選手は前輪駆動、古賀選手は後輪駆動の泳ぎをしていたが、理想は腕のかき初めと終わりにキックを打つ四輪駆動の泳ぎだそうで。
古賀選手いわく、進化の過程として自分に対しての変化が必要だと思っているし、新しい試みをしてもっと速くなる糸口をつかめたらなと思う。そして、絶対に勝てる泳ぎ、絶対的な力を持った泳ぎをしたいと思います。
とのことでした。
そんな古賀選手が出場した男子100m背泳ぎ決勝は、古賀選手が優勝、入江選手は2位。
泳ぎ終えた古賀選手は、理想の泳ぎからはまだ45パーセントぐらい、とのことでした。
200m背泳ぎ決勝は、入江選手が優勝(古賀選手は出場せず)。
レース後、今度は入江選手に南原さんがインタビュー。
入江選手は大会の1ヶ月前に右足首を捻挫してしまい、2週間くらい練習できない状況のままレースに臨んだ、とのことでしたが、
南原 「200が終わる前までこう黙ってたというか、それはどういったアレだったんですか?」
入江 「やはり試合前から言い訳はしたくないと思ってましたし」
南原 「はい」
入江 「やはり自分がそういう怪我をしてるっていうと周りの選手にとってはプラスに」
南原 「あぁ」
入江 「気持ち的に楽になってしまうので」
南原 「あぁあぁ、じゃあやっぱ古賀選手にも悟られないようにしてたんですか?」
入江 「そうですね、もちろん」
南原 「もちろん」
入江 「古賀選手にはやっぱりいちばん言いたくなかったですし」
南原 「はい」
入江 「自分が言うとやっぱり古賀選手も気持ち的に楽になると思うので」
南原 「なるほど」
入江 「そういったとこでやっぱりお互いに意識しあって」
南原 「はい」
入江 「やっぱそういうプレッシャーの中でのレースを楽しみたかったので」
南原 「うん」
入江 「誰にも報告しなくてホントに」
南原 「あ」
入江 「平井先生にも上野監督にも」
南原 「そうですか、じゃあ孤独な戦いだったですね」
とのこと。
ちなみに、平井コーチはレース後記者からその話を聞き、「それは全然聞いてなかったので、内緒にしてたんだな、あいつは、後で怒ろう(笑)」と、笑いながら話してました。
で、実際、
入江 「さすがに「言えよ」って怒られましたね(笑)」
南原 「アッハハハ」
というふうに怒られたようです(笑)。
その後は、去年は北島選手が一時休養して自分に注目が集まったのと、それにプラスして水着問題(2009年5月、日豪対抗の200m背泳ぎで世界新記録を出すが水着が認可されず世界記録は幻に)があり、「正直言ってす~ごく大変でしたね、ホントに」。
水泳とは別の意味で注目されていたので、タイムが良くてもどこどこの水着みたいなふうにといわれたりするのが、選手にとってはいちばん辛い。
水着の影響も多少あると思うが、記録でアッピールしていきたいという気持ちは強い。
という話などがありつつ、
入江 「やっぱり(足首を捻挫して)全然泳げなかった中での、この大会の記録だったので、それが8月はどうなるのか自分でも楽しみです。パンパシフィックでは4年前に初めて日本代表に入らさせてもらった思い出深い大会でもありますし、そのレースでは同じレースでピアソル選手が世界新記録を出した大会でもあるので」
南原 「あぁ」
入江 「ある意味リベンジの大会でもあるので」
南原 「うん、世界と、もう一度」
入江 「そうですね、もう一度真正面から向き合っていきたいと思いますね」
というやり取りで、古賀選手と入江選手の特集は終了。
世界選手権で金メダルを獲ってもさらに上を目指す古賀選手と、顔は優しくても芯はしっかりしてる入江選手。
二人のキャラクターや、ライバルとしてのいい関係などがよくわかる、こちらも面白い特集でありました。
そして、
lane3 萩原智子 8年ぶりの代表復帰へ
ハギトモ選手も出場した女子100m自由形決勝の中継録画(萩原選手は3位)。
日本新記録が出た、男子50m自由形決勝の中継録画。
そして、こちらも日本新記録が出た、男子400m個人メドレー決勝のダイジェスト。
最後は、宮里藍選手の特集。
でした。
あ、それから、番組の途中に『Get』の本の宣伝もしてましたが、今までとは違うバージョン・・南原さん、栗山さん、中西さんがスタジオに三人並んで、南原さんが「えぇ、私が今好きなのはですね、"経験ほど大きな財産は他にはない"松井秀喜選手です」と言っているバージョンの宣伝が流れてました。
この言葉を選んだというのは、今の南原さんらしい、という感じです。
あと、『Get』のHPのブログに載っている、栗山さんの誕生日お祝いの記事。
南原さんや栗山さんのスーツなどを見ると、あれは先週のニュース&スポーツ終わりにお祝いした写真のようで。
栗山さんが49歳になったというのには、「童顔にもほどがあるぞ」と思わずツッこみを入れたくなりますが(笑)(あ、でも、昇太さんは50歳ですから童顔おじさんの上には上がいますが。しかもどちらも未婚ですし・笑)、兎にも角にも、誕生日おめでとうございます。
これからも「ナンチャン」を連発をしながら、南原さんに野球の面白さと奥深さを教えてあげてください(笑)。
あと、"コンカツ"については、南原さんに訊けば何かといい話をしてくれる・・のではないかと思います(笑)。
この日の放送は"GET SPORTS SWIMMING WEEK"ということで、先日行われた、パンパシ水泳代表選考会を兼ねた競泳日本選手権の特集を3本(あと、宮里藍選手企画も一つ)。
lane1 北島康介×南原清隆 激白!北島が求めた"進化"
4月18日午後7時47分、扉を開けて入ってくる北島選手と、控え室で待っていた南原さんの、
南原 「どうも~」
北島 「失礼しま~す」
南原 「お疲れっす、どうもすいませんお疲れのところ」
北島 「こんばんは、お疲れ様です」
ナレーション 「激闘を終え北島康介がすべてを語った」
(両手でがっちり握手をする北島選手と南原さん)
というやり取りで、最初の特集はスタート。
日付だけでなく細かい時刻までテロップで出すのは何でだ?とも思いましたが、どうやらこれはドキュメントふうの演出を意図したものだったようで。
水泳の特集なので"Chapter"ではなく"lane1"としてみたり(日本語で言うと「第一のコ~ス」ですが・笑)、今回は色々と工夫を施し気合の入った構成になってました(笑)。
ちなみに、インタビューのときは北島選手はジャージ姿、南原さんはグレーのパンツにグレーのジャケット、ジャケットの下にはV字の胸元に2本のラインの入った白いベスト(?)を着ており、爽やかさを演出してました(笑)。
続いて、ナレーションの「8月に行われる国際大会パンパシ水泳アーバインの代表を懸けた戦いに、2001年から取材を続ける南原清隆が迫った」という言葉とともに、この日客席から真剣な顔で観戦していた南原さんの姿や(一人置いて手前に松岡修造さんも半分見切れて映ってました・笑)、これまでの南原さんと北島選手の軌跡(笑)も映像で短く紹介。
ミックスゾーンで北島選手と握手をしている短髪清隆の頃の南原さん(笑)。
北京五輪の試合前(かな?)インタビューゾーンで北島選手と両手でがっちり握手をする南原さん。
そして、金メダルを手に持ち嬉しそうな北島選手と、それに負けず劣らずの満面の笑顔で親指を立ててツーショットで写真を撮ってる南原さん。
約13秒ほどの短い映像でしたが、北島選手と南原さんの9年間の思い出が走馬灯のように蘇る編集でした(笑)。
・・あれこれと書きましたが、ここまではプロローグで、今回の特集はここからが本当のスタート(笑)。
2008年の北京五輪で2大会連続2冠を達成した北島選手は、翌年、練習拠点をアメリカの南カリフォルニア大学に移し9月から本格的に練習を再開。
プールでバランスボールを抱えながら泳いだり、海で寒中水泳をすることになり「カモン、コースケ」「ホントにやだもん」というやり取りなどのアメリカでの練習の様子。
「ロンドンで自分が勝負したい、勝負できる位置にまで戻すんだったら、もうやんなきゃ駄目だなっってやっぱ思って、それが自然に体がそう思えたっていうか」という北島選手の話。
そして、3月にアメリカのコロラドで平井コーチとともに合宿をしたときの様子・・以前より上半身が強くなっているのでそれに本来のキックの強さが出てくればさらに進化出来る、という平井コーチの話など、北島選手が復帰するまでをVTRで振り返ったあと。
4月13日午前10時44分
東京辰巳国際水泳場で行われた50m平泳ぎ予選。
平井コーチと上野監督見守る中、これまでよりも腕のかく数が二かき多い新しい泳ぎで、日本新記録を出した北島選手。
ただ、
4月15日午後8時08分
200m平泳ぎ決勝では、本来持っている伸びがなく4位。
そして、
4月18日午後5時48分
南原さんが客席で見守るなか行われた100m平泳ぎ決勝。
優勝は立石選手、北島選手は2位。
レース終了から1時間30分後、
4月18日午後7時47分
「北島が南原にすべてを語った」というナレーションに続き、
南原 「どうも~」
北島 「失礼しま~す」
南原 「お疲れっす、どうもすいませんお疲れのところ」
北島 「こんばんは、お疲れ様です」
南原 「ご無沙汰してます」
北島 「ご無沙汰してます」
(両手でがっちり握手する北島選手と南原さん)。
というやり取りでインタビューがスタート(冒頭のやり取りはここにつながってます。同じおこしを書いてますが、決してデジャヴュではありません・笑)。
南原さんのインタビューに答えていた北島選手いわく、(今回のレースは)厳しい面のほうが多かった。思っていた泳ぎが出来ないというのと自分が思ってる記録の不一致など戸惑いもあったが、何とか最後の最後では修正して泳ぎきれた。
50mの予選が良かったので(100mでは)もう一回あの感覚で水を切っていく泳ぎがしたいなと思ったし、そういう感覚が自分の体が覚えてるとしたらそういう泳ぎが出来ると思っていた。
50mの(日本新記録を出した予選の)レースがなかったら(100mは)自信を持って行けなかったと思う。アレがなかったら今回ダメダメで終わってたかもしれないですね。
とのこと。
北島選手のインタビューの途中、100m決勝で北京五輪のときよりも2回多い腕のかき数で泳いだことについて、平井コーチの「昔の良いイメージに戻そうと思ってあまり成功した例、あんま見たことないので」「今までやったことないような泳ぎっていうのにね、チャレンジしていくほうが、僕はその、精神的にもねいいんじゃないのかなと思ってます」というインタビューも流れていましたが、どうやらこれも南原さんが話を聞いていたようで。
姿は映っていませんでしたが、「う~ん」と相槌を打っていたのが南原さんの声だったと思いますので、多分間違いない・・と思います(笑)。
あとは、「そして南原清隆が北島康介にどうしても訊きたかったこと」ということで、
南原 「別にこの世界じゃなくてもね」
北島 「はい」
南原 「この勝負の世界じゃない世界でも」
北島 「うん」
南原 「もう生きていけるじゃないですか」
北島 「ハッハハハハ」
南原 「アハハハハハ、もう」
北島 「はい」
南原 「金メダルをね、2つの大会で獲って」
北島 「(頷く)」
南原 「勝負の世界にまた戻ってきたっていうのは何なんですかね?」
北島 「う~ん、その、ま、去年1年水から遠ざかって外から水泳を見させてもらって、新しく自分がどういうことはじめようかっていうふうに考えたときに、ま、やっぱりその・・自分が戻るイメージって最初はなかなか付かなかったんですけど」
南原 「はい」
北島 「だんだん時間が経つにつれてこう「まだ出来るんじゃないかな」とか、こう・・ま、「チャンスがあればもう一回日の丸つけたいな」とか」
南原 「うん」
北島 「っていうふうにやっぱ思うようになってきて・・ま、そういうドキドキ感とか」
南原 「うん」
北島 「緊張感っていうのを、もう一度味わえるんであれば」
南原 「うん」
北島 「そこで勝負できるんであれば、僕は勝負しに行くべきだな・・と思って」
南原 「「いや~これが勝負の世界だな」と」
北島 「うん、だから全部ひっくるめてすごい楽しかったし」
南原 「うん」
北島 「負けても全然・・う~ん、何て言うんだろう、ま、悔しいんだけど、自分の泳ぎ出来たことに対しての達成感のほうが大きかったから今回」
南原 「うん、うん、うん」
北島 「う~ん、だから、今の自分を知る上ですごい大切な大会だったと思います」
という話があったり。
それから、「オリンピックで勝負するために必要なこと、もう一回あの舞台に立つために必要なことをこれから追求していきたいなと思ってますし、やっぱオリンピックは僕の中では特別な場所だし、そのためにやる意味は大きいんじゃないかなと僕は思ってるんで、まだまだそこの道は遠いかもしんないけれども一歩ずつ、ま、今回もその一歩になったと思うし、一歩ずつクリアしていきたいなと思います」という北島選手話や、
南原 「またこれからの勝負の世界」
北島 「はい」
南原 「思うように行かないことも多々あると思いますけども」
北島 「すごい多いと思います、ハハハハ」
南原 「アッハハハハ」
北島 「はい、喜びはちょっとなんですよ、やっぱ、はい」
南原 「なるほど」
北島 「苦しいことがたくさんありすぎて、はい」
というやり取り。
そして最後は、
北島 「ま、伸び伸びやってる、ね、アメリカでやってるのと違って、日本帰ってきてパッて来たときに、この緊張感と」
南原 「(笑)」
北島 「このプレッシャーと、いや~久々にくらいましたね」
南原 「アッハハハハ」
北島 「はい(笑)」
南原 「でもこの緊張感、嫌いですか?好きですか?」
北島 「う~ん、嫌いじゃないんですよ」
南原 「アッハハハハ」
北島 「う~ん、嫌いじゃないから・・う~ん、やめられない、はい」
というやり取りで、南原さんPresentsの北島選手の特集は終了。
長年取材をしてきた(されてきた)間柄なだけにインタビューは終始和やかな雰囲気でしたし、北島選手の「喜びはちょっとなんですよ」「苦しいことがたくさんありすぎて」という普段聞けないような話なども聞くことが出来、最後まで面白く見てしまいました。
それから、北島選手はこれから本格的にロンドン五輪を目指していくようで。
南原さんが北島選手の追っかけをする日々は、まだまだ続くようです(笑)。
続いては、
lane2 古賀淳也VS入江陵介
去年の世界水泳100m背泳ぎで金メダルを獲った古賀選手。
でも、同じ泳ぎをしていたら速くなれないと思い、100m、200mの日本記録保持者の入江選手の泳ぎも参考にしながら新しい試みをしているとのこと。
腕のかき初めに強いキックを打つ入江選手は前輪駆動、古賀選手は後輪駆動の泳ぎをしていたが、理想は腕のかき初めと終わりにキックを打つ四輪駆動の泳ぎだそうで。
古賀選手いわく、進化の過程として自分に対しての変化が必要だと思っているし、新しい試みをしてもっと速くなる糸口をつかめたらなと思う。そして、絶対に勝てる泳ぎ、絶対的な力を持った泳ぎをしたいと思います。
とのことでした。
そんな古賀選手が出場した男子100m背泳ぎ決勝は、古賀選手が優勝、入江選手は2位。
泳ぎ終えた古賀選手は、理想の泳ぎからはまだ45パーセントぐらい、とのことでした。
200m背泳ぎ決勝は、入江選手が優勝(古賀選手は出場せず)。
レース後、今度は入江選手に南原さんがインタビュー。
入江選手は大会の1ヶ月前に右足首を捻挫してしまい、2週間くらい練習できない状況のままレースに臨んだ、とのことでしたが、
南原 「200が終わる前までこう黙ってたというか、それはどういったアレだったんですか?」
入江 「やはり試合前から言い訳はしたくないと思ってましたし」
南原 「はい」
入江 「やはり自分がそういう怪我をしてるっていうと周りの選手にとってはプラスに」
南原 「あぁ」
入江 「気持ち的に楽になってしまうので」
南原 「あぁあぁ、じゃあやっぱ古賀選手にも悟られないようにしてたんですか?」
入江 「そうですね、もちろん」
南原 「もちろん」
入江 「古賀選手にはやっぱりいちばん言いたくなかったですし」
南原 「はい」
入江 「自分が言うとやっぱり古賀選手も気持ち的に楽になると思うので」
南原 「なるほど」
入江 「そういったとこでやっぱりお互いに意識しあって」
南原 「はい」
入江 「やっぱそういうプレッシャーの中でのレースを楽しみたかったので」
南原 「うん」
入江 「誰にも報告しなくてホントに」
南原 「あ」
入江 「平井先生にも上野監督にも」
南原 「そうですか、じゃあ孤独な戦いだったですね」
とのこと。
ちなみに、平井コーチはレース後記者からその話を聞き、「それは全然聞いてなかったので、内緒にしてたんだな、あいつは、後で怒ろう(笑)」と、笑いながら話してました。
で、実際、
入江 「さすがに「言えよ」って怒られましたね(笑)」
南原 「アッハハハ」
というふうに怒られたようです(笑)。
その後は、去年は北島選手が一時休養して自分に注目が集まったのと、それにプラスして水着問題(2009年5月、日豪対抗の200m背泳ぎで世界新記録を出すが水着が認可されず世界記録は幻に)があり、「正直言ってす~ごく大変でしたね、ホントに」。
水泳とは別の意味で注目されていたので、タイムが良くてもどこどこの水着みたいなふうにといわれたりするのが、選手にとってはいちばん辛い。
水着の影響も多少あると思うが、記録でアッピールしていきたいという気持ちは強い。
という話などがありつつ、
入江 「やっぱり(足首を捻挫して)全然泳げなかった中での、この大会の記録だったので、それが8月はどうなるのか自分でも楽しみです。パンパシフィックでは4年前に初めて日本代表に入らさせてもらった思い出深い大会でもありますし、そのレースでは同じレースでピアソル選手が世界新記録を出した大会でもあるので」
南原 「あぁ」
入江 「ある意味リベンジの大会でもあるので」
南原 「うん、世界と、もう一度」
入江 「そうですね、もう一度真正面から向き合っていきたいと思いますね」
というやり取りで、古賀選手と入江選手の特集は終了。
世界選手権で金メダルを獲ってもさらに上を目指す古賀選手と、顔は優しくても芯はしっかりしてる入江選手。
二人のキャラクターや、ライバルとしてのいい関係などがよくわかる、こちらも面白い特集でありました。
そして、
lane3 萩原智子 8年ぶりの代表復帰へ
ハギトモ選手も出場した女子100m自由形決勝の中継録画(萩原選手は3位)。
日本新記録が出た、男子50m自由形決勝の中継録画。
そして、こちらも日本新記録が出た、男子400m個人メドレー決勝のダイジェスト。
最後は、宮里藍選手の特集。
でした。
あ、それから、番組の途中に『Get』の本の宣伝もしてましたが、今までとは違うバージョン・・南原さん、栗山さん、中西さんがスタジオに三人並んで、南原さんが「えぇ、私が今好きなのはですね、"経験ほど大きな財産は他にはない"松井秀喜選手です」と言っているバージョンの宣伝が流れてました。
この言葉を選んだというのは、今の南原さんらしい、という感じです。
あと、『Get』のHPのブログに載っている、栗山さんの誕生日お祝いの記事。
南原さんや栗山さんのスーツなどを見ると、あれは先週のニュース&スポーツ終わりにお祝いした写真のようで。
栗山さんが49歳になったというのには、「童顔にもほどがあるぞ」と思わずツッこみを入れたくなりますが(笑)(あ、でも、昇太さんは50歳ですから童顔おじさんの上には上がいますが。しかもどちらも未婚ですし・笑)、兎にも角にも、誕生日おめでとうございます。
これからも「ナンチャン」を連発をしながら、南原さんに野球の面白さと奥深さを教えてあげてください(笑)。
あと、"コンカツ"については、南原さんに訊けば何かといい話をしてくれる・・のではないかと思います(笑)。