ワールド・カップも準決勝で
- ドイツがブラジルに勝ち
- 残りはアルゼンチン-オランダ
- 最初の、すでに決まっているブラジルを引いたあとはその場でボール状の入れ物を開けて中の紙をテレビカメラに映るようにすぐに提示していますが
- そのあとの肝心の組配置については、檀上の人が透明な箱の中から無作為に取りだし、それをボール状の入れ物のまま(ふたを開けないで)横のテーブルに立っているFIFA事務局長ジェローム・ヴァルケに渡します。問題はここからで、ヴァルケが、抽選会の全てにわたって、カメラの見えないところまで下げて、つまりテーブルの下で開けてから、中に入っていた紙をテレビに映るように持ち上げるのです。つまりテレビに差し出された紙は「中に入っていた紙」ではなくて、別に用意された紙ではないか、という疑い。
これは誰が見ても怪しいと思うでしょう。ブラジル社会に深く根をはっているヤクザ組織が、FIFAを脅して八百長抽選をしたのではないか、と直感します。
W杯抽選会に八百長疑惑浮上!! くじの発表の仕方にパターンがあった
先日、ブラジルで行われたばかりのワールドカップ組み合わせ抽選会。そこで八百長が起こったことを証明する検証ビデオがユーチューブにアップされ、大騒ぎになっている。このビデオはyahooブラジルのトップページでも紹介されるほどの事態に。もし本当ならFIFAは強い非難を浴びそうだ。
話題となっている検証ビデオは組み合わせ抽選会が行われた12月6日の同日中に公開された。題して「Manipulacion sorteo del Mundial 2014」。スペイン語で「ワールドカップ2014組み合わせ抽選会の裏操作」といったような意味を持つ。公開されてからわずか数日で400万ビューを超えており、今後も視聴者の数は増加していくに違いない。
同ビデオは、まず組み合わせ抽選会で起こったあるパターンを突き止めた。というのも係員がボール型のクジを引き、カプセルを開けるときはTVカメラに映るテーブルの上で開けるにも関わらず、中に入った紙を取り出すときは全てテーブルの下から取り出しているのだ。それが一度や二度ではなく、すべての場面で。
まず最初のクジは開催国ブラジルのと決まっているためにカフーが取り出してカメラに映した。しかしなぜか2番目以降のクジは全てFIFAの事務局長、ジェローム・ヴァルケが取り出している。そしてジェローム・ヴァルケは必ずTVカメラの見えないところで紙を取り出してから国の名前を発表しているのだ。
動画1分10秒のシーン:一方、フェルナンダ・リマ(クジを引いている女性)が見せるときだけ、クジをテーブルの上で開け、そのまま見せている。これは八百長であることを隠すために、このときだけちゃんとやっていると動画をアップしたユーザー、パブロ・レアルは指摘する。そしてそれこそが「死の組」と呼ばれている、ウルグアイ コスタリカ イギリス イタリアが集まったD組だということが疑いをさらに強くする原因となっている。
動画2分のシーン:その後もジェローム・ヴァルケの疑惑の行動が続く。ジェローム・ヴァルケは机の下で取り出したクジを丸めるような動きをして、他のクジを掴んでいるような仕草をしているように見える。
動画2分25秒のシーン:フェルナンダ・リマが見せるクジの紙はカプセルから取り出しているために端が丸まっているのに対し、ジェローム・ヴァルケが見せる紙は端がピンピンに張っているのがわかる。