カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

韓国の醜聞169 何が「本質」?

2016年12月04日 04時38分25秒 | アジア

誰にも醜聞があります。たとえそれが、事実であろうが、なかろうが(笑)。ここでは最近の「韓国の醜聞」を集めてみました。

必要な方のために出典も明示し、あればリンクさえ提示しています。


 今、韓国は大変な時期を迎えているようですが・・・・・・

何でもかんでもチェ・スンシルの責任だ」という姿勢は、「何でもかんでも日本の責任だ」、という姿勢そっくりですね。

チェ・スンシル悪し」≒「日本悪し」

こんなことをいうと、またまた情緒的・近視眼的に「それは日本人のとらえ方だ」で済ませようとするでしょう。

韓国内では

これからの韓国をどうするべきかという「本質」的な視点は尊重されず、ひたすら「今の社会の風潮に同調する」意見が好まれるようです。もっと明瞭に言えば「反対する意見を徹底的に排除する」傾向がみられます。

ですから、こうして海外である日本から何かを発言すると、「それは日本人のとらえ方だ」「論外だ」という情緒的な反応しか返ってきません。

私は、その指摘に対してもっと冷静な反論を期待しているのですが、そういう期待は「身に余る光栄」に過ぎないのでしょうか(笑)。

今回は「本質」を調べてみましょうか。 


 【社説】韓国与党セヌリ党、朴大統領離党・執行部全員辞任を 

 韓国与党セヌリ党所属の議員40人は31日、同党の李貞鉉(イ・ジョンヒョン)代表の辞任と非常対策委員会の立ち上げを要求した。同じ内容の連判状にはより多くの議員が名前を連ねているという。・・・・・・ 

 現在の混乱は朴大統領と大統領府幹部らの責任が大きいのはもちろんだが、セヌリ党の親朴グループもそれに劣らず大きな責任があるはずだ。このグループがこれまでやってきたのは政治とは到底言えないもので、その本質はいわばある特定の人物を守り、その見返りを独占するだけの集団に他ならなかった。大統領の意向となれば、それが正しかろうが間違っていようが関係なく、反対する人間に目を付けては「裏切り者」のレッテルを貼り排除してきた。・・・・・・

韓国の政治史を振り返ると常に何らかのグループが力を振るい影響力を行使してきたきたが、それでも今の親朴ほど特異な集団はなく、彼らが大きな力を持てば破局を迎えるのはいわば当然のことだった。:韓国朝鮮日報 2016/11/01 ←リンク切れ

韓国のグループがしてきた「本質」を述べています。それはそれで尊重するべきだと思うのですが、「これからの韓国をどうしたいのか」、「朝鮮半島はどうあるべきか」、という「本質」には触れておらず、いかにも韓国のメディアらしいですね。


 【コラム】先進国になれない韓国、本当に憲法のせいなのか

実は封建的な政権のせいではないのか 

 李元鐘(イ・ウォンジョン)韓国大統領秘書室長の発言が物笑いの種になった。先の国政監査で、朴槿恵(パク・クネ)大統領友人の崔順実(チェ・スンシル)氏が大統領の演説文を手直しすることは可能かと問われ、「封建時代にもあり得ないこと」と答弁したせいだ。質問をしたのは、現政権で大統領府(青瓦台)報道官を務めた与党議員だった。李室長は特別な意味を込めて「封建時代」という言葉を使ったわけではないだろう。ただ、常識が通じなかった昔を大げさに表現したのだと思っている。 

 本当なら、李室長は「封建時代ならあり得ること」と答えるべきだった。封建時代は国王、領主、家臣が主従関係を結んで分権していた中世を指す。だが、これは制度的な表現にすぎず、封建時代の本質は近代と比較して初めて明確になる。近代は国民主体の国民国家と産業化を中心に法治、合理、科学、自由という価値が具現されていく時代を指す。私たちが生きる今を「現代」と呼ぶが、実際はほとんどの人が近代に形成された価値を常識として共有している。封建時代とは要するに、今の常識が常識ではなかった時代といえる。:韓国朝鮮日報 2016/10/30 ←リンク切れ


韓国が先進国になれないのは

  1. 憲法のせいか、といえば、そうではなく
  2. 封建的な政権のせいではないか、と主張していますが
  3. 私は封建的な韓国メディアの事大主義体質のせい

とみています。

韓国メディアの主張にも

個別には立派な意見が散見できるものの、自らの欠点を指摘できるほど立派なことは、そう多くはなさそうです。

「自分を冷静に見つめる」ことができない人に、「他人を冷静にみつめる」ことを望むのは、あまりにも過大な期待なのでしょう(笑)。

歴史的に中国の儒学者たちが一生涯の情熱を「古典の注釈」に傾けて一字一句の意味合いを詮索してきたようですが、韓国ではこの儒教の伝統をみごとに引き継いできた、ということでしょうか。

どうしても「うぬぼれ」「自画自賛」「歴史のねつ造」「他者をおとしめる行為」、という非文明的なところだけが目立ってしまうのです。

憲法のせいだとか、政権のせいだとしているところからみて、やはり「本質」に迫ろうとする姿勢が見られないようです。

韓族が支配する韓国は

「先進国」どころか、「民主主義国家」にさえなれず、あいもかわらず言論の自由を束縛し、法の不遡及(ほうのふそきゅう)という原則など無視するあまたの法律を「ありがたく押し頂く未開地域」なのではないか

という疑念が生まれてきます。

封建時代とは、今の常識が常識ではなかった時代」とするのですが

今でも多くの点で、韓国・中国だけが世界の常識からはずれている

のではないか、と考えたことがあるでしょうか(笑)。つまり

現代の韓国が、封建時代そのものなのではないか

と疑う視点をもてないのが、韓国メディアの限界でした。

なぜ

あの異様なことを平気でする「中国共産党」を批判できないのでしょうね(笑)。

もちろん「異様」とは思わないからでしょう。

骨の髄まで儒教にはまり込んでいるようで、その場合なるほど韓国人が中国人を批判できないことがよくわかります(笑)。

韓国のメディアが

大統領朴槿恵の国会答弁「韓国は先進国の門の前に立っている」を引用し、「憲法のせい」なのでこれを改正しようとしているのか、と批判します。

しかし

韓国のメディアの責任で、「韓国が先進国への敷居をまたぐのを躊躇させている」

と私は考えています。

チェ・スンシル(崔順実)が悪い、政権が悪い、憲法が悪い、それぞれに言い分があるのでしょうが、「韓国のメディア自身に責任がありはしまいか」、と自問できないところに本質的な問題点がある、と私は思うのです。 


 【社説】問題の本質は崔順実氏ではなく朴大統領:朝鮮日報日本語版 2016/11/01  ←リンク切れ

これはチェ・スンシル(崔順実)が逮捕される前の記事で、証拠隠滅の恐れがあるとしますが、すでに証拠隠滅に走っていたようで、逮捕は避けられない段階だったと思います。

繰り返しになりますが、問題の「本質」は

  • チェ・スンシル(崔順実)にあるのではなく
  • 大統領パク・クネ(朴槿恵)にあるのでもなく
  • 韓国の政権そのものにあるのでもなく
  • 韓国のメディアにあるのではないか

というのが私の見解でした。 


今回はたまたま朝鮮日報からの引用ばかりで、しかも私の見解を繰り返しました。 

さてさて、皆様はどう思われますか。