カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

アメリカの醜聞 08 大統領選挙

2016年10月29日 10時29分20秒 | 海外

来たる 2016/11/08 に予定されている米大統領選挙。

2大政党の候補のどちらかが実質的に選ばれるのでしょう。

  • 民主党の候補者・・・・・・ヒラリー・クリントン
  • 共和党の候補者・・・・・・ドナルド・トランプ
  • 他の党の候補者・・・・・・いろいろ

選挙まであと1週間程度ですが、今回もまた、いや今まで以上に汚い選挙戦でした。  


FBI、クリントン氏メール問題の調査再開 選挙戦に打撃

【AFP=時事】(更新)米大統領選の民主党候補ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)氏が国務長官時代に私用電子メールサーバーを使っていた問題で、連邦捜査局(FBI)は28日、「関連すると思われる」新たなメールが見つかったことを受け、調査を再開したことを明らかにした。選挙戦をリードする同氏への大きな打撃となる。〔afpbb 2016/10/29

大統領選挙を1週間ほど先に予定した段階でのFBIの調査開始にどんな意味があるのか分りませんが、クリントンが大統領に選ばれてしまってからではマズイ何かがあったのでしょうか。

それとも状況に関係なく調査していることを宣言したいだけのことで、大きな事件へ発展することはなさそうなのか、というところでしょうか。  


(司会者)あなたもこの選挙の結果を完全に受け入れますか?

トランプその時に精査して考えます。私がこれまで、ひどい状況を目撃してきたのです。マスメディアが本当に不正直で、汚職に満ちています。信じられないようなことを報じています。ニューヨーク・タイムズもそうです。まったく真実が何かであるか、そんなことは考えていません。

:大統領選挙を20日後に控えた第3回目のテレビ討論会 2016/10/20 NHKBS1


トランプ候補は、選挙結果を受け入れないかも知れない、という発言で、柩(ひつぎ)のふたに最後の釘を打ちました。大統領候補が民主主義のルールをこれほど軽視したことはアメリカの近代史にありませんでした。

有権者は、2人の嫌われている候補のどちらかを選ばなければならないという苦悩に晒されています。

:ZDF(ドイツ)NHKBS1 2016/10/21


大統領選挙の結果が出てから、結果を受け入れるかどうか「精査して考える」ということは、もし勝てば結果を受け入れるけれども、負けたら不正選挙があったので受け入れない・訴える、という意味でしょうか。

これは自分が勝った場合には「不正選挙がなかった」とみなすという、驚くべき「選挙軽視・民主主義のルールを無視」する発言でした。

スポーツの試合にたとえるならば、勝てばアンパイアは適正だったが、負ければ不正があった、ということでしょうか。

先に

フィリピンが中国を訴えて、中国が欠席のまま手続きが進んだ調停裁判がありました。近く裁判結果が出るころになって、アメリカ政府の要求があったものの「どういう判断があろうとも裁判結果を受け入れる」と表明できなかった韓国政府でした。

裁判や選挙を認めないとする点で、トランプと韓国政府は、似ていますね。

韓国政府のこの軟弱さは隣国中国を意識したものでしたが、仲裁裁判の結果(2016/07/12)、中国の主張する「主権」は根拠がないと排除されました。

これにより韓国は非法治国家だと実証されました

その後、韓国大統領朴槿恵は、独裁国家が参加する中国の軍事パレードに参加(2015/09/03)。しかし2016年になってTHAADミサイル関連で中国から経済制裁という名のいやがらせを受けている始末で韓国内経済は極端に冷え込みます。こうなるのだったら、仲裁裁判の判定が出る前に「どういうことになろうとも判決結果を尊重する」と言えば良かったと後悔しているのでしょうか。←それはあり得ない!  

これにより韓国は独裁国家だと実証されました(笑)。


アメリカの選挙民も大変ですね。

不作法で人権意識がなく賢そうには見えないけれども、在来の政治家に大きい不満をもっている選挙民から多くの支持を得ているらしいトランプ。

賢そうなことを言うけれども、裏で何をしているか分らず、私用メールを公に使っていたことが発覚し現在の韓国朴槿恵状態と同じように、「事前に自分の言動が漏れていたのではないか」とされるクリントン。

このどちらかを選ばなければならないのですから。 

さてさて、皆様はどう思われますか。


ヨーロッパの醜聞14 イタリアの地震

2016年10月29日 05時02分00秒 | 科学(気象)

日本と同じくプレート移動の関係で地震災害が多いのがイタリアです。

イタリアはいま、銀行の問題で揺れているようですが、拍車をかけるかのように、2016年8月には300人もの死者を出す地震被害があり、10月には死者こそまだ報告されていませんが同程度の規模となる地震があったようです。


最近おこったイタリアの地震災害 


2009年04月06日M6.3 死者309人

7年ほど前にイタリア中部ラクイラで起った地震で、60,000人の家が崩壊余震も多かったようで、熊本地震〔2016年4月〕を思い出します。

2016年08月24日M6.2 死者294人

2ヶ月ほど前のイタリア中部ペルージャ県で起った地震で、記憶に新しいところです。深さが約10kmと浅いので、M6ならばかなり揺れたのでしょう。

ペルージャは、元サッカー日本代表中田英寿(ひでとし 1977- )が21歳(1998年)で最初に海外へ移籍した「ACペルージャ・カルチョ」の本拠地。その後、中田はすでにイタリアを離れてしかも引退しており、この地震災害には巻き込まれておりません。

2016年10月26日イタリア中部マチェラータ県M6.1

深さ約10kmのM6にしては、いまのところ死者の報告はないのが珍しいようです。なぜなんでしょうね。

ただし避難民は1000人以上ですから、2ヶ月前の地震災害を記憶している人も多かったでしょう。

こちら1 こちら2 こちら3 

さてさて、皆様はどう思われますか。