カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

ネムツォフ襲撃犯?

2015年03月09日 09時33分54秒 | 海外

何かが、匂って(臭って)くるロシア!


ロシア野党指導者暗殺、容疑者2人逮捕

【AFP=時事】ロシアのウラジーミル・プーチン大統領批判の急先鋒に立っていた野党指導者、ボリス・ネムツォフ元第1副首相(55)が先月27日夜、モスクワ中心部の大統領府近くで何者かに撃たれて死亡した事件で、露連邦保安局(FSB)は7日、容疑者2人を逮捕したと発表した。

 FSBのアレクサンドル・ボルトニコフ長官は、国営テレビに出演し「この事件に関連し、アンゾル・グバシェフ、ザウル・ダダイェフの両容疑者を2人を今日までに逮捕し、国家元首(プーチン大統領)に報告した」と述べた。容疑者らはカフカス地方出身だとしている。【翻訳編集】 AFPBB News 

AFP=時事 2015年3月7日(土)19時16分配信


殺人犯が逮捕されたと聞けば

普通なら、安心して喜ぶものですが、ロシアや中国に関する限り、「犯人逮捕」から、「別件逮捕」の臭い(匂い)が漂ってくるのです。

これは全体主義国家特有の、為政者や政府中枢が裏でからむ犯罪を連想させます

つまり為政者は、犯人として、事件とは無関係な反政府活動家を不法に別件逮捕して、事件の本質を闇の中に葬りたがるのです。国の中枢にかかわる事件ですから、闇へと葬らなければならないのが弾圧国家の典型。

信頼性がない政府ゆえに
 ↓
信頼性を得ようと必死になって冤罪逮捕
 ↓
これによって、ますます信頼性がなくなる

という負の連鎖で

独裁国では「迷宮入り」などあるはずがなく、「何でも即座に別件逮捕」

なのでした。

早すぎる「犯人検挙」、もうまとまったのか「事故原因解明」などがあれば、まずは疑ってかかるほうがよろしい、かと思います。

ニュースでは

「カフカス(コーカサス)地方出身」としていることから、近年ロシアの問答無用の弾圧に耐えかねて暴動が頻発するチェチェン共和国に関係していると匂わせていますが、本当にそうなのかどうか。

その後のニュースでも、チェチェンの軍人が関与していると匂わせていますが、もちろんこれも慎重に判断したいものです。ロシア国営放送・新聞の報道をそのまま真実だと思うところに、心の油断が(大笑)。

近年、ロシアや中国では

武力占領しているイスラム教信者が多い地域、特にロシアのチェチェンや中国のウイグル・チベット地区での反政府運動・反弾圧行動が活発で、ロシア・中国の弾圧人権無視が白日の下にされされています。

よって私は、ロシア連邦や中国が強引で不法な占領をやめて、たとえば中国の人民解放軍が撤退して、真の解放とし(笑)、これらの地域が平和的に独立するのを支持しております。

世界中のどこに「中国人民解放軍」に「解放」されたいと思っている人がいるのでしょうね。中国にさえもいませんよ! 

中国語では一体、「人民」とはど~ゆ~意味か、「解放」とはど~ゆ~意味か。間違いなく、「中華の独善を象徴する落語のようなあやしい定義」があることでしょう(大笑)。

ただし

イスラム地域の独立を心から願うことが、昨年2014年から活発になってきたイスラム過激派のテロを支持することにならないか

これが気になる昨今です。

ロシア・中国は、自分の弾圧を棚に上げたままイスラム過激派に神経をとがらせ、占領しているイスラム教系地域の独立を支持する人に対して「イスラム過激派を擁護している、つまりテロを支援している」と筋違いにののしるチャンスをうかがっている

これを決してお忘れなく。ののしられてからでは、もう遅いかも。

それほど「自分を省みる訓練がなく、平気で天につばする」人たちなのですから。

ロシア・中国を利することになるならイスラム教系地域の独立を支持しないでおこう、と考えがちですが、これのほうがもっとロシア・中国を利することになってしまうかも(笑)。

複雑でおぢゃりますな。

まとめると

ロシアや中国は「イスラム過激派が影響力を拡大しない」ことを切に願っているでしょう。そしてこれが、私と「ロシア・中国」の間に存在する唯一の共通点だったのです(大笑)。


ロシアや中国や北朝鮮、そして韓国には冤罪(えんざい)などあり得ないのです。 

広辞苑第六版

えん‐ざい【冤罪】無実の罪。ぬれぎぬ。「―を晴らす」