カンムリワシ、ワシは名ばかり、言うばかり

20年前探せばカンムリワシがいて、10年前そこにはカラスがいて、いま両方ともいません。よって最近ではそれ以外の話題に。

なおも続く寒波

2015年01月04日 06時30分22秒 | 科学(気象)

沖縄をのぞく46都道府県で

「最低気温」が10℃を下回っている本日(2015/01/04)4:00現在です。その沖縄(那覇)でも10.8℃という低温。ひょっとしたら異常寒波でしょうか。

ここ石垣島でも、今冬最低とは言えませんが、16.4℃〔室内では20℃を超えている〕という寒さになっています。

なお都道府県庁所在地を度外視して観測地点全てでは

雄武おうむ:北海道紋別郡〕の -17.9℃

となっております。GoogleEarthで現わしてみました。


余談ですが・・・・  ←あんたの噺はすべて余談ぢゃ?

郵便番号データ2014年10月31日版〔日本郵便〕によれば、全国の市区町村名に「」がつくのは以下だけです。読み方が異なりますね。なおその下の地名では調べていませんが、もっと多いはずです。 

    1. 北海道紋別郡雄武町 もんべつぐんおうちょう
    2. 千葉県山武市 さん
    3. 千葉県山武郡 さんぐん
    4. 東京都武蔵野さしのし
    5. 東京都武蔵村山市 さしむらやまし
    6. 愛知県知多郡武豊町 ちたぐんたけとよちょう
    7. 山口県阿武郡阿武町 あぶぐんあちょう
    8. 佐賀県武雄たけおし
    9. 沖縄県国頭郡金武町 くにがみぐんきちょう

読みとしては、「む」「ぶ」「たけ」「ん」ですが、特筆すべきは次でしょうか。

  • 千葉県では、山武市(さん)と山武郡(さん)の2つがあること。

こちらによれば、古くは「さんむ」だったとのこと

  • 沖縄県では、金武町(きん)と読ませること

北海道に似て沖縄には、このほか、保栄茂(ビン)・勢理客(ジッチャク・セリキャク)など、おもしろいけれども難読の地名が多くみられますね。

勢理客も、浦添市〔うらそえし〕では「じっちゃく」と読ませ、今帰仁村〔なきじんそん〕伊是名村〔いぜなそん〕では「せりきゃく」と読ませています。これだから地名はわからない(笑)。

東北の秋田の人は地元秋田を「あきた」ではなく「あちた」と発音するようですが、沖縄でも北谷を「きたたに」ではなく「ちたたん→ちゃたん」と読ませたり、勢理客を「せりきゃく→しりちゃく→じっちゃく」と転嫁して読ませるところも出てきたのでしょう。

「か」行の「き」が「た」行の「ち」に変化するという意味では、東北も沖縄も似ていると言えます。大陸より進出した弥生文化に押されて北と南へ移動せざるを得なかった古来縄文文化の名残なのでしょうか。

    • 東北の例 あた   → あた   秋田
    • 沖縄の例 たたに  → ゃたん  北谷
    • 沖縄の例 せりゃく → じっゃく 勢理客