1960年、日本で初めてとなる、ひらがなだけの名前がつけられた、青森県の都市はどこでしょう?
・つがる市
・にかほ市
・いわき市
・むつ市
→ むつ市
1959年9月、田名部町と大湊町が合併して「大湊田名部市」が誕生しました。この市が翌年の8月1日に全国初のひらがなの市、「むつ市」として再出発したのです。
青森県のつがる市は、青森県にありますが、平成17年(2005年)にできた市。
木造町、森田村、柏村、稲垣村、車力村が合併し発足した。
秋田県南西部のにかほ市は、平成17年10月1日に由利郡仁賀保町・金浦町・象潟町が合併し発足した。
福島県の浜通り南部にあるいわき市。
中核市に指定されており、福島県内で最大の面積を持つ市である。
1966年10月1日の合併の時、「いわき」の漢字表記は「岩城」「磐城」「石城」であるが、歴史で変遷があったため、政治的な判断で、ひらがな表記となった。
閑話休題:
「むつ」と平仮名だったのはが、漢字の「陸奥」では、読めないためと考える。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%99%B8%E5%A5%A5%E5%
Wikipediaによると、当初は「道奥」(みちのおく)と呼ばれ、平安時代まで「陸奥」(みちのく)とも呼ばれた。その後は「陸奥国」(むつのくに)と呼ばれた。
なお、「陸奥」の名称と由来も書かれている。
『古事記』には「道奥」とあり、『日本書紀』は「陸奥」が多いが古い時代に「道奥」もみられ、ともに「道奥」を「みちのおく」と訓じる。『和名抄』は「陸奥」を「みちのおく」とする。「道」は古い時代には「国」と同義に使われており、「道奥」の語源は「都からみて遠い奥」にある国の意である。「道」を「陸」にかえた積極的理由はわからないが、常陸国の場合と同じく、「陸道」の意であてたものであろう。平安時代の和歌で「陸奥」は「みちのく」として詠まれていた。「みちのく」は「みちのおく」が訛って縮まったものである。
「みちのく」が「むつ」に変わった事情には、江戸時代から二説ある。一つは陸が六の大字として用いられることをふまえて、陸を六と書き、それに訓読みをあてて「むつ」にしたというもので、本居宣長が『古事記伝』で唱えた。陸州は古代・中世によく使われた略し方で、「六奥国」「六奥守」「六国」という書き方も平安時代にはあった。もう一つは「みちのく」が「みちのくに」になり、「むつのくに」に転訛したという説で、保田光則『新撰陸奥風土記』にある。「みちのくに」は『伊勢物語』などに見える。