開始の挨拶
車いすも体験する避難訓練
夜中の2時ごろは音を出して降る雨だったので中止も覚悟したが、明るくなる頃に雨はやんでくれたので、自治会のミニ防災訓練は予定通り開催することが出来た。会場の公園には心配した水溜まりもないので、木陰にブルーシートを敷くことが出来た。
昨夜から準備を始めたのでもち米は洗っているし、餡なども用意してある。また初めて抽選会をやったが、その賞品はアクアユーカリの回数券には有効期限がある。中止の場合、秋まで置いておくことが出来ないのでまちを守る会の会員に売りさばかなければならない。
そんな心配を払拭してくれたのだから蒸し暑さにも文句は言えない。すでに書いたように住居のブロック別に仕事の分担を決めて、参加者に作業をしてもらった。テント張りなどもスームースにはできないが、コツのいる仕事であることを知ってもらったことに意義がある。
同じようにクイックブースも組み立てたし、穴を掘って簡易トイレも作った。また食事班は暑い中、餅をついてくれた。餅つきはいつも打ち手の高齢化を心配しているのだが、そこはうまくできたもので、今回は若いお父さんたちも参加してくれた。
抽選は当選した人に出てきてもらって渡したのだが、常連のジジババさんは若い人が増えたと驚くとともに喜んでいた。家を取り壊し新築するところが少しずつ増えてきた効果だろう。
お祭り的な防災訓練なので参加者も多いとは思うが、250名を超える方々が集まり、ご近所でも久しぶりと声を掛けながら話し合っている人たちが多かったので、”ご近助力”を深めるという目的は果たしていると自画自賛している。
黄色いリボンの掲示率は88%。旅行で留守にしている人や、病院、施設に入っている人を考えればこれが限界だと思っている。ともあれお餅を食べ、笑顔で帰ってもらう防災訓練だった。