午前6時40分のご当地の気温はマイナス8度。
ちらちら細かな雪が降り出しております。
きのうは午後から吹雪の予報でした。
覚悟しておりましたがほんの短い時間で済んだ。
きょうも同じく吹雪の予報ですが、外れてくれると嬉しいけど、どうだろか?
午前中に出かけなければならないので、吹雪は困るんだけどなぁ~
そんなこんなのきのう夕方、久々に倶知安町内の温泉に出かけました。
地元客が中心の温泉ですが、土曜日とあって日本人スキー客の姿も多かった。
また男湯には、中高年の欧米人も5~6人来ておったです。
どんな感じで入浴するのか、ちらちら見ておりましたら、ちゃんと掛け湯をしてから入浴し、タオルも湯に浸けたりせず頭の上にちゃんと置いていた。
ときおり、マナーを知らないニッポン人がおりますが、しっかりマナーを守っておったので、この外国人グループにたいした好感を持ったのでした。
少々寒気がしておったおぢですが、ゆったり浸かってすっかり温まった。
倶知安温泉はたいした温まる温泉なのだ。
そそくさと着替えて、引き戸を開けて廊下に出た。
その途端、引き戸が「ガタン!」と外れたのでした。
「あれ、やっちゃたか!?」と風呂道具を廊下に置いて、戸を直そうと思ったら、内側で大男の影がウロウロしておった。
そうこうしておるうちに、小柄なデブチン男が引き戸を持ち上げて、レールに乗っけ、引き戸は元に戻ったのでした。
どうやら、おぢが引き戸を閉めたあと、外国人が戸を外してしまったようなのです。
それをニッポン人客が直したってこと。
で、その中年の外国人、友人の待つロビーへ行って、その友人に何やら苦笑いしながらこそこそ小声で話しておる。
漏れ聞こえたのはこんなこと。
「スライドドアだったの忘れて、引っ張ったらドアが外れちゃった。だけどニッポン人が助けてくれた」ってな具合。
ドアというものは、引くか、押すか、いずれかというのが欧米の常識。
ふすまなどニッポンのスライド式の扉はまことにめずらしいわけです。
ついでながらこの中年男性、戸を外したのは「これが2回目」とも。
さすがの友人も苦笑いしておりました。
これも異文化コミュニケーション、彼らにとっては楽しいニッポンの思い出となるのでしょうね。
そのロビーでおぢはハニーさんが出てくるのを待っておったのですが、そこへ次々外人さんが温泉にやってきた。
大きな耳のウサギちゃんの被り物をした若い男性もおった。
たぶん、その格好で滑っておるのでしょう。
「ふふっ!!」と笑ってしまったおぢ、そのウサギ男の背中を見て、またまた「ふふっ!!」と笑ってしまいましたわ。
なんとまぁ!! 刀を背負っておるのです。
どこぞのお土産店で買い求めたのでしょうけど、刀を背負った「西洋ウサギのニンジャ」ですわ。
なんとも楽しそうだ。
温泉を出て、夕食は久々に「回転寿司」へ。
英語でいうところの「すしトレイン」ですわ。
こちらも外国人が詰めかけておりました。
で、カウンター席であれやこれやおいしくいただいたのです。
ところが、隣のボックス席に外国人男性が、ひとりメニューを見たりしながら、延々と挙動不審なのです。
注文するわけでもなく、回ってるお寿司を手に取るわけでもない。
とうとう何も注文しないまま、外に出て行ってしまったのでした。
「帰ったのかなぁ?」とハニーさんと話しておったら、すぐさま戻ってきた。
で、相も変わらず挙動不審を続けるのでした。
気になるので、おぢはとうとうつたない英語で話しかけましたわ。
喋ったのは「飲み物を注文したい」「もうすぐ友人が来る」
なるほどってことで、とりあえず湯呑にお茶を入れてあげたところで、その友人がやってきた。
彼らはなんども「すしトレイン」に来ておるらしく、わさびを別に注文したり、流れる寿司を次々手に取ったり。
そこでようやく先ほどの男性の表情も和らいだのでした。
メデタシ、メデタシ!!
ってことで、夕方の数時間になかなか面白い出来事に出くわしたきのうのおぢなのでした。