おぢのニセコ山暮らし

山暮らしと世間のあれこれを書き綴ります

TPP強行採決の愚、売国奴に成り果てた安倍政権

2017年02月06日 | Weblog

 

午前8時半の気温はマイナス1度。

お天気は薄い曇り空で雪も降っておりません。

2月もまだ初旬というのに、「春近し」を感じさせる朝でござる。

上の写真はきのう撮った羊蹄山でござる。

おぢはというと、就寝しておった午前2時過ぎ「ゴホゴホ」咳が出始め、喉の痛みと気管支のあたりの違和感で、「こりゃ風邪をこじらせたか?」という大不調。

ひどい汗もかいておったので市販の風邪薬を服用して寝ましたわ。

内心「朝はちゃんと起きるのはムリ。月曜は寝込むんだろなぁ、、、」と少々弱気でござった。

ところが、そこからしっかり就寝、目が覚めたのは午前7時を回っておりましたが、意外に調子がいいのでびっくり。

ハニーさんの言うことを聞いて、ムリせずそのまま布団にもぐって、8時過ぎに朝食をいただいたところですわ。

食欲も落ちてないし、喉の痛みもないし、気管の辺りの違和感も少ない。

きょうは当ブログを書いたら、おとなしく寝る予定です。

それにしても大事に至らずホッとしておる月曜の朝でござる。

ところで、

TPPでござる。

トランプさんのおかげで「TPP」は成立しませんでしたが、この先はアメリカとの2国間交渉になる。

そうなるとTPPを国会承認したニッポンは、「TPPを土台に、さらに進んだモノ」をアメリカから要求されるというのが大方の見方だ。

つまり、この先行なわれるであろうアメリカとの2国間交渉は、双方ゼロからのスタートではなく、ニッポンだけTPPが土台になっちゃう。

TPPを前提にして、アメリカはさらなる要求をしてくることになるわけだ。

国会でのTPP強行採決、「交渉事」のイロハを知らんど素人のやることですわ。

おバカなことを国会で強行採決したもので、安倍政権、売国奴のそしりは免れん。

そこで、

北海道がんセンター名誉教授の西尾正道さんという方が、「TPPがもたらす医療崩壊と日本人の健康問題」という投稿を、北海道医師会の会報である「北海道医報」に掲載しておったので、少々旧聞ではありますがご紹介じゃ。

これによると、米国の家庭が破産する理由の62%が医療費なのだそうな。

そして、TPPに関して米国の製薬会社や医療業界がロビー活動に費やした金額は5300億円だそうだ。

TPPはダメになったわけですが、今後の2国間交渉では当然のことながら、医療費問題が大きく浮かび上がる。

なにせ米国の製薬会社などは5300億円もこれに費やしておる。

「アメリカンファースト」は「アメリカ企業ファースト」でもあるわけで、放置するはずがない。

実際、2012年3月に発効した米韓のFTAでは、「韓国の医療費は2年間で2倍」になったというからビビります。

また、

TPPの問題は医療費だけではないと、西尾名誉教授は申しておる。

米国では牛の生産性を高めるために、女性ホルモンが大量に入ったエサを与えて飼育した牛肉を輸出しておる。

このホルモン入りのアメリカ産牛肉は安くて旨いわけですが、この40年間でアメリカ日本ともに牛肉の消費は5倍で、ホルモンに関係したガンもきっちり5倍になったそうだ。

狂牛病問題でもデタラメだったアメリカ産の牛肉は食べません。

狂牛問題なんぞ全くなかった安全なオーストラリアの牛さんはいただきますけどね。

この問題も2国間協議で再浮上してくる。

また遺伝子組み換え作物の問題もある。

遺伝子組み換え作物はアメリカのバイオ企業「モンサント」がほぼ独占し、ニッポンでは「ラウンドアップ」という除草剤が知られておる。

モンサントは、ベトナム戦争でつかった「枯葉剤」を製造していた企業で、枯葉剤の影響とみられる「ベトちゃんとドクちゃん」は双子はくっ付いたまま生まれるという悲劇でしたわ。

遺伝子組み換え作物で最も普及しておるのは大豆とトウモロコシ。

そもそも、アメリカでは大豆とトウモロコシは人間の食べ物ではなく家畜のエサじゃ。

だから遺伝子組み換えでいいと思っておるけど、ニッポンでは大豆は、納豆や豆腐、味噌、醤油の原料。

枝豆だっていわば大豆の赤ちゃんだ。

さらにトウモロコシは、ニッポンではコーンスターチとして多くの食品で使われておる。

そして、この遺伝子組み換え食品には発がん性が観察されておるという。

ラットの実験では遺伝子組み換えトウモロコシの投与群では、4ヶ月目で腎臓がんや肝臓がんが発生。

11ヶ月目からは爆発的に増加したそうですわ。

西尾名誉教授によると、モンサントの社内食堂では遺伝子組み換え食品は禁止されてるそうだから呆れます。

さらにEUなど欧州では、遺伝子組み換え食品は禁止され、販売されておりません。

ニッポンには遺伝子組み換えした大豆もトウモロコシもスルー、これをさらに緩めることも議題に上るでしょう。

ほかにも「ポストハーベスト」の問題がある。

アメリカからの輸入農作物は、カビを抑えるため、ポストハーベスト農薬を散布する。

ポストハーベストですから収穫後に散布する農薬ですわ。

しがたってアメリカ産のレモンなんぞ、皮は怖くて食べられません。

輸入小麦も、輸入ジャガイモもヤバい。

TPPで緩和されるとするこれらの規制が、2国間協定ではさらに緩和される危険が出てくるわけだ。

ほかにもミツバチが大量死するネオニコチノイド系農薬など健康を脅かす問題がある。

ニッポン人の安全と健康を守るのが、政府の大事な仕事だけれど、これが脅かされる。

これを売国奴と言わずなんというのでしょう…